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2021年06月02日(水) ■ |
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「大厄」は、男女とも61歳ではないか |
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厄年といえば、神社の初詣に行きながら確認するもの、 それくらいのことと考えていたけれど、 最近、身近な人が体調を崩したり、他界したり・・と あまり、いい話を耳にしないので気になっていた。 そんな時「しもちゃ〜ん」と後輩に呼び止められて、 また年齢の近い先輩が体調不良だと教えてもらった。 そこで、何か原因があるのかも・・と調べてみたら、 厄年とは、数え年で男性が、25・42・61歳、 女性が、19・33・37・61歳になる1年間のことを呼び、 その前年を前厄、後年を後厄として、 それぞれ、3年間の注意を促している。 中でも男性42歳、女性33歳は「大厄」と呼び、 特に注意が必要な年齢、としている。 厄年の時には変化や人生の転機が訪れる人が多いと言われ、 予期せぬ災難にあいやすく、 この年齢での進学・就職・転職・昇進・退職・結婚・出産など、 体調や精神的にも落ち着かないことが増える傾向にある。 この説明に、妙に納得はしたが、 「大厄」は、男女とも61歳ではないか、と感じる。 生活スタイルも変わり、女性も定年まで働く人が増え、 40年近く働いた疲れがどっと出たり、精神的にホッとしたり、 心身ともに、大きな変化を感じる年齢が、男女とも61歳。 この前後の3年間、60歳〜62歳の過ごし方は、 本当の意味の「大厄」として意識し、 63歳以後は、毎年「後厄」が続く、と考えながら、 丁寧に生きていくしかないんだよなぁ。
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2021年06月01日(火) ■ |
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ブラシの上にのせようって固定概念が間違ってたんだね |
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映画「解夏」(磯村一路監督)から。 タイトル「解夏」の意味を説明すると、多くの文字を要するし、 単なる解説になってしまうので、ここでは紹介しない。 視力を失う難病に冒され、不安いっぱいの主人公に、 すでに視力を失った先輩(汗)のアドバイスが面白かった。 「こんなこと慰めでもなんでもないんだけど・・」と語り出し、 「私失明して困ったことはたった1つです。一つっきゃなかったですよ」 「それってなんですか?」という問いに、先輩の彼はこう答えた。 「あのね、朝、歯磨こうと思ったら、 歯ブラシに練り歯磨きを上手にのせられないんですよ」と。 そして、こう続けた。「だけどありゃ、なんだね、 ブラシの上にのせようって固定概念が間違ってたんだね。 翌日には解決しましたよ。 なに、先に練り歯磨きを口の中に入れちゃえば済むんですよ。 この程度のものですって言いたいね」と笑う。 だから、不安になることはないよ、そう言ってくれた。 今までと同じ生活ができないというだけで、 何もできなくなるというわけではないんだ、と強く励ました。 目が見えている時の固定概念を、それまでのプライドを捨てて、 どれだけ崩せるかが、これからの生きるコツだ、と伝えた気がする。 早速、目をつぶって歯を磨いてみた・・なるほど、そういうことか。
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2021年05月31日(月) ■ |
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自分の好きなものぐらい自分で守らなくてどうするのよ |
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NHKラジオ番組「FMシアター」から。 毎週週末の夜(土曜日)、耳で味わう珠玉の物語を届けてくれる劇場、 それが最近おきり入りの「FMシアター」 独創性溢れるオリジナルが私の脳を楽しませてくれる。 今回は「新撰組・土方歳三」が、幽霊として現代に復活し、 五稜郭の舞台、函館が大混乱になる。 最後は、多くの幽霊たちと、函館市民が戦うところまで発展する設定。 しかしメモした台詞を後で読み直すと、 まちづくりのヒントになる視点がいっぱい詰まっていた。 「自分の好きなものぐらい自分で守らなくてどうするのよ」 「人は生きてる間しか夢はみられないんです。みてはいけないんです」 「この時代のことはこの時代の人間が守る」 「なんだかよくわかんないけど、せっかく自分の手で守った街なのに、 出て行くのはどうかな?と思って・・。 この街のためになんか頑張りたくなっちゃった」など。 極端な人口減で寂れていく函館を出ていこうとしていた女性が、 この事件をきっかけに、転出を考え直すシーン。 「郷土愛の醸成」など、カッコいい言葉はいらない。 本気で消滅の危機感を感じ、必死に守ろうとしたこと自体が、 彼女に、郷土愛が芽生えた・・そういうことなんだと思う。 全国で、人口減対策として、移住・定住を促進する施策が花盛りだが、 まずは、今住んでいる住民を留まらせる施策の方が大切だ、と 最近、特に思う。 彼ら彼女らが、本気で住んでいるまちに愛着を感じたら、 その魅力を外に向けて発信してくれるはずだから。
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2021年05月30日(日) ■ |
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今更だけど・・無症状感染ってなに? |
