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2021年12月16日(木) ■ |
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汚いところほど、きれいにすると喜ばれるよね |
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なんと、柿田川公園内のトイレで耳にした台詞。 観光客だと思うけれど、2人の中年と思われる男性が、 私の横で、小便をしながら、会話していた。 「トイレ、きれいになったんだね。前は酷がった」と話かけ、 「そうそう、臭かったし、汚かったね」と返す。 どうも初めての来園者じゃなさそうだな、と思っていたら、 「汚いところほど、きれいにすると喜ばれるよね」と、 公園整備の根本をついている発言が、気になった。 「ここは、一番目立つところにあるし、明るくていいね」 自分事のように、嬉しくなったことを付け加えたい。 私の知る限り、公衆トイレのほとんどは、汚いイメージがある。 いまだに、和便器しかなかったり、どれか一台は故障中も多い。 はたまた、意味もない落書きのオンパレードの場所もある。 日陰の場所で暗かったり、アンモニアの匂いがこもったり、 何か、使いたくないな、という不潔感さえ漂う。 一方、民間施設のトイレは、清潔できれいだから、 トイレ休憩に寄りたくなるようなトイレが多い。 実は、この差は予想以上に大きいらしく、 あそこはトイレが汚いからイヤ、と行き先の決定に繋がるらしい。 まずは、汚いところをきれいにする、を意識したい。 だからって、トイレ使用上の注意がいっぱい貼られているところも、 嫌なんだよなぁ、落ち着かなくて。(笑)
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2021年12月15日(水) ■ |
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自己否定ができないと、自己改革はできない |
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「真珠湾攻撃から80年」と題した特集番組が続いた12月初め。 いくつかの番組を拝聴して、感じたことを記しておきたい。 あの真珠湾攻撃には、日本側に「過信と誤算」があったという話。 特に「山本五十六の誤算」という視点は、なるほどなぁ、だった。 彼の誤算は、予想以上に強かったアメリカ。予想以上に弱かった日本。 どうしても、自分中心に考えて、自分達を過大評価したくなる、 俺たちは強い、相手は弱い、と。 部下を鼓舞する時には、時には必要だけれど、 冷静に戦略、戦術を練る立場の人が、それをしてはいけない、 そんな風に感じながら、番組を見ていた。 まずは、自分たちの行動は本当に間違っていないか?という、 謙虚な目を持たないといけない。 「相手がどう考えてるかを考えないと、見誤る」とも。 そして、本当に変わりたかったら、まず「自己否定」を考える。 戦っている時に「自己否定」するのは、大変なことだけれど、 「自己否定ができないと、自己改革はできない」という 厳しい言葉が、ストンと腑に落ちた。 国レベルの戦いから、会社レベルの戦い、生活者レベルの戦い、 「過信と誤算」を常にチェックしていきたい、と思う。 アメリカには、こんなに日本が成長するって、誤算だったのかな。
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2021年12月14日(火) ■ |
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人を見るときはの裏っかわ。影の1番濃いとこ見んだよ |
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映画「影裏」(大友啓史監督)から。 タイトルが示すのは、普通の人だと思っていた友人が 実は「影の顔・裏の顔」があった・・ということなのだろうが、 現代では、相手がゲイだったからと言って隠すことでもないし、 嘘をついたり、善人ぶることも、裏の顔とは言えないほど、 いろいろなことが告白され、驚くには値しない。 それがいいことかどうかは別として、監督は、この作品を通じて、 私たちに何を伝えたかったのか、わからなかった。 メモした中から引っかかったのは、 「知った気になんなよ。お前が見てんのはほんの一瞬。 光が当たったところだけだってこと。 人を見るときはの裏っかわ。影の1番濃いとこ見んだよ」 人には、いろいろな部分があるし、嘘だってつく。 だから「影の1番濃いとこ」って表現がわかりにくかった。 ただ、出演者の横顔のどアップシーンが多かったから、 きっと、このフレームワークの多用で何かを伝えたかったのかも。 沼田真佑さんの小説「影裏(えいり)」を読んでみようかな。
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2021年12月13日(月) ■ |
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リポビタンDX (リポビタン・デー・エックス) |
