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2022年04月15日(金) ■ |
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沼地には何も育たない。 |
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映画「沈黙 サイレンス」(マーティン・スコセッシ監督)から。 作品意図とは関係ないが、気になるフレーズを見つけた。 「この国は、沼地だ」「沼地には何も育たない」 「日本という沼に負けたのだ」と「沼」に関する表現が多い。 だから、布教しようと努力したが、宗教の芽が育たなかった。 そんな比喩に使っているのだが、なぜか私の頭に浮かんだのは (全国には「沼」の漢字を使っている自治体は数あるけれど) 隣接している「沼津市」という、自治体である。 電報で「ぬ」を説明するのに「沼津の『ぬ』」を使ったほど、 静岡県東部では今でも主要都市となっている。 (空襲も受けた都市であることでも、国内で重要都市だとわかる) 私の生まれ故郷でもあるし、なんとか盛り上げたいと思うのだが、 市域も広く、なにから手を付けたらいいのか、わからない。 ただその原因は「沼」という地名の持つイメージかな、 と感じたから、この台詞を取り上げてみた。 長年の懸案だった、鉄道高架事業もやっと、動き出したことだし、 市全体の拠点整備計画も進み始めた。 もちろん、異論反論はあるとは思うが、歴史だけにとらわれず、 市名変更なども、イメージチャンジするには、いいのかもしれない。 そんな簡単なことでないことは、承知だけれど、 「沼」のイメージが「沼地には何も育たない」だとしたら、 明るい「沼」のイメージを打ち出してみるのも方法かもしれないな。
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2022年04月14日(木) ■ |
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システムを全国に広げる社会貢献に寄付を |
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コロナ禍の中、活動を始めた「柿田川大楽」。 もちろん、側から見ると順調とは言えないけれど、 自分が老後の楽しみに暖めていた企画なので、 あまり焦ってもいないし、じっくりのんびり楽しむ、 それだけは忘れないようにしている。 もちろん、柿田川を題材にした「生涯学習」が基本であり、 その運営には、多少の経費が必要となるが、 今回のコロナ禍で、生活費にも困っている人たちを知り、 あえて、柿田川大楽の活動資金を支援して・・とは言えず、 しばらくは、このままでいいや、と思った矢先、 同じような活動をしている団体のホームページに 「システムを全国に広げる社会貢献に寄付を」 のフレーズを見つけた。 こんな時だからこそ、地域資源に、とことんこだわった 「〇〇大楽」のシステムを全国へ広げる社会貢献をしている、 そう考えれば、堂々と寄付を呼び掛けることも、 決して、悪いことではないな、と思い直した。 このシステムで、実際、まちづくりに賑わいをもたらすこと、 その成功体験こそが、情報発信になると信じて。
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2022年04月13日(水) ■ |
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そう! 秘密結社には秘密基地が必要でしょ |
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映画「青くて痛くて脆い」(狩山俊輔監督)から。 大学のサークルか、懐かしいなぁ・・と呟きながら、 何十年も前の自の大学生活を思い出していた。 中学、高校のクラブ活動とはちょっと違う自由さが、 大学のサークルって感じで、楽しかったのを覚えている。 「この世界に暴力はいらない」という理想を掲げ、 自分たちの行動で「世界を変える」、 そんな思いを抱いている主人公女子は、悩んでいた。 そんな時、主人公男子とは、こうアドバイスする。 「どうしてもやりたいなら自分で作ってみたら?」 その一言から「秘密結社サークル・モアイ」が立ち上がり、 彼女が積極的に動き、活動場所も見つけてきてしまう。 そして彼を、その場所に連れて行き、 「今日からここが、モアイの秘密基地です」と宣言する。 「秘密基地?」と不思議がる主人公男子に、言い放つ。 「そう! 秘密結社には秘密基地が必要でしょ」 私たちが子供の頃に、隠れ家として作った秘密基地は、 なんだったんだろうなぁ・・と思い出し笑いをした。 でも「秘密結社には秘密基地が必要」という発想が楽しい。 サークルなんだから部室でいいのに・・と思いながら。
P.S 個人的には、ネットで炎上して大混乱しているかと思いきや、 「安全圏で笑ってる奴らなんかゴミです」と言い放つ、 モアイメンバーの女子大生の台詞、インパクトあったなぁ。
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2022年04月12日(火) ■ |
