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2021年06月19日(土) ■ |
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コラムは、読者と静かに対峙できる |
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以前、エッセイストではなく、コラムニストになりたい、 そんなことを書いた。 以前と言っても、新聞投稿にハマっていた頃だから、 もう何年も前のことである。 その後、なぜ「エッセイ」ではなく「コラム」なのか、 どこが違うのか、自分なりに考えてみた。 一つの題材に対して、上から下から、右から左から、北か南から、 遠くから近くから、正面から斜めから・・と視点を変えて書き、 綺麗な言葉でなく、自分の意見をはっきり書く、という意味で、 コラムの方が好きなのであるが、 エッセイは、個人の呟き、コラムは、読者との会話だと思う。 自分の意見はこうです、あなたはどう考えていますか?、という 読者への投げかけをしているのかもしれない。 そう言う意味では、胸を張って 「コラムは、読者と静かに対峙できる」から好き、 と言えるかもしれない。 まぁ私の文章の特徴として、比喩が苦手、形容詞が少ない、から、 「エッセイ」より「コラム」の方が好きなのかもなぁ。 「エッセイスト・しもさん」と「コラムニスト・しもさん」 あなたは、どちらが好きですか?
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2021年06月18日(金) ■ |
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「そうですね・・」の戸郷投手 |
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ジャイアンツの若手、戸郷投手のヒーローインタビュー。 どんな質問でも、まず口から発せられるのは、 枕詞のように「そうですね・・」で始まる。(笑) (気になりだすと、笑ってしまうくらいなのだが・・(汗)) 私は、いい意味で、この「そうですね・・」をメモした。 「インタビューアーの質問」に対して、 頭に浮かんだことを、すぐに答えるのではなく、 一度、自分の中に受け入れて・・という、 そんな姿勢が感じられるし、一呼吸置く感覚もある。 相手のペースではなく、自分のペースで受け答え、 ピッチャーには、一番大切な要素が感じられる。 もちろん、これは私の勝手な思い込みだけど、 毎回のインタビューで繰り返されるのだから、 周りもきっと、いい答えだと・・思っているんだろうな。 マニアックなメモかもしれないけれど、 「『そうですね・・』の戸郷投手」を記録に残しておきたい。
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2021年06月17日(木) ■ |
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世間は勝手に憶測をし始めるんです |
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映画「望み」(堤幸彦監督)から。 息子の同級生が殺害され、息子が事件に関与している可能性が高い。 行方不明となっているのは3人、そのうち逃走中の少年は2人。 ということは、残りの1人は殺されている可能性もある。 自分の息子が犯人(加害者)なのか被害者なのかわからない中、 犯人であっても息子に生きていてほしいと「望む」のか、 被害者であっても息子の無実を信じたいと「望む」のか。 究極の選択とも言える「望み」かもしれない。 でも私が注目したのは、憶測で誹謗中傷する世間の動き。 マスコミをはじめ、今まで親しかった人たちまで・・。 警察に対して、わかっていることを公表するように求めたが、 捜査に支障が出るから・・と口をつぐむ。 両親は苛立って、警察に再度、こうお願いする。 「捜査で分かった事が表に出ないと」と前置きをして、 「世間は勝手に憶測をし始めるんです」 警察の人も、同じ環境に置かれないときっとわからない。 世間の誹謗中傷の凄さ、嫌らしさ・・を。 象徴的なのは、犯人じゃないわかった時の掌の返し方。 息子を犯人と決めつけ罵った人達が、彼のお通夜で謝る。 「すまなかった」「すまなかった先生、この通りだ許してくれ」 物語だから、このまま終わったけれど、私なら許さない。 私はこのシーンが一番嫌いだった。 憶測だけで判断し行動すると、こんな辛い目に遭うことを もっと強調して欲しかったなぁ。
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2021年06月16日(水) ■ |
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「米」から「米プラ」 |
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ラジオから流れてきた情報。「米」から「米プラ」 新潟県はお米の産地は、誰もが認めることなのだが、 その新潟県で、お米からプラスチックをつくっているらしい。 私も以前、日本の食糧難に備えて、生産調整などせずに、 つくるだけ作って、いろいろな用途に使えばいいのに・・と書いた。 その時は「米」から「米粉」にして、米粉のパンを作ろう、 程度の発想だったが、今は、食べ物だけでなく、 プラスチックを作っている会社がある、と聴いて感激した。 お米の産地だから、当然、酒蔵も多い新潟県であるが、 吟醸、大吟醸など高級と言われる日本酒は、 お米を削って削って、ほんの一部分だけを使うので、 多くの部分を捨てることになるという。 その廃棄する部分などを使って、他の製品をつくるという。 その視点・発想が私を喜ばした。 私の興味関心は「お米から、どんなものができるのだろうか?」 コロナ禍が続き、世界からの輸入がストップした時、 やはり一番頼れるのは「お米」だと思っているし、 それが、食べ物以外のものもできるとしたら、 農家のつくる「米」は、原材料として需要拡大間違いなし。 ゆっくり、調べてみようっと。
