アルの日記
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2001年12月16日(日) 類は友を呼ぶ

現在断食8日目が終わり9日目に突入しようとしている。
う〜ん・・・ふと気付くと頭の中で食いたい物のリストを作ってしまったりしている。
こりゃいかんな、こりゃいかん。
まあでも元来、食い物好きなためしょうがないか・・・。
なんか普通に声を出していても、何て言うんだろう・・・あまり大きい声は出せず、低音でちょっとボソボソした感じになってしまう。
要するに声にも力が入らなくなってきているのだろう。
良く言えば澄んでいるというか、しなやかで攻撃性のない声になっていると思う。

う〜ん・・・思い出した。
ベジタリアンになった友人がいたんだけど(今は絶縁状態)、彼も野菜しか食わなくなってから何だか澄んだ声&雰囲気になっていった。
彼は日本人であるが、観念で動く欧米人と化していたので凄い徹底ぶりだった。
例えば、そばなら食えるだろうと誘っても「いや、鰹だしとか使ってるから駄目だ!」とか、極端なエコロジストでもあったので車も乗らなくなって常に自転車か電車を使っていた。
ある日、居酒屋で何人か集まって飲んでいた時、友人の彼女に「何でベジタリアンになったの?」って聞かれて、待ってましたとばかりに「じゃあ、何で肉食べるの?」と逆に質問し返したら、「・・・・・美味しいから・・・」と言われてあっけなく撃沈していた、笑。

う〜ん・・・彼は本当に極端な人間だった。
例えば彼の運転する車の助手席に乗っていて雨が降ってきたとしよう。
普通はすぐにワイパーをかけるだろうが、彼はフロントガラスに付着する雨がかなり溜まってからワイパーを一回かけ、またぎりぎりまで溜めてからかける、っていうような感じだったので助手席にいる俺はかなり怖かったのだった。
何て言うんだろう・・・ぎりぎりまで我慢してから行う事が気持ち良いらしい。
だからサウナに入っても死ぬ一歩手前ぐらいまで入ってから出てきて水風呂に浸かるのである。
・・・・・まあ自分もちょっと似たような性格ではあるが彼ほどは極端ではないと思う。
肉好きだからベジタリアンになる気もないし。

しかし彼はかなり頭の良い人間であり、あの観念的極端さからか英語力も物凄いし白人の友人がたくさんいる。
そういえば以前、アメリカ人の女の子と付き合っていた。
見たことはないのであるが、インドで知り合ったらしく、タトゥーがバリバリに入っていて、直観力に秀でているらしく、インドだかチベットだか忘れたが宗教団体からの勧誘が来ていたらしい・・・・・う〜ん・・・何かカルトチックだ・・・笑。

彼はアジアを転々としてインドでしばらくシタールをならっていたのであるが、その後、北欧に行き、ノルウェーで現地のメジャーバンド(向こうでは結構有名らしい)のアルバムにシタールで参加したりしていた。
イギリスに行きたかったらしいのだが、パスポートに判がかなり押してあって長期に渡る旅行をしている上に身なりも相当怪しく、つい変な事を口走ってしまったために入国拒否されて口論になって留置所に入れられたりしていたらしい、笑。
その後、もう一度トライしたがやっぱり駄目だったらい。
そういえばアイスランドでも入国拒否されて留置所に入れられたらしい、笑。
さらにその留置所でシタールを弾いていたら(持ち込みOKだったらしい)かなり感情込めて上手く弾けたらしく、アムステルダム(←当時、彼がしばらく住んでいた)に帰って友人たちにそのことを話すと「何でその時にレコーディングしなかったんだ!!!」と叱られたらしい、爆。
はっはっはっはっは・・・・・彼も彼だがその友人も友人だ・・・笑。
やっぱり類は友を呼ぶんだなぁ〜・・・。

う〜ん・・・彼については面白い話が相当たくさんあるのでそれはまた今度書きたい時に書こうと思う。
いずれにしても俺はこういう変な友人達に囲まれていたのでこんなになっちゃったんだろうなぁ〜・・・涙。
まあ人のせいにしちゃいけないな、自分が引き寄せたのだろうし・・・。
やっぱり類は友を呼ぶんだなぁ〜・・・郷に入って郷に従うのは良しとしても朱に交わって赤くなるのは考えものだなぁ〜・・・なんて思ってしまった、笑。
ではでは。




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