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2021年07月09日(金) ■ |
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優しいは長所、優しすぎるは短所 |
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昨日、こんなことを言われた、と呟いたら、 驚くほどの反応だったので、一言にして残そうと思う。 「しもさんの長所は『優しいところ』、短所は『優しすぎるところ』」 もちろん、面と向かってではなく、食事をしながら、 談笑する中での会話だったけれど、なるほど・・と思ったので、 「それ、メモしていい?」と断って 「優しいは長所、優しすぎるのは短所」とスマホに打ち込んだ。 「時には、心を鬼にして叱ることも必要ですよ」と付け加えられた。 定年退職してから2年、あまり「欲」がなくなってきたからか、 余計な言い争いや、トラブルを避けようとしてきたことは事実。 (特定のクレーマー対応は別だけど・・(汗)) それが気付かないうちに、声を発しない行為に繋がり、 「何をやっても叱らない人」と思われていたのかもしれない。 それは私の意に反するが、やはり適度に「自分の主張」もしないと、 周りから舐められることと理解した。 だからといって、意味もなく叱る必要もないから、 相手のためになると考えたら、ケースバイケースで叱りたい。 「あんまり強く言うと可哀想だから・・」は、優しさではない。 大切なのは、主観的な感情で声を荒げる「怒る」のではなく 愛情を持って「叱る」こと。 わかっているつもりだったんだけどなぁ。(汗) 今更、鬱陶しく思われるのも、面倒くさいし・・が本音かな。
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2021年07月08日(木) ■ |
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僕らが考えてもしょうがない世界 |
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私の大好きなラジオ番組、NHK「子ども科学電話相談」。 歳を重ねてきた私たちでは、疑問にもたないことを、 子どもたちはズバッと質問して、毎回楽しみにしている。 今回は「天文・宇宙」「科学」「岩石・鉱物」、 それぞれの専門分野の詳しい先生が、丁寧に説明し、 それでも難しければ、他の分野の先生に助け舟を出して、 なんとか答えていた。(笑) しかし、今回の「福井県の小学校一年生」の質問は、 誰もうまく説明できなかったので、笑うしかなかった。 「宇宙ができる前は、何もないって言っているけど、 何もないっていうのはどういうことですか?」 この質問を考えた彼は「僕は恐竜が好きなんですが、 恐竜の時代のもっともっと前のことを知りたいからです」 という素朴の疑問から発せられていた。 「時間がない・空間がない・法則もない世界」と定義しても、 子どもたちだけでなく、私たちでさえわからなかった。 「わかってもらえました?」「う〜ん、わからない」 「わかってもらえました?」「う〜ん、だいたい」 最後まで、まとめきれず、照れ笑い?しながら 「僕らが考えてもしょうがない世界」とまとめた。(汗) この回答を「天文・宇宙」「科学」の先生たちに求めたところが 可笑しかった。哲学とか、宗教の先生が答えた方がいいかも。 「これを質問してきてくれたことがすごいと思う」と呟いた先生方、 屁理屈で答えず「ごめん、私にもわからない」と正直に話してくれて 楽しい会話だった。是非一度、ご視聴を。
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2021年07月07日(水) ■ |
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妻が野球に詳しくなってきた |
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最近、妻が野球に詳しくなってきた。(笑) スポーツ観戦に、あまり興味を示さなかった彼女が、 メジャーリーグ、エンジェルスの大谷翔平選手を知ってから、 私が働いている平日・午前中に(笑)、テレビで生中継を観戦している。 夕食の話題が、大谷選手の活躍ぶりなんてこともあるから、 変われば変わるもんだな、と笑って聴いている。 土・日の午前中は、一緒にテレビ観戦をすることも増えた。 知らない間に、簡単なルールも覚えているけれど、 野球・ベースボールに興味が湧いたというよりも、 「大谷翔平選手」の活躍が楽しみのようだ。 対戦相手が戦略として「申告四球」でもしようものなら、 ズルい・・の連発。 まぁ、私としては、夕食のテーブルで、野球の話ができる、 それだけでもいいとしようかなぁ。
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2021年07月06日(火) ■ |
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「柿田川」が「柿田池」になる日 |
