愛より淡く
DiaryINDEX|past|will
恋愛と結婚は全く別の質のものであると 思っている。
対極に存在するものだ。とも思う。
恋愛は非日常 結婚は日常
ゆえに結婚という日常の中に、恋愛という非日常を 共存させられるわけがない。
結婚すればその人との恋愛はそこで終わってしまうのだ。
そんなふうに私は考えている。
私には死ぬほど恋焦がれた人がいたけれど その人と結婚したいとは思わなかった。
ていうか、片思いだったので、あきらめていたということもあったけど
客観的に判断して その人は結婚に向かないタイプのように思えたし。
それにこれほど好きな人なのだから できればずっとこのまま心の中で色あせないでいてほしい。 輝き続けていてほしい。なんて思っていた。
まあ永遠の私のアイドル。って感じでしょうか。
その人には、ただあこがれて恋をしていただけであって 愛しているわけではなかったのだろう。
「愛する」に至るまで親しくもなれなかったしね。 もっと深く知り合いたかったけど。うまくいかなかった。とほ。 もっと深く知り合えていたら、案外すぐに幻滅していたかもしれないし さらに愛するようになれたかもしれない。
わからない。わかりようがない。
その人は今でも相変わらず私の心の中に存在し続けている。
どんなにがんばって 拭い去ろうとしても拭い去ろうとしても
繊維の奥にしみ込んでしまって絶対にとれないしつこい油汚れのように
私の潜在意識に深くしみ込むように
存在し続けている。
|