愛より淡く
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2002年06月25日(火) |
世にも美しい不倫小説 |
☆ 先週観た「マスク」について。不思議な力を持つそのマスクをかぶると、今まで抑圧してきたものが一気に現れる。映画の主人公は、普段は気の弱い冴えない銀行員なのだけど、マスクをかぶったとたんに、欲望がむき出しになって超エロエロでハチャメチャなキャラクターに変身する。
私がもしそのマスクをつけたら、いったいどうなるだろう?なんてことをふと想像してみた。おっそろしくなってすぐに想像をかき消した。なんてね。
☆ それにしても今日もぱっとしないお天気です。もうすぐ7月だというのが信じられないくらい肌寒い。
☆ 満たされぬ結婚生活を送っていたとある有名な女性が、こともあろうに夫の弟と激しい恋におちてゆく様を克明に描いた小説のことが気になっている。読んでみたいと思った。新聞の書評に「これはまた、なんと美しい恋愛小説なのだろう!」とあった。
さらに、「必ずしもその結婚生活が波乱や不満に満ちたものでもないのに、なぜ彼女の心に別の男性の影が入りこんだのか?その謎を本書は見事に解き明かす。妻でもない母でもない、女としての部分がじんわりと芽吹くさまを、筆者は驚くほど細やかな筆致でとらえている」とあった。興味ありあり。
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