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以前は「数年に一度」、最近では「一年に数回」程度、 「柿田川」が「柿田池」になる日がある。 原因は大雨による本流・狩野川の増水で、合流ができず、 水流が押し戻されて流れが止まる。 雨が降り続けている時は、以前も書いたように危険だし、 近づいてはいけない。 しかし雨が上がり、さらに流れがまだ止まっていると 水面、全てが湧水の「柿田池」が目の前に現れる。 公園内の通行止めが解除され、この景色に出会えるのは、 タイミングの問題としか言いようがないが、 その絶景は「うっとり」という言葉しか浮かばない。 毎日のように、柿田川を撮影している私でさえ、 まだ数回しか観たことがない、幻の景色。 たぶん、大雨で空気も澄んでいたんだろうなぁ。
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2021年07月05日(月) ■ |
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「テレビニュース」の情報発信力 |
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今回の長雨が原因で、熱海市の土石流被害をはじめ、 自宅近くの橋が折れ崩落したり、家が流されたり・・と、 全国ニュースに取り上げられたからか、 北は北海道、南は山口県あたりの友達も含め、 本当に多くの人から「大丈夫?」というメッセージが届いた。 実は最近「テレビ」の情報発信力は「ネット」の力に押され、 だいぶ弱くなってきた、とこの場でも書いた気がする。 しかし、今回頂いたメッセージのほとんどは、 「テレビで『清水町』って言っていたから」と綴られていた。 不思議なことに「ネットで知ったけど・・」という人はなし。 やはり、災害などの情報収集は「テレビ」がベストと理解した。 なぜかな?、とじっくり考えてみたら、 やはり、手慣れたリモコンで、テレビスイッチを入れるだけで、 一方通行であるが、瞬時に被害の情報が手に入る。 それも、多くのチャンネルでほぼ同じ内容の報道だから、 受け側が、情報を選ぶ必要がないからなんだと思う。 今回は特に「テレビニュース」の情報発信力は、絶大だった。 詳細を知るのは、翌日の「新聞」だったし、 メディアの使い分けって、こういうことなんだな、きっと。
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2021年07月04日(日) ■ |
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大雨が創り出した景色は、ライブでアップしない |
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長雨が続き、数日前から、見たことのない景色が現れ、 話題性だけを目的ならば、スクープ並みの扱いで動画撮影し、 拡散能力の高いSNSなどに、ライブで投稿すればいいのだが、 それは、あまりにも危険すぎる。 その時にしか撮れない景色や、目立ちたい一心の撮影は、 危険な場所に足を踏み入れなければならないことが多い。 だから、私は「ライブではアップしない」と決めている。 自分の投稿がきっかけで、誰かがその場所に出かけ、 撮影に夢中で怪我でもしたら、責任を感じてしまうから。 数日後、記録写真として、実はこんなに凄かったんです、 今は元の景色です・・と紹介するのはいいと思うのだが・・。 今回も、もの凄い勢いで流れる川を、現場レポーター気取りで、 実況する声を入れながら撮影した人の投稿を眺めていると、 自己責任だと思いながらも、やはり心配が先に立つ。 マスコミの人たちの、(災害・台風)現場からの実況中継も、 そろそろ止めて欲しいなぁ、ドキドキしてしまうから。 「大雨が創り出した景色は、ライブでアップしない」 みんなに伝えていかないとなぁ。
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2021年07月03日(土) ■ |
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本流の流れが、支流の流れに大きく影響したかも |
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自宅からほど近い「黄瀬川」が氾濫し、 「黄瀬川大橋」も、一部が折れ、崩落した。 確かに上流部の富士山東南・御殿場方面に大量の雨が降り、 川の勢いが増したことが直接の原因だろう。 しかし私は、駿河湾に注ぐ前に合流する、 「狩野川」の影響が大きかったのではないか、と思う。 「黄瀬川」は「本流・狩野川」の「支流」であり、 実は「柿田川」も「本流・狩野川」の「支流」。 どちらの川も、合流地点での本流の水量が予想以上に多く、 うまく合流できず、そのまま押し戻される形で、 水位が上昇した、そう考えるのが妥当だろう。 狩野川の上流部に当たる、伊豆半島天城地域でも、 負けないくらいの大量の雨が降ったのだから。 結果から推察して、直接の原因を調べることも大切だが、 間接的に影響した原因も考えられる思考を持ちたい。 コロナ感染がなかなか収束しないのも、 国民ののワクチン接種があまり進まないのも、 もしかしたら、大きな間接的な原因があるかもしれない。 「風が吹けば桶屋が儲かる」的発想も大事たがらなぁ、 こういうこう着状態の時は。(汗)