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柿田川公園の利用方法は、十人十色でいい |
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約3年間、柿田川公園を眺め続け、予想以上に気づいたことが多い。 観光客というと、どうしても観光バス、自家用車を想定してしまうが、 この場所だけは、歩いてくる人たち、自転車で来る人たち、 そして「サントムーン柿田川」という大型商業施設方面から、 家族連れがドッと押し寄せて来ることもわかった。 どういう人たちをターゲーットとして、柿田川を案内をするのか、 どうやら、遠方から来る観光客だけではないことははっきりした。 さらに、その方々の動きを観察していると、狭い公園内ではあるが、 目的がはっきりしていて、目指す場所へ一直線に向かう人たちも。 それだけ、柿田川公園の利用方法は、多種多様であり、 選択肢が多いということは、豊かさの証拠でもあるので、 1人でも、家族でも、大勢の団体でも、どんな人たちが訪れても、 満足してもらえる、楽しい場所として、情報発信していきたい。 そういう意味では、公園内全てを独占してしまうような、 大きなイベントは、この公園には必要ないかもなぁ。 (あくまで個人の見解ですので、ご理解ください(汗))
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2022年04月11日(月) ■ |
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曜日の感覚がなくなってくるね |
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「無職」になって11日目。 と言っても、昨年度末に、町シルバー人材センターに登録して、 「公園管理人」として仕事をいただいた。 週に何度か、柿田川公園の維持管理を中心に、 町内の「公園」と名のつく場所を巡回している仕事だが、 人間関係の面倒臭さにストレスが溜まっていた頃に比べれば、 気が楽だし、お昼のお弁当も美味しい。(笑) 何人の方から「どう? 今の気分は?」と問われて、 私の口から出た台詞が「曜日の感覚がなくなってくるね」だった。 毎週何曜日でもなければ、週に何回でもない。 事務局で作成してくれたスケジュールに沿って、働くだけ。 平日、土曜日、日曜日、祝日を意識することもなく、 今の季節、少し滲んできた額の汗を拭きながら。 隠居生活ってこんな感じなのかな?、と苦笑いした。 日曜日を意識しないと、NHK大河ドラマも見過ごしてしまいそう。 まぁ、観光の仕事をしていた3年間も、365日、ほぼ毎日仕事で、 曜日の感覚はなかったけど・・
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2022年04月10日(日) ■ |
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山本大将の考えを読み、彼の次の動きを教えろ |
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映画「ミッドウェイ」(ローランド・エメリッヒ監督)から。 戦争も含め、あらゆる戦いは、情報部の役割が大きい。 太平洋戦争前半、攻撃力では優っていた日本が負けたのは、 この「情報戦」に負けたから・・という他ならない。 作戦の指示を出す役割の日本連合艦隊司令官「山本五十六」を 徹底的に調査研究し、こんな場面では、きっとこう考える、 こんな状況なら、こういう作戦に出る・・と推測した。 それはたぶん、将棋などを通して、彼の思考回路を分析した、 そういうことなんだと思う。 情報部の役割について、こんな台詞があった。 「大将、私は結婚パーティーの招待状を見なくても、 業者が料理を準備し、生花店がバラを揃え、バンドが雇われたと知れば、 その事実を手がかりとして報告します。それが情報部」 どんな細かいことでもデータを収集し、分析すれば、 行動(考え方)にも必ず癖とか、傾向が見つかるはず。 そんなところを、戦争の作戦に生かすところが、アメリカらしい。 「まだこの戦いを制すことは可能です」と意気込む部下を、 山本五十六が叱咤する。「君は将棋のやり過ぎだ。 我々のメンツのために、残りの艦隊を失うわけにはいかない」と。 日本幹部の彼らが「将棋」ではなく「囲碁」を嗜んでいれば、 戦況は大きく違った、という人がいたのを思い出した。 最後に一つ、アメリカから見れば、終戦は8月15日ではなく、 日本降伏調印式だった9月2日と、再認識されられたテロップ。 この辺りのズレ、いつまで続くんだろう。
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2022年04月09日(土) ■ |
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素敵、ヨーロッパみたい |