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2021年06月15日(火) ■ |
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「ドラえもん」と「ポケモン」の違いは? |
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小学校3年生に、柿田川公園の魅力を伝える機会をいただき、 大判のボードを作っていたが、10歳にも満たない彼らに、 日量100万トン、水温が15度一定で、国指定天然記念物・・と ありきたりの説明をしても、きっとわからないだろう、と考え、 「柿川公園の秘密を探れ!」とばかり、 実は公園は自然に溢れているので、こんなポケモンが隠れているよ、 柿田川の自然とポケモンを探してみよう・・と 草や水、虫タイプのポケモンなどを中心に資料を整えた。 背の高い木には「アローラナッシー」、カニと一緒に「クラプ」、 カタツムリと「オムナイト」、珍しい石には「イワーク」などなど。 63歳の私は、もちろん全部は覚えていないけれど、 スマホゲーム「ポケモンGO」で知ったポケモンを駆使し、 子どもたちが興味を持ちそうな楽しいボードができた。 あとは、図書館で調べて、もっともっと探してみよう・・と まとめるつもりだったが、 なんと我が町の図書館に「ポケモン」の本が置いてない。 子どもフロア(1F)で検索したら「ドラえもん」はあるのに、 「ポケモン」に関する本はゼロ。 「ドラえもん」と「ポケモン」の違いは?と首を捻った。 全国の図書館の傾向なのか、各図書館独自の判断なのか、 誰かわかる人がいたら、是非、教えて欲しい。
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2021年06月14日(月) ■ |
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褒められたかったら、第二展望台へ |
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最近の私の週末は、柿田川公園の写真撮影より、 もっと楽しい遊びをしている。 それが「褒められ体験」(笑) 場所は「柿田川ブルーホール」でお馴染みの第二展望台。 観光客のフリして、青い輪を覗いていると、 柿田川公園に初めて訪れ、この湧き間を観た人は、 本当に高い確率で、驚きの声を挙げる。 この時、目をつぶって、観光客の声だけを聴いていると 「すごい」「信じられない」「きれい」「素敵」 「癒される」「ずっと眺めていたい」のオンパレード。 こんな言葉を、町のど真ん中で浴びられるのは、 たぶん、ここだけ。(汗) この年齢になると、そんなに褒められることはないから、 なぜか、自分のことではないと分かっていても、 気分が良くなり、ワクワクしている私がいた。 そういえば最近、褒められたことがないな、 そう思ったら、試してみて欲しい。
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2021年06月13日(日) ■ |
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頑張れ!!「渋沢栄一」、「論語と算盤」で切り抜けろ!! |
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久しぶりに、私の呟き。(汗) 2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」。 今回の物語の主人公は「渋沢栄一」なので、 明治維新から新しい時代を切り開いてきた彼の実績として 今の生活にも影響を及ぼした民間改革の数々が、 角度を変えて紹介されるのかと思ったら、6月になっても、 まだ「一橋慶喜」の家臣で、心配となっていた。 これから彼の転機となる「パリ万国博覧会の随員」となって渡仏、 さらに予想もしなかった、大政奉還を経て、 やっと、波乱万丈の人生が展開される。(はず) この武士の経験、確かに彼を成長させたと思うし、大切だと思うが いつまでこれが続くのだろうか・・と気を揉んでいたら、 今回のラストシーン、やっと「算盤(そろばん)」が登場した。(笑) 彼の持論である、単なる金儲けだけでは良い社会は築けず、 道徳心を持った金儲けこそ、社会の役に立つ、とした意味で、 「渋沢栄一」の代名詞となっている「論語と算盤」が、 ここにきて、やっと揃ったことになる。 前半、武士の世界で、論語というべき道徳心を徹底的に学び、 後半、その「道徳」を常に念頭におきながら、ビジネスをする。 これからも、何度もぶつかる試練に立ち向かいながらも、 「おきあがりこぼし」のように立ち上がってくる「渋沢栄一」を、 楽しみに観続けていきたい・・と思う。 これから、東京オリ・パラ開催期間の放映も心配だけど・・ 頑張れ!!「渋沢栄一」、「論語と算盤」で切り抜けろ!!