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2021年07月02日(金) ■ |
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「わだち」を徐行する車に人柄を感じる |
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6月の空梅雨が嘘のように、7月に入り大雨の連続。 さすがの私も、徒歩通勤を諦めマイカー通勤したが、 対向車や前を走る車に、人柄を感じていた。 子どもたちの通学時間と重なり、 歩道も、パラソルの花が咲いているのだが、 自動車がスピードを上げて通過すると、 車道のわだちに溜まった水が元気よく、 水しぶきをあげ、子どもたちに襲いかかる。 時には、小学校前の小さな子どもと母親など、 びしょびしょになってしまい、悲しくなってしまった。 そんな光景を目の前で見たドライバーは、 必ず、ブレーキを踏み徐行、減速しながら、 歩行者の脇をゆっくりと通過していた。 普段の運転よりも、こういう日にこそ、 ドライバーの人柄が表に出るな、と思う。 雨の日こそ、歩行者をいたわる運転を・・と願い、 「『わだち』を徐行する車に人柄を感じる」を 一言として、残しておきたい。
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2021年07月01日(木) ■ |
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降りますランプ |
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NHKラジオ「文芸選評」(短歌)のメモだった。 出題テーマも忘れてしまったけれど、 なぜか記憶に残っている短歌がある。 「終バスに2人は眠る紫の降りますランプにとり囲まれて」 遊びなのか、仕事なのかもわからないけれど、 疲れてしまって、どちらかの肩に頭をのせている、 その周りを、ワンマンバス特有の「ランプ」が点灯している。 それも2人を囲むように「紫色」が際立つ、 そんな情景が浮かび、いい作品だなぁ・・と感じた。 しかし、面白い解説があった。 (すみません、選者も忘れてしまいました。(汗)) 実は私たちが、あっ、あれね・・とイメージしているのは、 「降りますランプ」ではなく「止まりますボタン」。 私にとって、へぇ、そうなんだ・・という発見もあったし、 現実を短歌にするからと、正直に表現したら、 「終バスに2人は眠る紫の止まりますボタンにとり囲まれて」、 これでは、字余りにもなるし余韻がないな、と感じた。 今考えると、押すのは乗客の私たちだから「降ります」がいい、 「止まります」だと、主役が運転手だもの。 まぁ、どっちでもいいんだけど、 単語1つで、こんなにイメージが変わるんだなぁ。
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2021年06月30日(水) ■ |
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選んでもらうためには、何をしたらいいか |
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最近、観光分野で仕事をしていて、気になることが増えた。 と言うのは、多くの観光地が、HPやSNSなど、 多角的な情報発信ツールを使い、魅力を発信し続けていること。 それが、全国画一的で、ちょっと怖い気がする。 コロナ感染が「終息」はしなくても、いつか「収束」はする、 その時、全国一斉で「観光客」を奪い合うこととなるが、 旅行行きたい症候群の国民には、ものすごい量の選択肢が示され、 その中から、行きたい場所を選ぶこととなる。 それは、私たちが考えている観光地同士の戦いではなく、 ディズニーランド、ユニバーサルスタジオなどのテーマパークや、 買い物などを楽しむ、アウトレットなどの商業施設、 歴史ある温泉や、ちょっと豪華なリゾートホテル、 コンサート会場、スポーツ競技場など、数えたらキリがない。 そんな中で、付加価値をつけ、他施設と差別化を図りながら、 最後は、選んでもらわなければ、意味がない。 だから、今、考えておかなければいけないのは、 数多くの提案されたプラン・候補の中から、 「選んでもらうためには、何をしたらいいか」に尽きる。 これって、婚活などのイベントに代表される、 相手に「選んでもらう」ことを意識することと同じ。 どんなに素晴らしい才能があっても、選んでもらわなければ、 何も始まらないのだから。
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