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しもさんの「気になる一言」
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2021年08月01日(日)
喜ぶな負けたやつにも親はいる

先週末から、テレビ観戦していた「東京オリンピック2020」。
1週間以上経ち、応援の仕方、楽しみ方が少し変わった。
アナウンサーがメダル獲得の時に絶叫する騒々しさに疲れ、
静かに、そして淡々と進む戦いに、シフトしていった。
今日(8/1)、朝からテレビに釘つけとなった「男子ゴルフ」などは、
そのいい例だった、と思う。
金メダルを獲得しても、試合会場ではガッツポーズをするわけでもなく、
涙を流すこともない、そんなアスリートがかっこいいな、と思っていたら、
ネットの記事で「そう、そう。私が言いたかったのは、これこれ」と感じ、
その場でメモして、今こうして書いている。
記事の前後で、柔道の安部一二三選手、大野選手の立居振る舞いを褒め、
「作家の須藤靖貴さんから聞いた言葉を思い出した。
『喜ぶな負けたやつにも親はいる』。
故・横綱隆の里がよく口にしていたという」とまとめ、
大相撲・白鵬関の立居振る舞いは、誰の共感もえない・・と締めた。
会場では飛び跳ねたり、抱きついたりすることもせず、
戦いの場を離れてから、やっと喜びを噛み締めながら涙する。
それが美しい・・と私も思う。
どんなに厳して戦いでも、負けた相手を思いやる気持ちの大切さを、
子供たちはオリンピックから学んで欲しい。
もちろん、大人の私たちもであるが・・。



2021年07月31日(土)
ここまでの道は平坦ではなかった

オリンピック期間中、メダリストの特集を組むと、
必ずと言っていいほど、このフレーズを耳にする。
「ここまでの道は平坦ではなかった」
たぶん、それは今回に限らず、何年も前から使われ、
彼ら彼女らも、みんなが思っているほど順風満帆ではなく、
山あり谷ありの人生を経験した後に、この栄光が待っていた。
そんなことを伝えたくて利用されるのだと思うが、
メダリストになるまでのプレッシャーや不安だけでなく、
試合中・練習中のアクシデント、それに伴う怪我などから、
不屈の精神で立ち上がり、辛いトレーニングを積み重ね、
今、こうして表彰台の上に立っている。
しかし。そんなストーリーは、1人か2人でいい。
メダリストの全員が全員、その筋書きで仕立てられると、
にわか「オリンピック・ファン」の私たちにとっては、
ちょっと荷が重たくなってくるのも現実。
へそ曲がりの私は、私たち小市民だって、
平坦な道ばかりを歩いてきたわけではない、と愚痴りたくなる。
オリンピックを、意識的に「感動」させようとしなくても、
伝わるものは伝わる・・と私は感じているから。
これが「パラリンピック」になったら、もっと増幅され、
(勝っても負けても)ここまでの道は平坦ではなかった、と
繰り返され続けるに違いない。
本当にそれでいいのかなぁ・・と思ってしまう私。(汗)



2021年07月30日(金)
今からでも、ワクチン接種順を変えたらどうか

新型コロナの感染拡大が止まらない、と、大騒ぎしているが、
その解決策が、緊急事態宣言発令だけでは、話にならない。
かといって、外国のようにロックダウンすることもない。
それでは、どうすれば・・・と私なりに考えたのは、
「今からでも、ワクチン接種順を変えたらどうか」である。
接種を始めた頃、2021年05月24日(月) に
「ワクチン注射は、若い人からでいいのに・・」と書いた。
当時は「感染拡大」VS「高齢者の重篤化・命」であり、
医療体制の逼迫を考えると、高齢者からの接種を優先した。
その選択が間違っていたとは思わない。
しかし、変異株が猛威を振るい、現状が変わった。
「感染拡大」VS「若者の重篤化・命」となり、
感染を広げるのも、行動範囲が広い若者、
そして重篤化するのも若者が多い、
さらに、経済活動を支えているのも若者なのだから、
この事態を切り抜けるには、若者優先のワクチン接種。
私も、既に接種の予約をし当日を待つだけとなっているが、
それでも国の方針が「若者優先」ならば従いたいと思う。
高齢者の私たちは、オリンピックのテレビ観戦が楽しくて、
ほとんど自宅から出ないから。(笑)
一度決めたことを変えるのは、勇気がいるけれど、
もうそんなことを言っている場合ではない。
ワクチン接種の目的を今一度、考え直して欲しいな。



