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しもさんの「気になる一言」
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2021年06月09日(水)
私は保育士。パートナーはトラックの運転手。

テレビでは「日本のジェンダー意識が低い」ことを、
世界各国の外国人が指摘していた。
「LGBT」の理解も薄い・・と重ねて指摘していた。
そんなテーマで意見交換がなされ、話が盛り上がった中、
司会者がこんな質問を投げかけた。
(ちょっと曖昧な部分がありますが・・)
「私は保育士。パートナーはトラックの運転手。
一緒になる前は、2人で協力しようと約束していたのに
家事を私にばかり押し付けて困っています。
あなたはなんとアドバイスしますか?」
この回答の大事なポイントは、性別を意識しない視点。
「私」は男性かもしれないし「パートナー」は女性かもしれない、
もしかしたら、同性同士かもしれない。
「私」と「パートナー」の組み合わせは一つではない。
私は不思議なことに、このジェンター問題に引っ掛からず、
ケースバイケースだよなぁ・・と頭の中で答えていた。
先ほど、日本のジェンター意識の低さを指摘していた、
世界各国の外国人でさえ、引っかかっていたから少し笑えた。
国・性別というよりも、個人の意識の違いかな、これって。



2021年06月08日(火)
油断していい状態ではない

まだまだ収束が見えないコロナ禍の中、
それでも東京・大阪などの大都市感染者が減り続けて、
東京オリパラも含めて、新しい段階に入った・・
そう思う人がいるのも現実的であるが、
そんな日本の潮流を眺めながら、ある識者がこう呟いた。
「油断していい状態ではない」
それを耳にした私は、少し違和感を感じた。
私の知っている「油断」って、
「気をゆるすこと。たかをくくって、注意をおこたること。
ぬかりがあること。不注意」などが主な意味で、
「油断できない」とか「油断してはいけない」と使い、
日頃から「油断」しないような生活をするのが常で、
決して「油断していい」という言い方はしないからだ。
感染者が減ってきたからといっても、
今までと同じように感染対策をして
「気を抜いてはいけない」そんな意味で使ったと推察するが、
さすがに「油断していい状態ではない」は気になった。
あまりに何回も、コメントを求められているから、
「油断」してしまったのかな。(汗)



2021年06月07日(月)
強い相手とやったほうが面白いから

映画「AWAKE」(山田篤宏監督)から。
主役は「世界を変える」のフレーズがお似合いの、吉沢亮さん。(笑)
私の場合、囲碁だと全くわからないけれど、
将棋なら、駒の動かし方くらいならわかる知識があるため、
予想以上にのめり込んだのかもしれない。
幼少の主人公ふたりが、将棋会館の前で初めて出会うシーン。
まだライバルになることも知らないのに、こんな会話をする。
「きみ強い?」「まぁ」「よかった」「えっ?」
「強い相手とやったほうが面白いから」
そして中盤にも違った場面で、
「やっぱり強い相手とやりたくなるのは、
棋士の本能なんじゃないのかな」という台詞が飛び出す。
さらに「勝ちたいと思って対局に臨まない時が来たら、
僕は棋士を止めないといけないと思っています」
誰よりも強くなりたい、それも一番強い相手を倒して、
胃が痛くなるような緊張感を味わいながらも、駒を動かす。
しかし、弱い相手とやって勝っても面白くない、
強い相手とやって勝つことが面白いんだ、と言い切れる
この境地を、本当に小さい頃から感じていたとしたら、
その考え方こそ「名人」を生み出す考え方なんだろうな、と思う。
ラストシーン。戦いを終えた2人に対して
「もっと自由な場で戦わせてやりたい、と思いました。
将棋は本来、楽しいものですからね」と先輩棋士がコメント。
楽しい将棋を強い相手とやったら、最高に面白いんだろうなぁ。



2021年06月06日(日)
新聞記事の検索、図書館でしよう

先日、ある記事を探しに、新図書館へ足を運んだ。
我が町の図書館には、地元紙の「新聞記事」を
好きなキーワードで検索できる「日経テレコム」という
システムが導入されており、日付等がはっきりしない場合、
想定される日にちを、何日もペラペラとめくらなくても済むし、
以前からとても便利に利用させてもらっていた。
図書館は、書籍の貸出、返却だけが仕事ではなく、
それ以上に大切なのは、利用者の「?」に答える、
リファレンスに代表されるサービスなんだと思う。
逆に、新聞記事の検索方法を告知し、利用してもらうことで、
住民が自ら探すことを覚えることに繋がるんだし・・。
本を探す楽しみと同様に、記事を探す楽しみを知って欲しい。
だから、もっともっと、告知をして欲しいなぁ。
私が使いたい時に、使えなくなると困るけど。(汗)

