念願のゴスフォード・パークを鑑賞してきました。
いやぁ、おもしろかったー。
わたしロバート・アルトマンの作品がホントに好きで、特にこの作品のような、
一見バラバラに見える人間たちのドラマがなんとなく一本の線に繋がっていく
アンサンブル劇が大好きなのです。
登場人物の何気ない会話や行動が全てで、ストーリーの親切な説明がないから
より一層セリフの絶妙感が生きてくる!
巨匠ですな。
それにしても来週末で公開終了なものだからめっちゃ混んでて立ち見の人までいた。
通路に小さく座ってる人たちを見ると、本多を思い出してしまう。
午前中に整理番号もらっておいて正解だったわ。
その足で前から行こうと思っていたミュージックビデオ展へ。
なんともまぁ見応えありまくりの展覧会なのでとても一日では鑑賞しきれません。
お目当てだったミシェル・ゴンドリー・レトロスペクティブは次回に回し、
国内外のミュージックビデオ70本コースへ進入。
受付で「本日大変混雑しておりますが」と言われたが
マジでぎっしりの人にびびる。(大木、こんばんみ。)
そのブースは床面からでかいスクリーンがあり、床に寝そべってゴロゴロ鑑賞するスタイルで
何個かクッションなどが用意されていたが、
とてもそんなものにあやかることのできる人数ではない。
しかしながら寝そべって観ている人もいる手前、
ブース内では低姿勢で鑑賞しなければならないハメになってしまう。
非常にツライ姿勢で黙々と流れるビデオを見続けるのみである。
コレ全上映時間が約7時間!
4時頃入館したワタシは閉館の6時までの2時間っきゃ観れていないわけで
これはもう通うっきゃない。
上映作品のラインナップもイカしていて
こうも自分の趣味の音楽がセレクトされたことに誇りを感じる。
いわゆる現代ミュージックビデオの五大監督、
ミシェル・ゴンドリー、クリス・カンニガム、スパイク・ジョーンズ、
マイク・ミルズ、マーク・ロマネックが手掛けたアーティストは
揃いも揃ってワタシ好みであり、
来日すりゃぁライブに行くのがある意味「義務」クラスのタレントである。
上映リストはあるものの、ランダムに上映されるので
何がいつ上映されるかわからないところもわくわくする。
今日ワタシが鑑賞できたものでラッキーだったのはKraftwerkのあの人体CGのやつ。
Bentley Rhythm Aceの「Theme from Gutbuster」、
あの北極(南極?)のやつ、アレはパンチがあって大好き。
何年か前のレスフェストで観たことあって、笑えるんだけどすっげカッキーと思ったのだ。
クレイジーケンバンドのGTも観れて剣サンかっちょいんだ。
チャチな作りが絶妙でね、湯村さんのイラストもいいし。
そうそうゴスフォード・パーク観たとき
「過去のない男」(だっけ?)っていう映画の予告が流れたのだけれど
クレケンの曲が使われててびっくり。
タイトル忘れちゃったけどハワイの歌なんだけど・・・
洋画の予告篇にだよ?
なんだかすごい、一瞬演歌かと思ってしまうどっかで聴いたことある歌だと思ったら。
クレケン、メジャー化計画?
個人的には54-71の「beyo〜nd」を観れたのも嬉しかったです。かっこいいよね、彼ら。
それと、以前スーパーカーのハイビジョンというイベントで
アタシが逆絶賛した七尾旅人って男がいたんですけど
彼と卓球とのコラボの「ラストシーン」ていう曲のPVも観てきました。
卓球の力だけで、七尾が別物に思える。ブランド力か?
しかも悔しいことにPVがおもしろかった。
パパイヤ鈴木が出てたんだよー。要はデブにダンスさせるってやつなんだけど笑えたわー。
レディヘのPVが充実しているのもとても嬉しくて、
自分の中でレディヘ・ブームが復活しました。
着メロも宮本生声(恥ずかしいので万年バイブ)から
前使っていた「KNIVES OUT」に戻しました。
モロに影響受けるので家帰ってすぐにケミカルのスターギターのPV流して踊りました。
なんだか映像やりたくなっちまうわな、こりゃ。
ってゆーか、この間デジカメのビデオ機能でいっちょ前に撮って遊んでしまったんですが
すげー楽しいのな。
ホウボウで「将来映画撮りたいんですよね〜」なんて口走っちゃう人たちの気持ちがわかった!
ちゃんと撮れてることに「俺サイコー」って思っちゃう魔力があんの。
撮れて当たり前なんだ、カメラだから。
アタシさっそく騙されてしまうかも。
なんだかんだで、約20曲あまり鑑賞できました。
楽しかったけど、丸一日映像観っぱなしってけっこう精神的に限界でしたね。
次回は70本コースの残りと、
ビョーク・コースとミシェル・ゴンドリー・レトロスペクティブ・コースを目指して
全曲制覇しようと思います。
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