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2021年10月17日(日) ■ |
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ボスが自らの後継者を育てるために若手を使っている |
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今年(2021)、ノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎さん。 地球温暖化理論の事実上の提唱者であり、 温暖化対策の礎を築いた功績が認められた、ことになる。 彼は「研究は好奇心から始めるべきだ。 私が約60年にわたって研究を続けてこられた原動力だ」と語り、 私も「好奇心が研究の原動力」とメモをした。 しかし、もっと私のアンテナに引っかかったのは、 若手研究者が自由に自分のアイデアを深めることができる、 そんな環境を作ることが必要だ」と訴えていたこと。 また「日本では」と一括りにし、 「ボスが自らの後継者を育てるために若手を使っている」とし、 「これでは、新しい分野を切り開くことはできない」と 厳しく指摘していたことである。 若者の好奇心を大切にして、自由に動ける環境を整える、 わかっているけれど、なかなかできないのが現実だし、 今の日本では、後継者の育成すらままならない。 アメリカと日本って、こんなところにも違いがあるから、 日本に戻りたくない・・って思う若者が多いんだなぁ。
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2021年10月16日(土) ■ |
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一般の人に、小学校の教科書って売ってくれるの? |
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最近、子どもたちに柿田川のことを説明していて、 あっ、もうこれ習った?、と質問を投げかけることが増えた。 湧水がどうしてキレイなのか、美味しいのか、の説明するのに、 濾過(フィルター)の仕組みを習っているのと、いないのとでは、 彼らの理解に大きな違いが出るからだ。 「君たち、学校でこういうこと習った?」っと訊くことが多い。 同じ小学生に「柿田川」のことを説明するのに、 1年生と6年生では、全然、話す内容が違ってくる。 もちろん、中学生、高校生、大学生によっても違うから、 一度、子どもたちが授業で使っている、教科書を手に入れ、 その学年で習うことを把握したい、と思う。 老若男女に通用するガイド、説明なんてかえって難しい。 年齢だけでなく、歴史好きには歴史の話、植物好きには植物の話、 そんなターゲットに合わせた話ができてこそ、 喜ばれるんだろうなぁ・・・と最近思う。 そのためには、もっと、もっと、もっと勉強しなくちゃなぁ。 学校の先生にお尋ねします。 「一般の人に、小学校の教科書って売ってくれるの?」
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2021年10月15日(金) ■ |
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そんなに目立ちたいかな。父親としては失格だ |
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映画「リトル・シングス」(ジョン・リー・ハンコック監督)から。 タイトルの「小さなこと」は、何度か会話に出てくる。 「ジュリーは何を食べた?」「ローストビーフだ、なぜ?」 「小さなことが重要なんだ。小さなことが命取りに」というシーン。 また、作品のラストシーン。 「二度と家に来るな。名前も口にしたり、資料を見たりするな。 奴は甦り、君を破滅させる。 覚えとけ、小さなことが君を追い詰める。命取りになる」。 ただ、あまりインパクトがなく、心に残らなかった。 逆に、物語とは関係ないが、主人公の1人である、 ロサンゼルス郡保安局の巡査部長バクスターに、 取調べを受けている連続殺人事件の犯人が投げかけた台詞。 「言い忘れた。家族の写真を見たよ。なんで人前に出すかな。 そんなに目立ちたいかな。父親としては失格だ。 一体どうやって2人の娘を守る?。女性1人とその家族も救えないのに」 この台詞には、正直、ドッキリした。 連続殺人の犯人らは、こういったSNSなどの写真から、 次なるターゲットを決めたりすることがあるということ。 自分たちから、俺たちみたいな人間に、これが私の家族です、 どうぞ、誘拐してください・・って言っているみたいだ、 そんなニュアンスの言葉と受け止めた。 だから「そんなに目立ちたいかな。父親としては失格だ」が、 心に刺さった。 ネット情報を見ているのは、いい人ばかりじゃないってこと。 犯罪者の心情、肝に銘じたい。
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2021年10月14日(木) ■ |
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アユにとっては礫が必要。実は、小石ではないんですよ |