2021年07月29日(木)
今日は出張レファレンスサービスに参りました

映画「天使のいる図書館」(ウエダアツシ監督)から。
本好きの私は、どうしても図書館ネタの本に弱い。
だから、監督はこの作品で何を伝えたかったのだろう、
そんなことよりも、図書館サービスなどが気になってしまう。
今回は、レファレンス・サービス。
「あの〜、泣ける本が読みたいんですけど・・」と言われ、
「1番泣ける確率の高い本です」と言い、
「残虐・拷問・処刑 西洋拷問器具辞典」を探すのはギャグだけど、
やはり、図書館司書の醍醐味は、レファレンス。
主任らしき司書さんが、何度となくアドバイスをする。
「相手が何を求めているのか、それをわかってあげるのが
レファレンス・サービスだと思うよ、私はね」
「どんな方がどんな気持ちで読むのか、
それに寄り添えば、その方に合う方がわかる気がするんです。
私たちの1番の喜びは、利用者の方と本をつなげることですから」
「レファレンスをするときには、
その一冊が利用者の人生を変えるかもしれないということを
きちんと考えて、本を選んでください」・・
うんうん、いいこと言うなぁ・・とメモが増えた。
ただ選んだのは「出張レファレンス・サービス」
高齢者が増え、町の中央図書館にも足が運べなくなった時は、
また近くの公園まで車で運ぶ「移動図書車」復活かな・・と
漠然と考えていたから「出張」は新鮮だった。
これって、どこか実施している図書館あるのかなぁ、気になる。



2021年07月28日(水)
ここがチョロチョロなのに、あそこではもう川になっている

今回は、柿田川公園・第1展望台で耳にした解説。
小学生くらいの子ども2人を連れた家族だと思う。
お父さんが川の始まりを目にして驚き、その後に
「すごいよね。たったこれだけの湧き間で、
この川を作るんだから」と自分の方が興奮しながら話し、
その意味が伝わらなかったのを感じたのか、
「ここがチョロチョロなのに、あそこではもう川になっている」
ほんの少しの距離で、源流から一気に大きな川になる、
それくらい、あちこちで湧いているんだね、と付け加えた。
まずは、この凄さに気付いたお父さんに拍手を送りたい。
どうしても、目の前の「大きな湧き間」を注目してしまうが、
それ以外の要素で、柿田川の凄さを表現したからだ。
第2展望台でも、ブルーホールの湧き間に驚く人が多いけれど、
溢れる水量に驚く人は、なかなか少ない。
この視点、もっと柿田川の凄さがわかってくるんだよなぁ。



2021年07月27日(火)
見えない敵と戦うことで見えてくる人間関係

最近、新型コロナの話題がないですね、と数少ない読者から
メッセージをいただいたので、ちょっとだけ。
確かに、ワクチン接種のことばかりが話題になり、
このコロナ感染拡大が、どんなことを引き起こしているのか、
そんなことを考える時間が少なくなってきていた。
(最近では、オリンピックにも話題をさらわれている(汗))
たぶん、ラジオから流れてきたフレーズだったけれど、
そうそう・・と思ったので、紹介したい。
「(新型コロナウィルス」という)
「見えない敵と戦うことで、見えてくる人間関係」。
これって、奥が深いなぁ・・とメモをした。
こんなに長い間、人に会わないことってなかったから、
コロン感染拡大前の人間関係と、現在の人間関係が
ガラっと変わった気がするのは私だけだろうか。
良い悪いは別として、定年退職後にしようと思っていたけど、
なかなか進まなかった「人間関係の断捨離」も、
僅かだけれど進んだ気がする。
最後は、ほんの一握りの人間関係を大切にすることで、
一日、一週間、一月、一年が過ぎていくに違いない。
それはそれで、いいんじゃないのかな。



2021年07月26日(月)
「兄弟」「兄妹」「姉弟」「姉妹」

オリンピック・柔道の「阿部一二三、詩」選手が、同日に金メダル。
テレビに映し出されたテロップは「きょうだいで金」。
えっ「兄妹で金」でいいのに「ひらがな?」と思った。
どうしてもスルーできない違和感を感じ、調べてみた。
まずは、PCの変換。「きょうだい」で入力し、漢字変換したら、
「兄弟」「兄妹」は表示されたが「姉弟」は、出てこなかった。
もう少し詳しく調べたら、
「兄・弟・姉・妹を合わせて兄弟姉妹(けいていしまい)という。
また、男性のみの場合兄弟(きょうだい)、
女性のみの場合姉妹(しまい)が用いられる。
構成員が2人で男女の組み合わせである場合、兄妹(けいまい)、
姉弟(してい)が用いられることもある。
また、近年はひらがなで『きょうだい』という表記をする
場合もある」(場合もある?ってどういうことだろう)
新聞やネットの世界ではほぼ「兄妹」の表記で紹介しているが、
ほとんどの人が「きょうだい」と読み、共通認識している気がする。
多くの人が見ているテレビ(NHK?)だけが「きょうだい」表記。
これには、何か訳があるに違いない。
日本語だからこそ「きょうだい」と入力したら、
「兄弟」「兄妹」「姉弟」「姉妹」と変換されればいいのに、
そんなことを思った。
どんな組み合わせでも「きょうだい」なんだから。



