“酩酊者は迷走する”...datenshi

 

 

本当は、何もかもが違うんだ。分かってよ。 - 2005年04月16日(土)

久しぶりの病院。

どうやら睡眠薬が効きすぎてて、そのせいで
午前中に撃沈してしまうようだ。

・・・しかし、アルコールと薬を同時に摂って
ちょっとラリ気味な夜を迎えていることは
どうしても白状できなかった。
そんなこと、やっちゃ駄目に決まってるし、
充分分かってる。でも止められない。
例えるなら、現状の抑鬱状態がサウナ風呂に
入っているのと同じように息苦しくて鬱陶しくて
何やるのでもかったるいので、そこから
逃げ出すためにサウナを出て水風呂に飛び込んで
一瞬の悦楽感を得るのと似た感覚だ。

うまくいけば、お月様が4つくらいに見えるし、
周りの声が日本語と感じられなくなるし、
とにかく程良くトリップ(=旅)できる。

しかし、一瞬でも孤独感を意識してしまうと、その
旅は最悪のものとなる。激しい自傷願望や、あるいは
死ぬ瞬間を味わいたい願望や、絶望・失望その他
もろもろ・・・もうどうでもよくなってくる。
独白の頭に必ず「どうせおれなんか」が付き、
そしていつまでも、こんなことを繰り返して
年をとっていくのだな・・・

なんだかちょっぴり寂しくなってきたので、



吉祥寺のSOMETIMEに行ってきました。
店員がいきなり、「ご予約は?」と訊いてきたので、
「いいえ」と答えると、「席があるかどうか確認
しますので」と言われた。確かに、今日はチャージ
だけですでに2500円。早稲田松竹で映画を4本見るのと
ほぼ同じだ。
ということは、結構良いライブが期待できそう♪
と、とりあえずキリンラガーを飲みながら、おれの
思いつきの企画をサポートして下さったS氏と
歓談する。ライブは19:45。まだ1時間近くある。
クスリは昼から飲んでない。トリップする必要が
ないからだ。
SOMETIMEといえば、ちょー有名なジャズ・バーであり、
元PSY'Sの安則まみが出演することもあったりで、
かねてから行きたくてたまらん状態であった。

今回の目標
「マティーニを飲みながら小粋なジャズを聴くこと」

しかし、小瓶のラガーだけでは1時間もつ訳がなく、
ブラッディー・マリーを頼むことに。

言ったら、トマトジュースのウォッカ割(タバスコ入り)な
このカクテルが、いつしか好きになっていた。

そして本命のマティーニへ。しばしの後ライブが始まった。

やっぱり、ジャズは生で聴くに限りますなあ。
ピアノ・コントラバス・ドラムといった素朴なトリオバンド
だが、演奏は相当聴き応えがある。現代ジャズでは
もうフュージョンとのカテゴリ分けが難しくなるような
楽器使い放題な感があって、どうしても旧いジャズを
好んでしまうのだが、まさにそこを射抜かれた、といった
悦楽感・・・・・・・・これでヴォーカルでもあったら
もっと萌えそうだななどといっていると、出てきました
謎の女性ヴォーカリスト。予想を裏切らずにイイ声だ。
これが2500円で聴けるなら充分っす。
ついでに、ジャズといったら何故かマティーニなのだ。
昔、調子こいてマティーニばっかり飲んで立てなくなったり、
浅草は神谷バーにて電気ブランでグラングラン事件が
あったり、余程注意しておかないと、マティーニと親の
言うことは後から効いてくるぞ、と考えないといけない。


そんなわけで。
こういうのって、鬱病に効くのかな?
なんてことも、ちょっとだけ考えた。
たぶん、「自分を責めるような事項が一切ないイベント」
ならば、何らかの足しにはなるのだろう。



...




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