P.S.
検索できた記事を容易にプリントアウトできれば、
もっといいのになぁ。



2021年06月05日(土)
県知事候補の公約、横文字・英単語が多すぎる

四年に一度の静岡県知事選挙が近づいてきた。
今までの実績だけではなく、これからの公約を比較して、
これからなってほしい静岡県の未来像をイメージし、
自分の考えと合っている候補者に投票したいと考え、
選挙広報、新聞、インターネット等で情報を収集しているが、
横文字の単語が溢れて、意味不明の公約が羅列されている。
ほんの数年前まで、地方公務員であった私がこう思うのだがら、
私の親世代にとっては、カタカナ表記の単語が並んでいるに過ぎず、
結局は、優しそう、明るそうなどのイメージ、人柄が先行してしまう。
もちろん、選挙権の幅が広がった若者たちにも、難しいと感じる。
老若男女が有する選挙だからこそ、通訳が必要になる横文字・英単語は
極力避けて欲しいと思うのは、私だけではないだろう。
言葉の意味がわからないということは、公約を比較することもできない。
それは、静岡県民の老若男女に対して優しい、とは言い難い。
長年政治の世界に身を置く自分たちだけがわかる公約こそ、
住民の目線に立っていないことを、早く気づいて欲しいと願う。
あっ、久しぶりに、新聞投稿調になってしまったなぁ。



2021年06月04日(金)
63歳のテーマは「誰かのために」

元旦に考える「新しい一年の行動宣言」とは別に、
なぜか、誕生日に「○○歳のテーマ」を決めている。
今考えると、言葉遊びかもしれないが、
本当に「テーマ」とか「狙い」とか考えるのが好き、
自分でも呆れるくらいだが、そんな自分も好き。(笑)
長年書き続けている日記を検索したら、
各年齢らしい「テーマ」で、苦笑いするしかなかった。
54歳のテーマは「全国の地方新聞紙、投稿掲載に挑戦」
55歳のテーマは「55歳の1年を人生のピークに」
56歳のテーマは「あとは、ぼちぼち・・」
57歳のテーマは「おかげさまで『57歳』になりました」
58歳のテーマは「もうひと踏ん張り」
59歳のテーマは「柿田川大楽」楽長就任。(笑)
60歳のテーマは「お裾分け」
61歳のテーマは「収穫」
62歳のテーマは「リセット」
さて、63歳のテーマは・・・とずっと考えていたが、
珍しいことに、あれやりたい、これやりたい・・が
ぱっと頭に浮かんでこない。(認知症ではありません)
「無欲」というテーマも考えたが、なんだか違う。
こんなこと悩みながらも、楽しみ、面白がっている私の
63歳のテーマは「誰かのために」。
元旦に決めた2021年の行動宣言は「スローライフ」。
だから、丁寧に生きる(スローライフ)ことを念頭に、
「自分のために」ではなく「誰かのために」過ごしてみたい。
そんな1年間があってもいい気がしてきて・・。



2021年06月03日(木)
語尾に「よ」を付ければ、世界が変わるよ

久しぶりに、マッサージ機にかかりながら、
テレビを眺めていたら、ダウンタウンの松本さんが、
こうコメントしていた。
「語尾に『よ』を付ければ、世界が変わる」と。
確かに、紋切り型の言いっぱなしではなく、
たった一文字「よ」を語尾につけるだけで、
柔らかいフレーズに変わる、ということだろう。
「ね」だと、優しくなりすぎちゃうのかな。(汗)
みんなが語尾の「よ」を意識することで、
殺伐とした会話が、少しだけど、ほんわかムードになり、
コミュニケーションがスムーズになる、ということ。
最初は慣れないから「早く起きなさい」「勉強しなさい」に、
遅れてもいいから「「早く起きなさい・・・よ」
「勉強しなさい・・・よ」と付けるだけでもいい。
確かに、世界が変わる、そんな気になってきた。
さすがに、松本さん、目の付け所が違う。
私も、早速、実践してみようっと。
皆さんも、是非、実践してみて・・・・・よ。(笑)