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コロナ禍の中、いろいろ考えることが多くて、 なんだかモヤモヤした気持ちを抱えながら、床に入った。 ワクチン接種のこと、PCR検査のこと、感染拡大のことなど、 この1年半の慌ただしい動きを振り返りながら、 今更だけど、いくつかの疑問が残ったので、吐き出してみたい。 一番の不安は、PCR検査がコロナウィルス感染用の検査でないこと。 毎日、都道府県の感染者数で一喜一憂しているが、 分母が表示されないのは、なぜなんだろうか?って思うこと。 何人検査して、そのうち何人が陽性で、 なおかつ何人が無症状だけど陽性反応があった、という数字が欲しい。 分母が違う感染者数だけを発表されても、統計として使えない気がする。 それは、外国の感染者数でも同じなんだけど・・と。 それよりもわかりにくいのは「無症状感染」って単語。 症状が出ない感染ってどういうものなのか、って未だにイメージできない。 小さい頃から、病気って症状で判断するものだと思っていたから、 どうもピンとこないのかもしれないが、恥を忍んで聞きたい。 「無症状感染ってなに?」 誰かが言っていたけど「PCR検査陽性者数=コロナ感染者」ではない。 そこのところが、62歳の私には、わからないんだよなぁ。(汗)
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2021年05月29日(土) ■ |
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皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。 |
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緊急事態宣言が出されるたびに、延長されるたびに、 菅総理や知事、首長から発せられる、お決まりのフレーズ。 それが「皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます」 あまりに、繰り返されてしまっていて、挨拶の枕詞、 「日頃のご理解とご協力に感謝申し上げます」とペアで、 挨拶の常套句として使われる存在となっている。 今年は、流行語大賞にノミネートするくらい、何度も耳にする。 首長でもない行政職員が、住民の前で挨拶する時は、 このふたつのフレーズは、欠かせない。 逆に、このフレーズの間に、気の利いた話題を挟めば、 とりあえず、挨拶に聴こえてしまうから、不思議だ。 (私も現役の時は、よく多用しました。(汗)) だから本当の意味で「ご理解とご協力をお願いする」のであれば、 もう少しインパクトのあるフレーズを使わないと、 こちらはお願いされた気にならない。 ボキャブラリーが少なくて、うまく表現できないけれど、 (国民)住民に「本当に困っているから、行動の自粛をして」を伝える、 何か違った角度からの表現が欲しいと思う。 それも、行動自粛の意味を理解しない・できない人たちや、 それでも協力をしない、と言い切る人たちに、 その切実なお願いが届く周知方法を選択して欲しい。 なんなら、国民から公募してもいいのでは・・とまで思う。 今こそ「言葉の力」に頼って欲しいなぁ。
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2021年05月28日(金) ■ |
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水が怒るんと違いますかのし |
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NHKラジオ番組「朗読」から。 この番組は、明治以降の日本文学、西洋古典の翻訳を中心に、 著名俳優やアナウンサーの朗読で名作の息づかいを感じられる。 名作をたった一人で朗読するだけの番組だけれど、楽しい。 今回は「有吉佐和子作『紀ノ川』」の一節、 作品の舞台が、紀州和歌山であり「小さな川の流れを呑みこんで しだいに大きくなっていく紀ノ川のように、 男のいのちを吸収しながらたくましく生きる女たち」の物語だが、 明治・大正・昭和の時代背景をよく表している。 明治時代「紀の川」は、頻繁に氾濫を繰り返して、 下流域の住民を苦しめたようだ。 夫のけんさくが「どうして、氾濫が多いのかな」と首を傾げると、 妻のはながサラッと、こう答える。 「豊かな紀の川を豊かに使わんので、水が怒るんと違いますかのし」 歩きながら聴いていた私は、立ち止まってメモをした。 「川」とか「水」に関する表現に、敏感に反応してしまう。(汗) 「〜のし」というのは、紀州和歌山の方言なのか、 何度も耳にしている間に、違和感なく聞き流せるようになった。 さて、本題のフレーズ。 「豊かな川の氾濫は、豊かな生活になるよう利用されないから、 怒って氾濫する」という視点が気に入った。 せっかく「日本一の湧水量を誇る、自然豊かな柿田川」も、 「地元に住んでいる人々の生活が豊かになるように使わない」と 怒って氾濫するかもなぁ、と思った。 柿田川は、全て湧水だから氾濫することはないんだけど。(笑)
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2021年05月27日(木) ■ |
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不倫ってさ、恋じゃないでしょ |
