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2002年06月30日(日)   新横へ行く。 ★★★+

居ても立ってもいられなくなって気が付いたら新横に向かってました。

もともと横浜に用事があったので横浜へ出ていたのですが

ほんとは早く家へ帰って準備万端で

NHKで決勝戦をゲストの宮本と共に観戦しようと思っていたのですが

横浜駅で見かけるサポーター陣を見ていたら

我慢できなくなって、

ひとりで地下鉄乗ってました。

地下鉄のホームだって外人が歌ったり踊ったり、もうたまりません。

祭りの匂いのする方へ、知らず知らずに向かってました。





新横に着いたらそこは別世界。

かつてこんなにぎやかな新横を見たことがあっただろうか。

わたしは以前仕事で新横へよく行っていたのですが

モロにビジネス街とホテルしかなくて冷たいイメージを持っていました。

ライブで横アリへ行っても休日の夜に開いてる店の少ないこと!

休日の新横ほど殺風景な街はないよな、という印象だったので

このかつてないにぎわいには驚き。

日本じゃないみたい、と言ったら大げさか。

あのテレビで見ていたようなサポーターの光景の中に自分がいるんだなーと思うと

感謝の気持ちでいっぱいになってしまうくらいの感動だ。

サポーターは圧倒的にブラジルが多く、めちゃくちゃ陽気。

サンバのリズムで踊ってるし

格好がイカしてるんだわ。

特に目を惹くのはナイスバディなサンバねぇさん。

ブラジルはユニフォームの色が明るいから

レプリカを着てるサポーターも目立つし、

ドイツの白いユニフォームより見た目が強い。

(わたしは今大会のユニフォームではドイツがいちばんかっこいいと思うが)

そしてみんな超陽気。

わたしは何度ロナウドのTシャツを売られそうになったことか。

巧みに「オネイサン、ヤスイヨ」なんて腕をつかまれたりした。

そうそう、テレビでよく取材されてる鎧甲の日本人サポーターの人も見たよ!

コンビニが出店つくってたり、街全体もお祭りムード。

駅から大合唱。なぜか相変わらず「テーハミングー」コールまでもが。

テレビで見ていても安全そうだったけど

現地はとってもいい雰囲気で

両国のサポーターも「イエーイ!」なんてハイタッチしたり

お互いの旗を広げて肩組んで、やれこっちが3-0だー2-0だーて楽しく言い合ってたり、

すごくほほえましいかんじ。

警官の人は職務に忠実だけど、

ある程度のハメ外しはしょーがないとでも思っているようで(当たり前だ)

車道に出ないでくれ、とかほんとに車が来たときとかは警戒してたけど

厳かな空気もなく、半分あきれてしまってるような表情に見えた。

でも若い警官はちょっと楽しそうだったのを見逃さなかったぞ。

こんなときはなぜか準備していたかのように

カメラを持っていたりして(teeveeのイベントで持ってなかったことを教訓に)

余り物のフィルムで数枚この臨場感を撮ってみた。

(あがった写真は意外と殺風景だったが)

わたしもひとりでよくここまでするよなーと我に返りながら

橋の欄干のいちばん高いとこに昇ってシャッターチャンスを狙ってました。

ちょっと高いところから見下ろすと

本当にすごいことになってるのが取るようにわかって、

改めてワールドカップの偉大さを知った。

こんなに平和に人の心を動かすってほんとにすごいことだ。

今日この舞台に立つのが日本だったら・・・

だって他国のゲームでこんなエライことになってるようじゃ

日本だったらどーなっていたことか。

最高に楽しいんだろうなぁ。

そんな日がいつか来るかなぁ。

ブラジル人とドイツ人にかなりジェラシーを感じてしまう。

そらアンタラ楽しーだろうよ!サンバも踊るよなぁ?

いいなー気持ちいいよなー!

悔しいけどわたしはここでゲームを観ることもできないわけで

いっそのこと「I need ticket」って首からぶら下げようかと思ったけど

7時20分からのNHKの決勝中継のゲストが宮本なので

絶対見逃すことはできず、ギリギリで新横を後にした。

うー、マジでうらやましいぜ。





家へ帰りテレビにはスーツ姿の宮本。

なんて大サービスなの!

しかもシャツがギンガムチェック!しかもギンガムでかッ!

かーわーいーいー。

うーん、でもネクタイがちょっと・・・

なんか色ももっと濃い方がいいし、素材が・・・織りが・・・(泣)。

ギンガムももうちょっと細かい方がよいんでないか?

ジャケットは濃いグレー?で、すげーかっこよかったんだけどさ。

シャツの露出が少ないのに大柄っつーのは難しいわよ、いくら宮本でも。

ま、でも何着ても男前だよな。←結局は。





わたしはドイツを応援してたけどブラジルが勝つと思っていたし

そんなショックじゃない。

それでもカーンはすごいキーパーだよ、普通止められないって。

手を痛めてしまったようだったし。

ドイツもけっこうシュート打ったんだけどねー、

そこでキメられるのってすごいことなんだよね。

ロナウドはやっぱりやってくれちゃったってかんじ。

ブラジルはロナウド、リバウド、ロナウジーニョって揃ってるんだもの、

ズルイくらいに。ロベカルまで入れたら「3R」どころじゃなく「4R」だぜ?

優勝したブラジルの喜びは明るくて純粋に嬉しそうで

はしゃぎっぷりも全部よかった。

わたしとしては敗者が気になるところなのだが

テレビ的にあんまりドイツは映らなくて

なによりも気になったカーンの様子があまり伝わってこなかった。

涙も見せないカーン。

キャプテンとして自分の失点を責めてしまいそうなカーン。

勝っても負けてもその先って自分次第だと思う。

ちょっといいこと言ってみたけど、その意味の重さに自爆しちゃいそう。

こんなことまでこの脳天気なわたしに考えさせてくれたワールドカップ。

無事に終了した今となっては、なにをよりどころとすればよいのでしょう?

もちろん、ガンバも待ってるけどね。

世界レベルで盛り上がれるなんてすばらしかったから。

それでも韓国と北朝鮮は銃撃戦したり、

ラディンのテロの予告だってあったんだよね・・・ってゆーか

今日の決勝戦を外したってことは、独立記念日・・・?

いい加減やめてほしーんだよねぇ。

平和ボケと言われようが、

戦争なんか、まっぴらっだー、まっぴらっだー、まっぴら、まっぴら、まっぴらだー♪

ワールドカップから少しは学んでくれてもいいんじゃないの?

君たちも4年後目指してそのエネルギーをサッカーに向けなさい、と言いたい。

(自分がハマったから得意げ)

今日のわたしはほんとにお腹いっぱい胸いっぱいです。

心身共に。また食い過ぎたのです、さっき太田胃散飲みました。

ありがとう、ワールドカップ!

ほんとにわたしの人生を変えてしまうかもしれない。





2002. 6. 30 Y O K O H A M A F I N A L pm 4:00〜5:30


横浜国際競技場の入場ゲートに並ぶ人たち。うらやましーぜ。



ロナウドのそっくりさん。ほんとにそっくり。シャッターの嵐。



国旗のサングラスを売ってた外人さん。



A N D





宮本ユニフォームで
ドイツを応援するわたし。





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