■あんただけにそっと■
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大きい病院を受診したら、そのまま入院になって、 1型糖尿病の診断を受ける。
入院は3週間ほどの予定。 モリオの症状を改善するのに長くかかるのではなく、 家に帰して親が管理できる状態にするまでそれだけかかるそう。
ちょいちょい、担当医の先生から授業を受ける。 1型糖尿病は成人病で有名な2型糖尿病とは違い、 色々な要因が偶然重なって起こる、不運な事故のようなものだということ。 何かの原因で、すい臓が血糖値を下げるインスリンという物質を出せなくなったこと。 代わりにインスリンを注射して、血糖値を安定させて生活していくこと。 今のところ、治らない病気だということ。 インスリン製剤の色々(速攻型や持続型)、 一日何度も注射するのではない、ポンプという方法・・ (ポケベルくらいの大きさのインスリン点滴を身につける)。
今は点滴でインスリンを入れていたのをやめて、注射に切り替えたところ。 普通は80〜125くらいが正常の血糖値らしいのだけど、 インスリンをいれるとドッと下がり(寝てると29とか!) 控えめにしたりやめたりすると600を振り切ったりで、 先生も戸惑うくらい、なかなかペースがつかめない。 でもモリオは入院前より元気になってきて、ホッとしてるところ。
注射の他に、血糖値測定も針を指して血を出してしなきゃならない。 これは今日初めて私も体験。 まずは自分の指に。 ペン型の測定器を押し付けてボタンを押すと、バチンと弾ける感じ。 静電気でバチッとなるのに似てるかも。 次にモリオの測定も私が。 タオルケットでグルグル巻きにして、手と指をギュっと握ってバチン。 すまんの〜。 測定は何とかできてホッとしたけど、インスリンの注射は出来るのかな〜。 出来ないわけにはいかないのだが、こわっ。
大変だけど、インスリンを入れていれば命は守れる病気で、 一生治らなくても、生活は送っていけるのだから、ありがたい。
あまり悲観せずそう思えるのは、流産の経験があったからかも。 悲しさで言えば、流産の方がずっと悲しかった。 とにかく、モリオを失うことはない。 友達が、流産していて良かったのかもね、と言ったけど、 そんなことはない。大変だったろうけど。
ただ、すごい病気だったんだ!というショックと、 モリオが不憫になる時はあるし、この先も不安。 私の一番苦手な分野・・・自己管理・・・。
今夜はぴーが泊まりを交代してくれて、私は帰宅。 この家にモリオが居なかったことがないので、不思議。
明日は自転車買ってから病院に戻る予定。 付き添いは食事も出ないし風呂もないので、それがどうにも・・・。 売店のおにぎりやパンは飽きるし、栄養偏るし、 平日5日も風呂に入らないではいられないしさ・・・。 付き添いの食事くらい出してくれよ〜シャワー室くらい用意してくれよ〜。 どんどん臭くなって、顔色悪くなって困らせるぞ。
モーリー・しい子(藻)
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