初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2025年05月01日(木)
加齢からの厳粛なる贈り物だもの。

書籍「積極的その日暮らし」
(落合恵子著・朝日新聞刊・310頁)から。
朝日新聞に連載されたショートエッセイの中から抜粋。
(タイトルは「写真うつり」)
「写真なら差し替えはできるが、鏡うつりとなると・・・
そのまま丸ごと受け入れる。
いいじゃないか、加齢からの厳粛なる贈り物だもの。
受け取り拒否はしない。」
今の写真は、編集でどうにでもなるから、
若返りなんてお手のものだろう。
素敵な高齢者にでもなれるらしい。
しかし、鏡に写った顔は、編集できない。
現実を受け入れるしかないのが、鏡に写った姿である。
その現実を「加齢からの厳粛なる贈り物だもの。」と
言い切れる彼女の生き方が見えてきた。
昔は・・・と振りかえるよりいいな。
男だって、同じことが言えそうだ。



2025年04月29日(火)
どれだけ少ないものでやっていくか

書籍「積極的その日暮らし」
(落合恵子著・朝日新聞刊・310頁)から。
朝日新聞に連載されたショートエッセイの中から抜粋。
(タイトルは「たどりついたら、いつも雨ふり」)
「『どれだけ多くのもので、ではなく、
どれだけ少ないものでやっていくか』と。
五十代を迎えてから、わたしもそう心がけてきた。」
そうなんだよな・・とメモをした。
「終活」って、そういうことなんだと思う。
同じものが、幾つもある我が家にとっては、
耳の痛いフレーズであるが・・(汗)
お気に入りのものだけに囲まれて生活できたなら、
どんなに気が楽になるだろう。
先日「引っ越すつもりで、荷物整理を」と書いた。
それを、言い換えると、こうなる。
「どれだけ少ないものでやっていくか」を楽しみとして
荷物整理を始めたい。



2025年04月27日(日)
苦手は苦手のままで、も、いっか

書籍「積極的その日暮らし」
(落合恵子著・朝日新聞刊・310頁)から。
朝日新聞に連載されたショートエッセイの中から抜粋。
(タイトルは「開かずの間」)
「『苦手は苦手のままで、も、いっか』という声も、
心の奥に聞く年代でもある。
これぞ、加齢の醍醐味のひとつである」
歳を重ねるってそういうことのような気がする。
苦手なことをなんとかしなくては、というのではなく、
開き直って、苦手なものは苦手・・で済ませてしまう、
それが許される年齢になったということ。
これは、大きな気付きになった。
「無理をしない」とはちょっと違う感覚である。
諦めではなく、前向きに考えての選択。
苦手なことは得意な人に任せる、くらいのスタンス。
それこそが、長生きのコツのような気がする。



2025年04月25日(金)
京都の修学旅行が激減

外国人の観光客が増えている関係で、
日本の子供たちに影響が出ている、という話を耳にした。
それが、京都の修学旅行の激減。
中学校の修学旅行の定番は、京都に違いなのだけれど、
インバウンドの多さから、修学旅行に異変が起きている。
日本の子供たちに見てほしいと思う名所が
外国人で溢れている。
オーバーツーリズムとしか言えないが、
子供たちが体験してほしい日本文化や、
京都しか味わえない食べ物やお土産も高くなったり、
今の京都は修学旅行に適していない。
そう判断する学校が増えていることだ。
一番、感受性が強い時期の日本の子供たちが、
日本文化を体験できないなんて、
本末転倒ではないだろうか。
観光客が多いのは、いいことばかりではない。



2025年04月23日(水)
男というのは、どうして石鹸の香りが好きなんだろう

書籍「ワンダフル・ワールド」
(村山由佳著・新潮社刊・183頁)から。
匂い、香りをテーマにした、短編小説といったところか。
これまた、一気に読み終えた。
その中で、こんなフレーズがあって、
苦笑いしながらメモをした。
「男というのは、どうして石鹸の香りが好きなんだろう」
確かに、私も石鹸の香りが好きだ、
理由を聞かれても、まともな答えができないけれど
きつい香水より好きなことは、間違いない。
女性にとって、香水とは?と考えたら、
こんなフレーズも見つけた。
「自分に似合う香りを身につけている女の人って、
とても魅力的だと思うから」なるほど。
「自分に似合う香りをわかってるってことはつまり、
自分で自分のことをよく知っているってことでしょ。
長所も短所も、強いところも弱いところも。
それって本当の意味で成熟した大人の女の証しって
感じがして、すごく色っぽいと思う」
と説明してあった。これまた、なるほど・・である。
このように、香りがふんだんに出てくる作品。
意外とすんなり、読めてしまった。
「香り」が気になったあなた、是非、一読を!!



