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しもさんの「気になる一言」
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2025年05月07日(水)
電気も電波もない宿に・・

知人に誕生日のお祝いをメッセージで送ったが、
なかなか「既読」の印がつかないので、気になった。
いつもなら、ずくに「既読」になるのに・・。
例えば、病院に入院してしまったとか、
何かあったのかな?と心配してしまった。(汗)
そんな彼女から一日遅れで、メッセージが届いた。
「なんと昨日から、電気も電波もない、
岐阜のランプの宿にお泊まりでしたWW」
なんと「スマホから離れた生活」を楽しんだようだ。
自宅にいたら、体験できないこと。
どうしても、1日に1回以上は、確認してしまう癖が
ついてしまっているから。
私も、疑似体験として、電波の届かない生活してみたい。
スマホを手の届かない場所にしまい、
(一時的に、電波の届かない環境を作り)、
次の日まで、手にしないことを自分との約束にして。
果たして、我慢できるだろうか?
スマホ三昧の私にとって、ちょっびり自信がないな。
スマホ生活からの脱却、やってみる価値がある気がする。
さすがに、電気のない生活は無理だけど・・。



2025年05月05日(月)
レモンちゃんの話、わかりやすい

最近、書籍「積極的その日暮らし」
(落合恵子著・朝日新聞刊・310頁)からの引用が続いている。
私のアンテナに引っかかってくるフレーズが多いということ。
私たちの世代、落合惠子さんを「レモンちゃん」と呼んでいた。
その彼女が「高齢」というのを前向きに受け止めて、
女友達と楽しく過ごしている彼女の行動や気持ちが、
手に取るようにわかるから読みやすい。羨ましいくらいに。
母の長い介護と、母を見送った悲しみなど
辛いことも多かったようだけど、それにもめげず、
季節の花を育てながら、毎日を楽しんでいる。
なぜ、そんな彼女のメッセージに惹かれるかというと、
彼女の話が等身大の話であり、わかりやすいからだろう。
何も気取らず、今思ったことを文字にすること。
これって、私が何十年も、やってきたことと変わりがない。
もしかしたら、私の文章って、わかりにくかったかな。
楽しい本と出会った時の喜びを久しぶりに味わった。
これからも、この本からの引用が続く。お楽しみに。



2025年05月03日(土)
待つことが苦痛になっている自分がいる。

書籍「積極的その日暮らし」
(落合恵子著・朝日新聞刊・310頁)から。
朝日新聞に連載されたショートエッセイの中から抜粋。
(タイトルは「そういうこと」)
「待つことが苦痛になっている自分がいる。
我慢が利かなくなったのかなあ。
たぶん、これも年齢のせいだろうね」
内容は女性のトイレの話だったけれど(笑)
高齢者になって気づいたことが
歳を重ねるにつれ「待つこと」が苦手、になっている。
テレビで特集している「行列ができる○○店」などは
たぶん、待ってまで・・と敬遠してしまう私。
これって、年齢にせいだったのか、と納得。
最近、特にひどい、待てなくなってきた。



2025年05月01日(木)
加齢からの厳粛なる贈り物だもの。

書籍「積極的その日暮らし」
(落合恵子著・朝日新聞刊・310頁)から。
朝日新聞に連載されたショートエッセイの中から抜粋。
(タイトルは「写真うつり」)
「写真なら差し替えはできるが、鏡うつりとなると・・・
そのまま丸ごと受け入れる。
いいじゃないか、加齢からの厳粛なる贈り物だもの。
受け取り拒否はしない。」
今の写真は、編集でどうにでもなるから、
若返りなんてお手のものだろう。
素敵な高齢者にでもなれるらしい。
しかし、鏡に写った顔は、編集できない。
現実を受け入れるしかないのが、鏡に写った姿である。
その現実を「加齢からの厳粛なる贈り物だもの。」と
言い切れる彼女の生き方が見えてきた。
昔は・・・と振りかえるよりいいな。
男だって、同じことが言えそうだ。



2025年04月29日(火)
どれだけ少ないものでやっていくか

書籍「積極的その日暮らし」
(落合恵子著・朝日新聞刊・310頁)から。
朝日新聞に連載されたショートエッセイの中から抜粋。
(タイトルは「たどりついたら、いつも雨ふり」)
「『どれだけ多くのもので、ではなく、
どれだけ少ないものでやっていくか』と。
五十代を迎えてから、わたしもそう心がけてきた。」
そうなんだよな・・とメモをした。
「終活」って、そういうことなんだと思う。
同じものが、幾つもある我が家にとっては、
耳の痛いフレーズであるが・・(汗)
お気に入りのものだけに囲まれて生活できたなら、
どんなに気が楽になるだろう。
先日「引っ越すつもりで、荷物整理を」と書いた。
それを、言い換えると、こうなる。
「どれだけ少ないものでやっていくか」を楽しみとして
荷物整理を始めたい。