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2021年06月12日(土) ■ |
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「風林火山」の「山」担当だから、俺 |
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映画「新解釈・三國志」(福田雄一監督)から。 「三国志」関連の映画も、いろいろ観たけれど、ムキになって、 今回の作品・監督に対するレビューを読むと、残念で仕方がない。 私は、ここまでコミカルな「新解釈」も楽しかった。 だって、その時代に生きていた人が今はいないのだから、 100パーセント違うって断言できないじゃん、と思う。 劉備が臆病だったり、面倒くさがりの性格だっていい。 戦いを前に、こう言うのもアリかもしれない。 「『風林火山』の『山』担当だから、俺」 「なにそれ?」「『林』でも可能だけど・・」 「静かでいるか、動かずにいるか、ですな」 風林火山の原文の出典は「孫子の兵法・軍争篇」の一節だから、 面白い・・と思ってメモをした。 もしかしたら、日本の戦国武将、織田信長だって、 明智光秀だって、徳川家康だって、違うキャラかもしれない。 何も映画にしなくても、という人もいた。TVドラマで充分と。 こんなことを「映画化」したからこそ、私は観たのだし、 TVドラマだったら、観なかったかもなぁ。
P.S 個人的に好きだったのは「晴耕雨寝」という四字熟語。 雨の日は「本など読まずに寝る」から「晴耕雨寝」。 このネタ、いつか使わせてもらおうっと。(笑)
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2021年06月11日(金) ■ |
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気持ちで集めるなら、愛着が先。 |
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先日「ボランティア活動に、人を集めるには?」という話題で 意見交換したら、面白い話が聴けた。 例えば、花壇や公園の清掃活動。 私は、最初は、やや強制的に参加を求めても、 何度もボランティアで清掃活動を重ねていくうちに、 手入れしている花壇や公園に愛着がわき、 清掃活動が定着するんじゃないか、という話をした。 そんな考えを持っていたら、ある女性がこう教えてくれた。 「えっ、愛着が先ですよ」と。 特に公園などは、あまり制限をかけず、自由に使わせていただき、 自分たちが使える楽しい場所、として愛着がわいたら、 何も仕掛けなくても、普段使わせていただいている場所だから、 これからも使わせていただく場所だから、たまには清掃活動しよう、 そんな気持ちになる、ということだろう。 これには、目から鱗のヒントがあった。 行政経験の長い私は、どうしても「安全・安心」から入り、 「公平・平等」と続き、条例どおりに・・という方向へ向かう。 それでいて、もっと活用して、賑わいを創出して、と要望をする、 行政の悪いパターンだなと、我ながら猛反省をした。 「ボランティア」って「自ら進んで・・」って意味があることを、 この「気になる一言」でも紹介したことがあったなぁ。 「気持ちで集めるなら、愛着が先」、うん、わかりやすい。
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2021年06月10日(木) ■ |
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俳句+短歌=俳歌(短句) |
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ほぼ毎日撮影している「柿田川」を紹介するには、 情景を長々と説明するときっと続かない。 そう思い「5・7・5」の17文字、標語調で綴り始めた。 その後、季語を入れた俳句に形を変えてみたが、 毎日、季語を選ぶのに一苦労して、続かなかった。 一番しっくりきているのが「5・7・5・7・7」の短歌調。 31字あれば、それなりの景色、気持ちが伝えられるからだ。 しかし、最近の私にしては珍しく、欲が出たのか、 「俳句」の要素を、少しだけ入れたくなってきた。 そこで、考えたのが「5・7・5」の俳句と、 「7・7」を付け加えた短歌調の表現。 かといって、社会風刺や皮肉、滑稽を盛り込み、 「5・7・5・7・7」の音で構成した「狂歌」とはちょっと違う。 こういう文芸はないか、と調べてみたが、 なかなか思うような「単語」にぶつからなかった。 そこで、とりあえず「俳歌」(短句)と名付けてみた。(笑) お見込みの通り「俳句+短歌=俳歌(短句)」の造語。 「シャンプー+リンス=リンプー」 「シャンプー+リンス=シャンス」みたいな感覚。 毎回とはいかないけれど、時々、季語を入れてみたくなった。 たぶん、挫折した「俳句」への心残りかなぁ。
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