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毎年この季節になると、本流の外来種駆除作業を中断して、 11月下旬に、アユが産卵する(予定)の舟付場という場所で、 一年間に積もった土砂を少しばかり掘り直す、 水深25センチくらい、長靴の高さくらいまで掘り下げる そんな作業を、毎年の恒例行事のように実施した。 アユにとって、良好な産卵条件を整備してあげるつもりで、 最後に、産卵しやすいような小石をばら撒いておく、 もう何年もそう理解していたら、自然保護団体の方から、 なるほど・・と思うアドバイスをいただいた。 「アユにとっては礫が必要。実は、小石ではないんですよ」 地質学では粒径が2〜16分の1ミリメートルのものを砂、 2ミリメートル以上のものを礫と呼ぶ。 アユは、産卵の際には礫を動かして、その間に産卵するため、 アユが動かすことができる程度の礫(1-50ミリ程度)が必要。 また、アユが動かしやすい「浮き石」状態であることが不可欠。 だから、粒径0.5mm以下の砂泥は産卵の障害となるし、 あまり粒が大きいと、アユが動かすことができず、 これまた障害となる、ということだ。 アユが産卵している写真や動画だけではわからない情報、 一緒に作業して教えてもらうしかないなぁ
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2021年10月13日(水) ■ |
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柿田川楽しみ方アドバイザー |
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最近、柿田川に関して、いろいろな相談を受ける機会が増えた。 以前は、写真・動画の提供依頼が多かったが、 ウォーキングのコースアドバイスや、マップ作成の相談、 ボランティア活動したいけど・・など、多種多様になってきた。 これこそ、私の思い描く「柿田川」の楽しみ方の提案につながる。 そんな私の動きを知ってか知らずか、 「名刺の肩書きを『柿田川楽しみ方アドバイザー』にしたら?」 と言ってくれる人がいて、とても嬉しかった。 以前は「柿田川楽しみ方プランナー」にしたかったけれど、 歳を重ねて、体力・気力の限界を感じるようになってからは、 なんでも自分でやってしまうのではなく、みんなと一種に・・ それも、楽しく、面白く・・を基本に生きていくことを覚えた。 だから「プランナー」「コーディネーター」よりも、 「アドバイザー」(助言者)の肩書きがいいな、って思う。(笑) 依頼がなければないで、マイペースで生きていけばいい・・ そんなスタンスが、今の自分にはピッタリしている気がする。 今度、新しい名刺を作るとしたら、 「柿田川楽しみ方アドバイザー」と記したい、と思う。 また、ふざけたことを・・・って、叱られちゃうかな。(汗)
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2021年10月12日(火) ■ |
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大企業の社員研修所を、高校生の勉強合宿に |
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今、大企業の自社の社員向けに建てた研修所や厚生施設が、 コロナ禍の影響か、利用者が激減しているらしい。 では逆に、そんな施設を安く利用したい、と思っている人たちは? そう考えたら、大学受験を控えている高校生が浮かんできた。 自動車の免許を集中合宿で取得する人たちが増えているのだから、 大学の受験勉強も、暑い夏休み、寒い冬休みを、 自宅や近場の図書館で過ごすより、大手企業の研修所を利用する方が 断然、効率がいい気がするので、わからなくもない。 各部屋に、勉強机は完備されているし、テレビもない。(笑) ほとんど自然が満喫できる場所にあるので、コンビニなども遠い。 食堂ではカロリー計算されたメニューが用意されていて、 知らずに健康になってしまうかも。 さらに、周りが同じような受験生だと、イヤでも刺激になるし、 そこで知り合った人と、ネットワークも広がる。 そしてそのための費用は、親や祖父母が出してくれるに違いない。 観光旅行は、まだまだ全開とはいかないからこそ、 ターゲットを思い切って変えてみる必要がありそうだなぁ。
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2021年10月11日(月) ■ |
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長さが全て同じゴルフクラブ |
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先日、ゴルフの雑誌をペラペラと眺めていたら、 思わず、あっ・・と呟いてしまった、発想の転換にぶつかった。 定年退職数年前から、いろいろなものを止めたが、 その中の一つに「ゴルフ」があった。 言い訳は「普通、どんなスポーツでも、お金と時間を使えば、 それなりのレベルに届くはずなのに、ゴルフだけは別。 いくら時間とお金をかけても、私の運動神経では『86』が限界」 そんなわけで、ゴルフに関する情報は遮断していたが、 偶然、時間調整のつもりで寄った本屋で手にしたゴルフ雑誌に、 「長さが全て同じゴルフクラブ(アイアン)」が紹介されていた。 もう、だいぶ前から発売されているのかもしれないが、 私には、驚く情報だった。 だってゴルフのアイアンは、フルショットで飛ばす距離により 使用するクラブを変えるのが基本。 そのクラブが描く弧の大きさとヘッドの角度で、距離が変わる。 ということは、クラブの長さも求める距離によって、変わる。 だから、そこには疑う余地がなかった。 当然、クラブの長さにより、前傾姿勢も変わってくるし、 その打ち方も、変わってくるに違いなかった。 けれど、今回知ったのは、全て同じ長さのアイアンクラブ。 距離に関係なく、いつでも同じ振り方をすればいい・・となる。 言い換えれば、ヘッドの角度だけを意識すればいいということだ。 ゴルフスイングはいつも一定、一つの振り方を覚えればいい。 とても、シンプルな発想に、私のメモが増えた。 でも、全てフェアウェイで打てるわけではないからなぁ、私の場合。 同じ長さでも、握る位置を変えるなら同じか・・とほほ。