2025年04月27日(日)
苦手は苦手のままで、も、いっか

書籍「積極的その日暮らし」
(落合恵子著・朝日新聞刊・310頁)から。
朝日新聞に連載されたショートエッセイの中から抜粋。
(タイトルは「開かずの間」)
「『苦手は苦手のままで、も、いっか』という声も、
心の奥に聞く年代でもある。
これぞ、加齢の醍醐味のひとつである」
歳を重ねるってそういうことのような気がする。
苦手なことをなんとかしなくては、というのではなく、
開き直って、苦手なものは苦手・・で済ませてしまう、
それが許される年齢になったということ。
これは、大きな気付きになった。
「無理をしない」とはちょっと違う感覚である。
諦めではなく、前向きに考えての選択。
苦手なことは得意な人に任せる、くらいのスタンス。
それこそが、長生きのコツのような気がする。



2025年04月25日(金)
京都の修学旅行が激減

外国人の観光客が増えている関係で、
日本の子供たちに影響が出ている、という話を耳にした。
それが、京都の修学旅行の激減。
中学校の修学旅行の定番は、京都に違いなのだけれど、
インバウンドの多さから、修学旅行に異変が起きている。
日本の子供たちに見てほしいと思う名所が
外国人で溢れている。
オーバーツーリズムとしか言えないが、
子供たちが体験してほしい日本文化や、
京都しか味わえない食べ物やお土産も高くなったり、
今の京都は修学旅行に適していない。
そう判断する学校が増えていることだ。
一番、感受性が強い時期の日本の子供たちが、
日本文化を体験できないなんて、
本末転倒ではないだろうか。
観光客が多いのは、いいことばかりではない。



2025年04月23日(水)
男というのは、どうして石鹸の香りが好きなんだろう

書籍「ワンダフル・ワールド」
(村山由佳著・新潮社刊・183頁)から。
匂い、香りをテーマにした、短編小説といったところか。
これまた、一気に読み終えた。
その中で、こんなフレーズがあって、
苦笑いしながらメモをした。
「男というのは、どうして石鹸の香りが好きなんだろう」
確かに、私も石鹸の香りが好きだ、
理由を聞かれても、まともな答えができないけれど
きつい香水より好きなことは、間違いない。
女性にとって、香水とは?と考えたら、
こんなフレーズも見つけた。
「自分に似合う香りを身につけている女の人って、
とても魅力的だと思うから」なるほど。
「自分に似合う香りをわかってるってことはつまり、
自分で自分のことをよく知っているってことでしょ。
長所も短所も、強いところも弱いところも。
それって本当の意味で成熟した大人の女の証しって
感じがして、すごく色っぽいと思う」
と説明してあった。これまた、なるほど・・である。
このように、香りがふんだんに出てくる作品。
意外とすんなり、読めてしまった。
「香り」が気になったあなた、是非、一読を!!



2025年04月21日(月)
風は西から

書籍「風は西から」(村山由佳著・幻冬舎刊・407頁)から。
一気に読み終えた。
恋人がブラック企業に勤め、
その果ての結果、自殺してしまう、という、
意外と重たい話だったが・・。
それを吹き飛ばすような、詳細な描写に、
ハラハラドキドキが止まらなかった。
「顔に吹きつける風がたまらなく心地いい」で始まる、
爽やかな、デートの場面が、その後の意外な展開に続く。
その中で、時々、登場する「風は西から」のフレーズが、
頭から離れない。
キーポイントになるシーンに、さらっと表現されている、
このタイトルは、筆者が何かを訴えているのだから、
気になって仕方がない。
久しぶりに、小説を読んだ。
それまでの私は、集中力が続かなく、
読み始めても、すぐに飽きてしまったのに、
今回ばかりは、じっくりと読むことができた。
だんだん、治ってきたのかもしれないな。  



2025年04月19日(土)
「シワもシラガもシミも」「クスミもタルミも」

書籍「積極的その日暮らし」
(落合恵子著・朝日新聞刊・310頁)から。
朝日新聞に連載されたショートエッセイの中から抜粋。
(タイトルは「私の朝は」)
「高齢者にとって増えて当然なもの。
「シワもシラガもシミも」「クスミもタルミも」
なければ不自然、かえって気味悪い。」
そんなフレーズを見つけた。
確かに、歳を重ねれば増えてくるものを、
逆らわず、受け入れる。
そんな気持ちになればいいなと思えてくる。
こんな視点がいっぱい詰まっている一冊。
しばらく、この本からの「気になる一言』が
増えそうだな。