2021年07月25日(日)
連休にしては、人出が少ないような気がします

あるマスコミのレポーターがこう話した。
「連休にしては、人出が少ないような気がします」
さらに街中でインタビューを受けている人たちも、
「もう少し減った方がいいと思います」「ちょっとヤバイですね」
「経済支援になれたらいいな、と思って出かけてきました」
自分もその1人なのに「こんなにいるとは思いませんでした」など
地方では、感染拡大を恐れ、自粛している人たちが多い中で、
このレポーターや街角の人たちに、正直ムッとした。
緊急事態宣言が出ているのに、飲食街が大勢で賑わっている映像、
海開きを中止したはずの熱海サンビーチに、海水客で溢れる映像。
マスコミ各社は、どのようなことを伝えたいのか?
感染防止・経済支援、どちら側の映像を映したいのか?。
どのチャンネルを回しても同じ内容の報道でなく、
各社、極端に偏った報道でいいのに、と思う。
そしてチャンネルを選択するのは、視聴者の私たちであるから。
我が局は「感染拡大防止」、我が局は「経済支援優先」でいい。
広く浅くの情報よりも、狭く深くの情報が欲しいと思う私である。



2021年07月24日(土)
今こそ「奴雁(どがん)」役が必要では・・

前にも、何度か紹介した「奴雁の哲学」・「奴雁の精神」。
繰り返しになるが、今こそ「奴雁(どがん)」役が必要では・・、
そう感じたので、記録として残しておきたい。
「奴雁の哲学」・「奴雁の精神」
「群れを成す雁、野にありて、餌を啄ばむ時、

そのうちに必ず1羽は、首を挙げて四方の様子を窺い、
不意の難に番をするものあり。これを『奴雁』という。」
(雁が夜、沙渚中に宿するには、千百の鳥が群れを成し、
大なる者は中に居り、小なる者は外を囲んで雁奴(奴雁)となり、
動静を察し、狐・人などの来り捕へるといふ)
「奴雁」とは、その雁の群れが5羽であれ50羽であれ、
たった1羽しかいないらしい。
何をする役割かというと、みんなが羽を休めて、
餌をついばんでいる時でさえ、その1羽だけは天高く首を伸ばして、
辺りを伺って、もしそこに危険が来たら大きな声を出して
その集団を導いていく1羽のこと。
日本国民全体が、コロナ禍にも関わらず、溜まったストレスを
東京オリ・パラの観戦で発散し、予想以上に大騒ぎする事で
感染拡大が急激に拡がりをみせることも考えられる。
期間中に、異常気象に端を発した自然災害や、
予想外の大きな事故だってありえる。
だからこそ、全体の流れを俯瞰して、冷静に判断できる人が欲しい。
みんなが同じ方向を向いているのが、一番危険なのだから。
でも、こんな役、進んでやりたがる人がいないかもなぁ。



2021年07月23日(金)
魔女狩りが始まる予感さえする

過去、意識的に多くのいじめをしていた人が「辞任」で、
コント脚本の一部が差別発言だとされた人は「解任」。
この幕引きにも違和感を覚えるが、またその話題で書けば、
誰かの目に止まって、標的になる可能性さえある。
私も36歳から「気になる一言」をほぼ毎日書き続けているが、
その間の約27年間に、差別発言、誹謗中傷をしていないか、
行政批判をしていないか、と問われれば、自信がない。
およそ10,000話を読み返す作業も、簡単ではないし。(汗)
当時の生活環境により影響を受け、その時、その瞬間の
感情の昂りに合わせた日記だって書いている。
書籍や映画のレビュー、講演会や音楽会の感想なども含め、
私はこう思う・・と辛辣に書いていたこともある。
世界に影響を及ぼす「オリンピック」に携わる人だから、
今、世界を揺るがすほどの大きな話題となっているが、
これを契機に、対象規模が縮小して、ほんの小さな役職でも、
その役に相応しいか、の魔女狩りが始まる予感さえする。
どんどん生きにくい世の中になっていくなぁ。