2021年06月02日(水)
「大厄」は、男女とも61歳ではないか

厄年といえば、神社の初詣に行きながら確認するもの、
それくらいのことと考えていたけれど、
最近、身近な人が体調を崩したり、他界したり・・と
あまり、いい話を耳にしないので気になっていた。
そんな時「しもちゃ〜ん」と後輩に呼び止められて、
また年齢の近い先輩が体調不良だと教えてもらった。
そこで、何か原因があるのかも・・と調べてみたら、
厄年とは、数え年で男性が、25・42・61歳、
女性が、19・33・37・61歳になる1年間のことを呼び、
その前年を前厄、後年を後厄として、
それぞれ、3年間の注意を促している。
中でも男性42歳、女性33歳は「大厄」と呼び、
特に注意が必要な年齢、としている。
厄年の時には変化や人生の転機が訪れる人が多いと言われ、
予期せぬ災難にあいやすく、
この年齢での進学・就職・転職・昇進・退職・結婚・出産など、
体調や精神的にも落ち着かないことが増える傾向にある。
この説明に、妙に納得はしたが、
「大厄」は、男女とも61歳ではないか、と感じる。
生活スタイルも変わり、女性も定年まで働く人が増え、
40年近く働いた疲れがどっと出たり、精神的にホッとしたり、
心身ともに、大きな変化を感じる年齢が、男女とも61歳。
この前後の3年間、60歳〜62歳の過ごし方は、
本当の意味の「大厄」として意識し、
63歳以後は、毎年「後厄」が続く、と考えながら、
丁寧に生きていくしかないんだよなぁ。



2021年06月01日(火)
ブラシの上にのせようって固定概念が間違ってたんだね

映画「解夏」(磯村一路監督)から。
タイトル「解夏」の意味を説明すると、多くの文字を要するし、
単なる解説になってしまうので、ここでは紹介しない。
視力を失う難病に冒され、不安いっぱいの主人公に、
すでに視力を失った先輩(汗)のアドバイスが面白かった。
「こんなこと慰めでもなんでもないんだけど・・」と語り出し、
「私失明して困ったことはたった1つです。一つっきゃなかったですよ」
「それってなんですか?」という問いに、先輩の彼はこう答えた。
「あのね、朝、歯磨こうと思ったら、
歯ブラシに練り歯磨きを上手にのせられないんですよ」と。
そして、こう続けた。「だけどありゃ、なんだね、
ブラシの上にのせようって固定概念が間違ってたんだね。
翌日には解決しましたよ。
なに、先に練り歯磨きを口の中に入れちゃえば済むんですよ。
この程度のものですって言いたいね」と笑う。
だから、不安になることはないよ、そう言ってくれた。
今までと同じ生活ができないというだけで、
何もできなくなるというわけではないんだ、と強く励ました。
目が見えている時の固定概念を、それまでのプライドを捨てて、
どれだけ崩せるかが、これからの生きるコツだ、と伝えた気がする。
早速、目をつぶって歯を磨いてみた・・なるほど、そういうことか。



2021年05月31日(月)
自分の好きなものぐらい自分で守らなくてどうするのよ

NHKラジオ番組「FMシアター」から。
毎週週末の夜(土曜日)、耳で味わう珠玉の物語を届けてくれる劇場、
それが最近おきり入りの「FMシアター」
独創性溢れるオリジナルが私の脳を楽しませてくれる。
今回は「新撰組・土方歳三」が、幽霊として現代に復活し、
五稜郭の舞台、函館が大混乱になる。
最後は、多くの幽霊たちと、函館市民が戦うところまで発展する設定。
しかしメモした台詞を後で読み直すと、
まちづくりのヒントになる視点がいっぱい詰まっていた。
「自分の好きなものぐらい自分で守らなくてどうするのよ」
「人は生きてる間しか夢はみられないんです。みてはいけないんです」
「この時代のことはこの時代の人間が守る」
「なんだかよくわかんないけど、せっかく自分の手で守った街なのに、
出て行くのはどうかな?と思って・・。
この街のためになんか頑張りたくなっちゃった」など。
極端な人口減で寂れていく函館を出ていこうとしていた女性が、
この事件をきっかけに、転出を考え直すシーン。
「郷土愛の醸成」など、カッコいい言葉はいらない。
本気で消滅の危機感を感じ、必死に守ろうとしたこと自体が、
彼女に、郷土愛が芽生えた・・そういうことなんだと思う。
全国で、人口減対策として、移住・定住を促進する施策が花盛りだが、
まずは、今住んでいる住民を留まらせる施策の方が大切だ、と
最近、特に思う。
彼ら彼女らが、本気で住んでいるまちに愛着を感じたら、
その魅力を外に向けて発信してくれるはずだから。