アルの日記
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2001年12月27日(木) 最近頭に浮かぶこと Vol.1

最近ふとした瞬間にある友人のことが頭に浮かぶ。
もうどれくらいだろう・・・2年以上会ってないし連絡も取っていない。
彼は自分と同じ駄目人間である(微妙にその駄目さの質が違うのだが・・・笑)。
そして、ちょっと変わっているのは彼がタイ人であるということ。
タイ人といっても父親はフィリピン人でフィリピン在住の外交官であり、母親はタイ在住の中国人(華僑)なのでルックスも典型的なタイ人とはちょっと違うのである。

彼との出会いは昔アメリカにいた頃、隣の部屋に住んでいたので、俺のドアの閉め方がうるさいと彼が苦情を言いに来たことがきっかけだった。
それ以来、毎日のように俺の部屋に現れては雑談をしたりビリヤードに行ったりしていたのだった。
1日に何回も現れたりするのでちょっとうんざりしていたこともあったのだが、彼の英語力はネイティブ並だったので勉強にもなったし宿題もちょくちょくやってもらっていたので有難い面もあったのだった、笑。
それに彼も音楽が好きで、俺の部屋にはいろんなCDがあったため、いろいろとダビングしてあげたりしていた。
スタンフォード大に行っているジャズ好きの弟に何かテープを送ってやりたいのだが何か良いのないかと言われて当時良く聞いていたジャンゴ・ラインハルトを中心にいろいろと詰め込んであげたりしたこともあった。

彼は父親が外交官なので小さい頃からヨーロッパを転々としていたり、しばらくイギリスに住んでいたことがあってイギリスのハイスクールを卒業していたため発音はともかく英語力はかなり高かったのだった。
っていうか後にバンコクを訪れるたびにちょくちょく彼の家に泊めてもらっていたのだが、その時にあまりタイ語が流暢じゃないような気がして「お前のネイティブ・ランゲージは一体何なんだ?」と聞いたところしばらく考えこんでから「英語だ・・・」と言っていたので一応英語のネイティブスピーカーなのであるようだ・・・う〜ん・・・そうか、おじさんがフィリピン人ってこともあるのかな・・・・でもフィリピンに住んでいたなんて聞いたことないしなぁ〜・・・よくわからん、笑。

ちなみにバンコクで彼が住んでいたのはほとんど外国人が住む高級コンドミニアムで、プールやジムももちろん付いていて、部屋の床やバスルームはすべて大理石だった、涙。
一度、彼の母親がアメリカに行っていて居ないというので彼の母親の家に泊めてもらったことがあったのだがこれがまた物凄い豪邸で内装はほとんど大理石でできていて家具や調度品も高級そうなものが揃っていて、当たり前のごとくメイドもいてそこで寝泊りしていて、好きに使ってくれという捨てゼリフとともに俺を残して帰ってしまったため、どうして良いのかわからなくなり、結局1泊しただけでさっさと引き上げてカオサン通り付近の安宿に戻ってしまったのだった、涙&笑。
う〜ん・・・何だか世界が違うぞ!いくら安く雇えて雇用も生み出しているとはいえ俺はメイドを使えるような性格じゃないし。
だいたいインドとかでリキシャー(人力車)に乗っても汗だくになってペダルを漕いでいるおっちゃんに対して何だか申し訳なく思ってしまうのに・・・(もちろん料金ふっかけられても最初に交渉した金額しか払わんのだが・・・笑)。

彼はすでに結婚していて奥さんもすでに妊娠していたので家の購入を考えていた。
「アル(仮名)もこっちに家を建てて住め!」と本気で言いながらカタログをたくさん見せてくれた。
う〜ん・・・どれもなかなかの豪邸で、日本円にして確か4、5百万くらいだったと思うのだが・・・・・俺は君と違って経済的なバックグラウンドがないので無理なのさ、涙。
タイは人も良いし物価も安いし食い物も美味しいし気候も1年中暖かいしバンコクなら東京とそんなに便利さは変わらないし住んでもいいかなぁ〜って思うけどね。
ちょっと前、どうやって出したのかはわからないけど、自分の国に対する満足度の統計が出ていてタイは1位だったらしい。ちなみに日本は下の方だったみたいだ、涙。

そんな感じでちょくちょく彼の家に泊めてもらっていたのであるが、いつも「お前は何でこっちに彼女を作らないんだ???」と本気で疑問に思っているらしく、1日に10回は言われていた。
初めて彼の家に遊びに行ったときは「これ、飲め!」と言われて白い錠剤と水を渡されたので飲んでみた。
「何これ?」と聞くと「バイアグラだ!」・・・・・「さあ、行くぞ!」っと車でいろいろと連れて行かれたのだった、笑。
「おいおいおい、俺は日本に彼女もいるし(←当時の話)性欲もそれほど溜まっとらんし(←当時の話、笑)別にそういう目的でここに来ているわけじゃないんだから変な所に連れて行くなよ!」と言っても全然彼の耳には入っていないみたいで、ガラス張りの向こう側に数十人のスタイル抜群の美女たちがズラーっと並んで座っている店で「選べ!」と言われたり、何だか物凄い高級そうな広々としたスペースの中に寿司バーやら座り心地の良さそうなソファーがセンス良く並んでいるバーやらがあるいかがわしい店で「ちょっと待ってろ!」と言われて店のオーナーらしき非常に高そうなドレスを着た美女と誰かいい娘いないか勝手に交渉してくれたりで断るのが非常に大変だったのだった(もちろんすべてきっぱりと断った)。
まあ、例えば向こうで知り合った人とかとパッポンやナナ・プラザのゴーゴーバーとかに行ってビール1本だけ飲んで冷やかして帰ってくるというようなことは付き合いでたまに行っていたが、どうも買ったりするような気にはなれんのです。
もちろんニューハーフやらエイズやらが嫌だっていうのもあるが・・・う〜ん・・・何でだろう・・・やっぱり日本人の女の子が好きなのだろう、笑。
日本人の女の子はやっぱり可愛い人が多い。
何でだろう・・・経済的に豊かで着てる物もみんなシックだし、生活苦があまりないから目や表情、顔つきも朗らかで生活感が出ていないからだろうか・・・。

話しはまた戻って、彼と彼の奥さんに連れられて非常に美味いタイ料理の店に行った時も突然また彼が「はっ!?そうか!!!アル(仮名)・・・・・もしやお前、スクール・ガールが良いのか???何で早く言わないんだ???素人のスクール・ガールが集まるところがあるから連れてってやるぞ!!!」とか言い出した。
奥さんの顔を見るとこっちを見てニヤリと笑っている。
「違うぅぅ・・・違うんだぁぁああああああ!!!そんなんじゃあない!!!そんなんじゃあないんだよぉぉぉぉおおおおおお!!!こいつが勝手に余計な世話を焼こうとしているだけなんじゃぁぁぁあああああ!!!」(←心の中の叫び、笑)
まあでも正直言ってスクール・ガール・・・制服・・・嫌いじゃなかったりする、笑。

う〜ん・・・長くなってしまったのだがそろそろ本題に入ろう。
っと思ったがまた次回にしようっと。
ではでは。


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