愛より淡く
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2002年03月22日(金) |
妻がいることを忘れる? |
昨夜は10時過ぎに夫が帰ってきた。車の音が聞こえたので、玄関で待機して趣向をこらしてお出迎えしてみっかなとも思ったけど、やめた。
部屋の中に入ってきてから私の顔を見るやいなや、一瞬とぼけた顔をして、
「あ、そうかオレに奥さんいたんだな」と言った。
たまにそういうことを夫は言う。日中ガムシャラに仕事をしていると、家族のこととかみんな飛んでしまうんだって。ふっと家に戻って我に返ると、あ、そうか自分には家族がいたんだった。と、ようやく思い出すらしい。
そんなあほな、と思うけれど、ほんとに忘れてしまっているらしい。それほど必死で仕事をしているということを言いたいようだ。
「できれば、一日オレの仕事ぶりをビデオに撮って、オレがどれだけ大変な仕事をしているか、家族に見せたいくらいや、そのビデオを見たら認識変わるぞ、きっと涙なしでは見られんぞ、一大感動労働ドキュメントや」と言った。
「それなら、探偵ナイトスクープにでも依頼してみよか?これこれこうでうちの主人は涙なしには見られないと言ってるんですが、ほんまかどうかビデオに撮って検証してもらえませんかとかなんとか書いて送るだけ送ってみよか?」と言い返すと
「いやや。テレビに映ったらはずかしいやんか」と照れた。
すでに夫の生活パターンというかリズムがキッチリできあがってしまっている。ふだんは、夜遅く帰ってきて食事をしてウダウダしてから寝る。休みの日は、朝寝坊してから遊びに出かけて夕方5〜7時に帰宅して、食事をしてテレビかビデオを見て寝る。毎日ハンで押したようにほとんどその繰り返し、おそろしいほどその繰り返し。ここ一年半ほどそういうリズムができあがってしまっている。私の入りこむすきなんてほとんどないのだ。
で、急にふと思ったのだけど、
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