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映画「昼顔」(西谷弘監督)から。 物語の内容はどうであれ、不倫をテーマに描かれた作品。 それは、男女の永遠のテーマなのかもしれないが、 ハッピーエンドの結末だけは、映画とはいえ、認めたくない。 映画をそういう視点で観ることは、おかしいのかもしれないが。 しかし不倫に関するメモは、けっこう多かった。 「純愛ごっこのつもり?」「ばっかみたい、何2人で酔ってんの?」 「男は いくつになっても人のものが欲しい。 で、女は奪われるとすごく愛されていると勘違いする。 だから結婚したって、不倫がやめられない馬鹿が多いんじゃない?」 「なんか、ダッさぁ。だって不倫ってさ、恋じゃないでしょ」 「お前たちが楽しんでいる裏で、全てを失う人間がいるってことだよ。 そういう人間の痛み、考えたことないだろ? そのくせして、彼がどうしたとか奥さんと別れてくれないとか、 気持ちよくしゃべり倒しちゃだめよ」 「泣けば・・・泣いても罪は許されないけどね」 物語は、意外な方向へ展開するけれど、仕方ないのかな。(汗) 不倫している人たち、この作品、真っ直ぐに観られるのかな。
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2021年05月26日(水) ■ |
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女性はなぜ (検索) |
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短い時間が空くと、時代の流れが知りたくて、 インターネットの「検索」遊びをすることがある。 先日は「女性」をキーワードに「女性はなぜ」と打ったら、 頻繁に検索されるフレーズがいくつか候補となって出てくる。 「女性はなぜ」と続くフレーズは、 「活躍できないのか」「化粧するのか」「生きづらいのか」 「スカートなのか」「甘いものが好き」「便秘」「おしゃべり」など 女性の不思議さを検索する日本人が多いことを知った。 特に「女性はなぜ活躍できないのか」「女性はなぜ生きづらいのか」 この2つのフレーズは、笑い飛ばすわけにはいかない。 この2つだけは「男性による検索」ではなく「女性自身の検索」だと 感じたからだ。 2016年4月「女性活躍推進法」などが法整備されてから、5年。 いまだに、こんなキーワードで検索する女性が多いことを、 政府は認識すべきだと思う。 なんとこの法律、短期間で集中的に行う必要があるから、と 10年間の時限立法であるから、すでに折り返しを過ぎた。 あと5年後、この一言が笑い話になっていることを願いたい。 ちなみに「男性はなぜ」と入力したら「浮気する」のみ。 これも、女性の検索かなぁ。(汗)
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2021年05月25日(火) ■ |
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首長のフライングワクチン注射 |
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巷で大騒ぎとなっている「首長のフライングワクチン注射」 「しもさんは、どう思う?」というメールが届いたが、 「私は、いいと思うよ。行政の判断をする立場の人が、 コロナに感染して、身動きできなくなったら、困るでしょ」 と、私の基本的な考え方を返した。 ただ、私も医療関係者だ・・とか、廃棄する分だから・・とか いろいろ言い訳をするから、おかしなことになる。 医療関係者より優先して、注射してもおかしくない、とさえ思う。 一番ダメなのは、道理の通らない言い訳をした上に、 三役「市(町)長」「副市(町)長」「教育長」が一緒に注射したパターン。 この自治体の危機管理能力はどうなっているんだ?と思うから。 飛行機のパイロットは、機長と副機長は、もしもの時のために、 同じ行動をしない、同じ食事もしない、という話を思い出した。 そういえば、都道府県知事のワクチン接種はどうなのか? していなければ、優先して注射をすべきではないだろうか。 これからもっともっと大変になる立場だからこそ、 優先して注射をすべき・・というのが私の考え方。 自分がコロナウィルスに感染したら、民が困る・・と、 自信を持って言えるならば、逆に接種しなければいけない。 「首長」に「なぜワクチン注射をしないんだ?」と 住民が催促するくらいの雰囲気になるといい。 国会議員や都道府県知事、首長らが、民に「忖度」しているなんて、 やっぱり、おかしいよなぁ。
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2021年05月24日(月) ■ |
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ワクチン注射は、若い人からでいいのに・・ |
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異論反論を覚悟で書くとすれば、 「ワクチン注射は、若い人からでいいのに・・」と言いたい。 まず、あまり病気にならず「かかりつけ医」を持たない若者は、 大会場で、集団注射の方が接種しやすい。 また、ネット予約も、PC・タブレット・スマホ等で簡単に済ます。 もちろん、行動範囲の広い若者が、感染を広げているのだから、 まず「若者からワクチン注射」を・・がいいと思う。 経済を支える若者だからこそ、早くワクチンを注射し、 バリバリと働いて、日本を元気にして欲しい。 自分も含め「高齢者は後でもいい・・」という理由を書きたい。 もちろん、重篤化する確率が高く不安はあるが、 日頃からの行動範囲が狭く、感染する可能性が少ない。 また、ワクチン注射も自宅から近い「かかりつけ医」で、 先生と相談しながら予約をし、接種した方が、 予約が取れない・・と大騒ぎし、ストレス溜めるよりもいい、 とにかく、注射に対する不安解消に繋がると思うから。 60年以上生きていると、いつ死んでも仕方ない・・と思うし、 それが、若い人のためならば・・と思うのは、カッコ良すぎる? 実はこれから「かかりつけ医」を探して、予約するのが面倒臭い、 そんな理由かもしれない、62歳の私がいる。(汗) まさか、選挙対策で、高齢者優先ってことはないよね。(笑)
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