“酩酊者は迷走する”...datenshi

 

 

それは偽善だ - 2005年11月27日(日)

もっともらしくステキな事を、いかにも
世の中を悟ったかのように知ったかぶりな風に
語るいや騙る奴らがいるが、ああいうのを
偽善者というのだろうか?それとも、こういう
ことをいちいちまくしたてて“お前偽善者だ”
と言うおれの方が偽善者なのか?

しかしまあ、小説というのは決して物語では
なくて、「もの騙り」なのだから、少々の
感情移入や脳内補完や妄想もよろしいだろうけど、
そこに自分の人生を当てはめて較べてみるなんて
ことは間違ってると思うのだ。少なくとも、
現実と虚構いうものがあって、小説というもの
は過剰に異常な虚構のズレを持っているものである


・・・なんて、もっともらしくて紋切り型なこと
しか言えないおれが恥ずかしくもある。



例えば、押韻

例えば、枕詞


そんなもの、最近の日本の楽曲で見られるのはごく僅か
じゃないか。
ある程度、ブンガクしてほしいものだが。

いつでもどこでも、そこいらへんで会話されているような
ものがそのまま歌詞となり曲となる。工夫のない出来事。
そういうものに感動してしまう民族もどうかと思うが、
自分もその民族の一員だったりするのでこれ以上は何も
語り(騙り?)はしないが。

そういって逃げるおれもやっぱり偽善者だ。


...




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