愛より淡く
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2003年03月07日(金) |
思い出す人、エピソード |
ここの日記にも何度か登場したけれど、中3の時から高2の秋ごろまで、ものすごく好きだった男の子がいた。
ちょっとした手違いから、いっしょの高校に行けなかったけど、朝の通学電車では、よくいっしょだった。(ていうか、必死で合わせた^^)
友だちが言う。
「私、あんな変わった子見たことなかったわ。あんたら変人同士お似合いやったわ、あの子が世界中で一番好きな食べ物知ってるか?」
そうなのだ。彼は、冷蔵庫でギンギンに冷やしたカレーをあつあつのごはんにかけて食べるのが大好きだった。
限りなくミスマッチと思われる食品を組み合わせて試しに食べてみるのが好きな子でもあった。不味ければ不味いほどうれしいみたい^^。
「あんこマヨネーズ」とかね。なつかしいなあ。
何度かその子の高校に行って、クラブの練習を見せてもらったこともあった。
その子の学校の文化祭の時は、授業サボって彼の晴れ舞台?を見に行った。
ドラムを叩きながら、ボーカルしていた。しびれた〜〜♪
私が、こっそり見に来たことに気がついて、とっても喜んでくれて、学生食堂でバニラアイスをごちそうしてくれた。グリコのスカイバニラとかなんとかだった。
それから校庭の隅の鉄棒のところで、彼は鉄棒の上に腰掛けて、私はそのそばで、二人いっしょに空を見ていたんだ。
しあわせだったなあ。
彼のことを記した日記は、大学ノートに何十冊もある。彼に送った手紙も3年間で、200通以上あったのではないかしら?
私の書く手紙が面白くて楽しみだ。って言ってくれたので、調子に乗って送ってしまったのだ。手紙は、ほぼ日記めいた内容ばかり。
その間に彼がくれたのは、一通のみ。
だから、鮮明にその内容を覚えている。
短い手紙だったし。
ある曲の歌詞が記してあって
最後に
「この曲は、マイナー調なのですが、
この曲をマイナーからメジャー調にするのは、君次第です。
僕はそうなることを望んでいるのです。」
って、結んであった。
すっごい達筆で。
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