2025年04月21日(月)
風は西から

書籍「風は西から」(村山由佳著・幻冬舎刊・407頁)から。
一気に読み終えた。
恋人がブラック企業に勤め、
その果ての結果、自殺してしまう、という、
意外と重たい話だったが・・。
それを吹き飛ばすような、詳細な描写に、
ハラハラドキドキが止まらなかった。
「顔に吹きつける風がたまらなく心地いい」で始まる、
爽やかな、デートの場面が、その後の意外な展開に続く。
その中で、時々、登場する「風は西から」のフレーズが、
頭から離れない。
キーポイントになるシーンに、さらっと表現されている、
このタイトルは、筆者が何かを訴えているのだから、
気になって仕方がない。
久しぶりに、小説を読んだ。
それまでの私は、集中力が続かなく、
読み始めても、すぐに飽きてしまったのに、
今回ばかりは、じっくりと読むことができた。
だんだん、治ってきたのかもしれないな。  



2025年04月19日(土)
「シワもシラガもシミも」「クスミもタルミも」

書籍「積極的その日暮らし」
(落合恵子著・朝日新聞刊・310頁)から。
朝日新聞に連載されたショートエッセイの中から抜粋。
(タイトルは「私の朝は」)
「高齢者にとって増えて当然なもの。
「シワもシラガもシミも」「クスミもタルミも」
なければ不自然、かえって気味悪い。」
そんなフレーズを見つけた。
確かに、歳を重ねれば増えてくるものを、
逆らわず、受け入れる。
そんな気持ちになればいいなと思えてくる。
こんな視点がいっぱい詰まっている一冊。
しばらく、この本からの「気になる一言』が
増えそうだな。



2025年04月17日(木)
暗い場所でしか、人は光に気付かない

書籍『うつくしい人』
(西加奈子著・幻冬舎刊・226頁)から。
ストーリーを説明すると長くなるからしないが、
「暗い場所でしか、人は光に気付かない」
というフレーズに引っかかった。
なるほどな、とメモをしたのは言うまでもない。
例えば、星や月。
昼間も出ているけれど、私たちは気づかない。
暗くなってから、初めてその存在に気づく。
私たちは、見えているものしか反応しないからだろう。
しかし、星や月は、私たちの気づかないところで、
一所懸命輝いている。
それを、意識できるかどうか、も私たち次第。
時には、明るい場所でも、光に気付きたいと思う。
きっと新しい発見があるだろうから。



2025年04月15日(火)
滑舌が悪いと音痴になる

久しぶりに、歌ったら、
恥ずかしいくらい音痴になっていた。(涙)
(自分でも驚くくらい・・・)
音痴になる理由を調べてみたら、思い当たる原因があった。
四つの原因があるようだが、その一つが「滑舌音痴」。
滑舌が悪い人は音を明確に発音ができないため、
歌詞が聞き取りづらい上に、音程も不安定になるらしい。
滑舌音痴の場合は、滑舌の悪さから正しく発音ができず、
次の音の発音まで遅れて、曲が総崩れになってしまうことも
よくあると言う。
私は、まさしくこの「滑舌音痴」だ。
人と話す機会が極端に少なくなっているため、
滑舌が非常に悪くなっているのは確かである。
音痴を治すには、滑舌をよくするしかない。
そのためには、人と話す機会を増やすしかないのかな。



2025年04月13日(日)
痛い方に気が散る

膝が痛い。そう思っていたのはつい先日の話。
しかし、ぎっくり腰になったら腰が痛い。
腰の痛さが、膝の痛さを忘れさせる。
どうしてだろう。
決して、膝の痛さが治ったわけではない。
考えるに、痛い方に気が散ってるだけ、と思う。
これで腰が治ったら(痛くなくなったら)
また元のように膝の痛さが気に掛かる。
そんなものかもしれない。
心配事も、同じ。
さっきまで、心配していたことが、
もう少し大きな心配事が浮かんでくると、
ちぃちゃな心配事はすっかり忘れさせてくれる。
(何も解決したわけではないのに)
不思議なものだよな、と思う。
さて、ぎっくり腰の治療に力を入れようっと。