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柿田川公園を散策していると、観光客の感想が耳に入ってくる。 今までは「第一展望台」の幾つもの湧き間を観た人たちや、 「第二展望台」の「ブルーホール」、神秘の青色を観た人たちが、 「うぁ〜」という驚きの声と共に発する感想が多かった。 しかし、今回は、晩秋になるとアユが遡上し産卵する「舟付場」、 それも大きな湧き間ではなく、反対側の小川から本流に向かう景色、 ビオトープに近い、ありのままの風景を観ながら、 「素敵、ヨーロッパみたい」と表現してくれた。 私たちが外来種駆除作業に入る以外、何も整備されていない場所、 そこが評価されたことに、私は嬉しくてメモをした。 (たぶん)ヨーロッパの、それも都市ではない地域を訪れたことのある、 女性の感想で、また新たなスポットを発見した気がする。 何年も、何万枚も撮影している柿田川公園だけれど、 確かに、この場所の写真に「いいね」が押されることが多い。 ヨーロッパの風景・・もう少し勉強しなくちゃなぁ。
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2022年04月08日(金) ■ |
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執行猶予中だから命令に従うしかないの |
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映画「COLD WAR あの歌、2つの心」 (パベウ・パブリコフスキ監督)から。 「ポーランド・イギリス・フランス合作」の文字に惹かれ、 どんな作品になるのだろうか、久々のモノクロ映像の恋愛作品に、 やや未知数な期待を持ちながらの鑑賞となった。 気になった原題の「Zimna wojna」は、 ポーランド語で「COLD WAR」(冷戦)を意味し、 それに続く「あの歌、2つの心」は、主人公の彼女が歌う曲の中に、 「2つの心の4つの瞳」というフリーズが出てくる。 冷戦下の中での恋愛は、単純に「好き」では済まされないことを 幸せそうに寝転んでいた二人に、こんな会話をさせている。 「白状するね、密告してたの?」「僕のことをか?」 「毎週カチマレクに、害のないことだけ。あいつ言い寄るの」 「何を探ってる?」「色々とね。西側のの放送を聞くかとか 神を信じているかとか。信じてる?、私は信じてる」など。 それを彼女の口から聞いて、男は黙って立ち去る。 そんな彼に向かって彼女が叫ぶ。「わかってる、私は馬鹿よ。 執行猶予中だから命令に従うしかないの」 こんな手段を使っても、東は西の、西は東の情報が欲しいらしい。 「東ベルリンは、社会主義陣営と帝国主義陣営の間にある。 平和主義対報復主義だ」 「ワルシャワの東のパリだ」なんて台詞も飛び交う中の恋愛。 その弾圧された関係が、余計にふたりの関係を切なくさせていたな。
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2022年04月07日(木) ■ |
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使わないスマホアプリを削除する |
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以前、退職して思いきり生活を変えるには、 スマホのトップ画面を変えてみることを提案した。 次に試したのは「使わないスマホアプリを削除する」。 これまた、面白いように気持ちが楽になってくる。 こんなに、アプリに頼って生活していたのか・・と驚く。 マップ、天気予報、ニュース・・ありとあらゆる情報が 手に入るけれど、どうしても必要か?と問われたら、 「No」と答えるだろう、と思えるアプリが沢山あった。 アプリの整理、これもまた「断捨離」してみるといい。 場所を取らないし、邪魔にならないから残しておく、 それもいいけれど、必要になったら、 またダウンロードすればいい・・と考えられれば、 スマホの中も、スッキリするだろう。 これまた、お試しあれ。 本当に、生活に必要なアプリは意外と少ないから。
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2022年04月06日(水) ■ |
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強引なやり方には抵抗する勢力も現れます |
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確か、テレビ番組で耳にしてメモしたけれど、 どんな場面のどんな時に発せられたフレーズだったのか、 情報源不足で申し訳ない。 ただ、妙に腑に落ちたことは覚えている。 「強引なやり方には抵抗する勢力も現れます」 強引なやり方をするのが、ある国なのか、政府なのか、知事なのか、 それとも、会社の上司なのか、部下なのか、はわからない。 けれど、すべて同じ方向を向かないと気が済まない、 とにかく、右向け右・・・と号令をかけると、 どうしても納得いかない人は、反対勢力として存在する。 それは、どんな場面でもありえることだから、 強引にやろうとすればするほど、抵抗勢力を意識する必要がある。 そこを読み間違えると、自業自得として、大きな抵抗に遭い、 やりたいこともできないケースとなって増えている。 今時、100パーセントはあり得ない。51パーセントの賛同者でいい。 だから謙虚に・・と思うのだが、その意味がわからない人が増えたなぁ。
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