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いつも気になってしまう「リポビタンDX」のCM。(笑) どうしてか・・というと「DX」の発音。 ケインコスギさんが出演している大正製薬のドリンク剤。 「そんなあなたに・・」の後に続けて、彼が「リポビタンDX」、 耳には「リポビタン・デー・エックス」と聴こえてくる。 えっ、「リポビタン・ディー・エックス」じゃないの?と私の脳。 この違和感をうまく表現できずに、申し訳ないけれど、 目から入ってきた文字を、脳が勝手に翻訳して、 私が勝手に連想した「リポビタン・ディー・エックス」と、 耳から入ってくる、ネィティブの「リポビタン・デー・エックス」、 毎回ながら、まだまだ慣れない。(汗) これくらい「ディー」と「デー」は違うことを実感する瞬間である。 最初に習う「エイ・ビー・シー・ディー、イー・エフ・ジー・・」から 直さないとまずいぞ・・と半分冗談・半分本気で思う。 でも・・「リポビタンD」の場合は「リポビタン・デー」だな。
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2021年12月12日(日) ■ |
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「スロースリップが起きている」「田所博士に訊け!!」 |
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日本各地で起きている地震・・インターネットで情報を得ようとすると、 TBSテレビ日曜劇場「日本沈没ー希望のひとー」の話題が先行し、 さらに、twitterなどのSNS投稿を検索すると、 「スロースリップが起きている」「田所博士に訊け!!」など、 これまた同番組関連の文字が溢れている。 あまりにタイミングがいいので、実は、政府がマル秘情報を握り、 特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為の事である 「プロパガンダ」(propaganda)ではないかと思いたくなるほどだ。 「憲法改正・敵基地攻撃」に舵を切ろうとするとき、 今まであまり話題に上らなかった「真珠湾攻撃」が特集されたり、 どうも、世相とテレビ番組が連動しているようで、怖い。 そういう意味では、誰かが冷静に、客観的に、そして大所高所から 社会全体の流れを眺めてくれる人が欲しい、とつくづく思う。 事態は、少しずつ動くから、なかなか気付きにくいけれど、 その僅かな変化に警鐘を鳴らす役割が必要だと感じている。 香川照之さん演ずる、田所博士が主張するのは、 沈没の前兆を示す「スロースリップ」(断層がゆっくりすべる)だが、 この「ゆっくり」は、自覚症状がないまま進行する病気も含め、 本当に、じっくり観察しなければ発見できない。 と言いつつ、最終回の「日本沈没ー希望のひとー」が気になる私。 楽しみでもあるが、怖い気もするなぁ。
P.S 今日は、年に一度の「12月12日。十二国記の日」。 大好きな、小野不由美著の長編シリーズだったのになぁ。(汗)
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2021年12月11日(土) ■ |
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植物の葉っぱは滑りやすいからね |
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職場の前の大銀杏の葉が、ここ数日の風でほとんど落ちた。 逆にいうと、銀杏の周りの地面は、黄色一色に染まるのだが、 それを毎日、関係スタッフで履く作業から、1日が始まる。 (すみません、私はたま〜にしか、参加できませんが・・(汗)) 観光サイドから言えば、インスタ映えする光景なのだが、 おもてなしの視点では、少しでも危険を回避したいと思う。 観光客やファミリーが「もったいないじゃないですか」というので、 私は、いつもこう答えることにしている。 「確かに・・あたり一面、黄色の絨毯はきれいだけど、 植物の葉っぱは滑りやすいからね」と。 「えっ、そうなんですか?」と訊き返す親子には、 目の前に落ちている銀杏の葉っぱを拾って、触らせてみる。 そうすると「あっ、ほんとだ。ワックスが塗ってあるみたい」となる。 そこから「どうしてだろうね?」とさらに訊き返すと、 子どもたちの目が輝く。それが楽しい。 親には、子どもたちが夢中で遊んでいる間に、少しだけ理由を教える。 「葉っぱは表面で水をはじき、風なんかで簡単に水滴を落とせるようにね」と。 さてこの話題で、どこまで子どもたちの好奇心を膨らませるだろうか。 身近な自然観察って、楽しいんだよなぁ。
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2021年12月10日(金) ■ |
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戦いは「本陣・大将」を潰すこと |