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2021年10月10日(日) ■ |
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隣の芝生が青く見える、民間企業の大きな開発 |
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静岡県東部、これからの話題は間違いなく、 トヨタの未来都市「ウーブン・シティ」(裾野市)。 あと数年後には、私たちのまちづくりとは関係なく、 全国、世界から集まった2,000人以上が住む、らしい。 近隣市町は比較され、少なからずその影響を受ける。(はず) 実現すると「隣の芝生は青く見える」どころの話ではない。 そもそも「隣の芝生は青く見える」とは、 他人が持っていたり備えていたりするものは、 自分のそれよりもよく見えてしまうものである、という意味だが、 隣の芝が見えるところへ移住してしまうことも考えられる。 静岡県東部は、ここ数年、NHK大河ドラマの舞台になったり、 ウーブン・シティのような、民間企業の大きな開発が目白押し。 この生活の変化は、地震のように突然起きるわけではなく、 今から少しずつでも、準備をしていかないと・・と思うから、 もっともっと「柿田川」に特化して魅力を発信し、 近くにこんな、すごい川があることを情報発信していく。 それが私に与えられたミッションかな、と気持ちを引き締めた。 いくらどんなに素晴らしい「未来都市」でも出来ないのは、 四季折々に変わる自然の景色だろう・・。 世界・全国から視察に訪れる人たちをターゲットに、 「柿田川」(Kakita River)を売り出していくチャンスだ。 ウーブン・シティの近くにある観光スポットではなく、 ウーブン・シティの一部「未来都市の庭」になるつもりで。 変化はものすごいスピードでやってくるから、 もうしばらく、のんびりしてられないかもなぁ。
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2021年10月09日(土) ■ |
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「追加注文には遅い?」「何も遅すぎることはないさ」 |
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映画「イーディ、83歳 はじめての山登り」 (サイモン・ハンター監督)から。 現実的には、ちょっと無理がある挑戦だが、 いくつになっても、遅すぎることはないことを、 彼女は私たちに教えてくれた。 そのきっかけとなったのが、喫茶店?の店員との会話。 追加で何か食べようとしたのか、飲もうとしたのか、 「追加注文には遅い?」と訊ねると、 店員は「何も遅すぎることはないさ」と答えただけ。 そうか、歳だから・・を理由に諦めることもないし、 特に、小さい頃からの夢なら、誰がなんと言ったって、 幾つになっても遅いことはない、と解釈した彼女。 ちょっと頑固で、私は苦手なタイプだけど(汗) 高齢になってから、自分の夢を叶えるのには、 若い人の助けがいることも悟ったに違いない。 そのことに気付いたことが、一番の収穫かもなぁ。
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2021年10月08日(金) ■ |
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湧き間が日差しを跳ね返している |
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ほぼ毎日撮影している、柿田川公園・第2展望台。 季節や時間帯、角度によって、色が変わるって話は、 いろいろなところでしたけれど、青い水面下で、 モコモコと吹き出している湧き間を、文字してみると、 なかなかその雰囲気が伝わらず、悩んでいたら、 ある雑誌で、同じような「湧き間」の写真の横に、 こんなキャプションがついていて、 思わずこれだ・・頷きながら、メモをした。 「湧き間が朝日を跳ね返している」 湧いている様子は、動画だと一目瞭然なんだけれど、 写真となると、なかなか難しい。 だから、それを補うキャッチコピーなどをメモしている。 柿田川ブルーホールの場合、朝日だけじゃないから、 ちょっと応用して(パクって(汗)) 「湧き間が日差しを跳ね返している」としてみた。 それくらい湧き間の勢い、パワーを感じられることを 伝えたいのだが・・・。 実は、日差しも湧き間に負けず・・と照らし続け、 1日観察していると、勝ったり負けたり・・いい勝負。 「湧き間」と差し込む「日差し」、 勝負というより、コラボレーションだな、きっと。
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