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最近の時代の潮流を眺めていると、真珠湾攻撃80年の特集から、 岸田首相の所信表明の「敵基地攻撃」発言まで、 憲法改正に絡んだ話題が新聞、テレビなどのマスコミで賑わっている。 いろいろな有識者が、戦争の戦い方を論じているけれど、 そのヒントは、戦国時代の戦い方にあるんじゃないだろうか、と思う。 ミサイル(弓矢)が飛んでくる基地をどれほど破壊したところで、 あまり相手に打撃を与えられないことは、日本の歴史が語っている。 敵の攻撃力を削ぐには「本陣・大将」を潰すこと。 桶狭間の戦いで討死した今川義元が率いた今川軍、 武田信玄というリーダーを失った武田軍などを見ればわかりやすいかも。 やはり、カリスマ的な大将・リーダーを失った軍は、一気に力がなくなり、 滅亡していくことは、何度も歴史から学んできたはず。 物騒な話ではあるが、相手国の首都、リーダーを潰せば、勝負は決する。 戦いとは、そんなもかな・・と「温故知新」の四字熟語が頭に浮かんだ。 だから「敵基地攻撃」「専守防衛」などという言葉が飛び交っても、 あまり、ピンとこないんだよなぁ。
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2021年12月09日(木) ■ |
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アメンボ、いた!! |
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土・日・休日になると、観光客の多い平日とは違い、 ファミリー層が集まってくる、柿田川公園。 そのそばを歩いていると、子どもたちがはしゃく声が聴こえ、 今日はどんな発見があったのかな?と、耳を傾ける。 それが「アメンボ、いた!!」 今回は湧き間でもなく、観光客なら見逃してしまうような場所に、 アメンボがいたらしい。 それをじっと眺め、水に映り、面白いようにピュッピュっと動く、 アメンボの影だけで、何分も喜んでいる姿に、にっこりしてしまう。 それを嬉しそうに見つめている、若い親たちにも感激した。 恥ずかしい話、私なら「ほら、もう次へ行くよ」と声を掛けてしまう。 見せたいものがいっぱいあればあるほど、時間を気にしながら、 自分たちのペースに巻き込んでしまうから。 しかし、先ほど紹介した若い夫婦は、子どもたちが飽きるまで、 子どもが次へ行こうとするまで、静かに待っていた。 子どもたちの好奇心を大切にしていることが、私にも伝わった。 こんなファミリーが過ごす「柿田川公園」にしたいな、と思う。 何かお手伝いすることができれば嬉しいのだが。
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2021年12月08日(水) ■ |
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「お疲れ生です」 |
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テレビで流れていた、アサヒビールのCM。 どこかで誰かが言いそうなキャッチコピーだけど、 実は、あまり耳にしてことがなかったから、新鮮だった。 特に、コロナ禍で外食が減った分、 「とりあえず・・生」の台詞も、しばらく言ってない。 「生」といえば、「缶ビール」ではなく、樽から淹れた「ジョッキ」。 そして、みんなで元気よく、声を揃えて乾杯する。 「お疲れ生です」(いいねぇ・・) そういえば、同じアサヒビールのCMに、こんなのもあった。 「いろいろあったこの一年に乾杯」 本当に、いろいろあったなぁ・・と思う人ほど、 この台詞が染み入るに違いない。 そういう私も、真っ黒になった手帳を捲りながら、 この台詞を、苦労を共にしてきた仲間たちと口にしたいな。
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2021年12月07日(火) ■ |
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紅葉は、陽の光を透かして撮るといいよ |
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柿田川公園内にも、色鮮やかな紅葉が見られるが、 写真を撮る場所、時間によって、大きな違いが出る。 特に、私の視覚では、おっ、いいな、と思っても、 カメラを覗くと、逆光になってしまうことが多くて、 なかなか思うような「紅葉」の写真が撮れずにいた。 そんな時、私のそばでこんなことを呟いた観光客がいて、 なるほど・・と思ってメモをした。 「紅葉は、陽の光を透かして撮るといいよ」 順光(逆光の反対)で撮影すると、色もついているし、 それなりの撮影はできるが、どうも今ひとつ。 葉っぱのもつ透明感が表現できず、悩んでいたから、 このアドバイスは、嬉しかった。 逆光の特性を上手く利用して、強い陽の光を、 葉っぱの向かう側に置くことで、逆光が味方となり、 本当に、透けたような葉っぱが撮れた。 撮影した写真を、補正すればいいのかもしれないけれど、 それじゃ、自然の光じゃなくなるからなぁ。
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