愛より淡く
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2003年03月16日(日) 悪女聖書的小説

「あの時、僕は君を抱きたいと思った。一年近くも女にふれていなかったから。そこへ君が来た。女房が死んだ直後だっていうのに、僕もいい加減な男だろ?」

これは昨日読んだ小説の中で、妻に鉄道自殺されてしまった男が、妻のその現場に偶然居合わせてしまったことがもとで知り合いになった主人公に向かって放った言葉。

男は、女を抱きたいと思うと強烈な吐き気に襲われるという病気を持っていた。自殺した妻との関係もそのせいでぎくしゃくしてしまい、最悪の夫婦仲へと進展してしまう。


男の妻が自殺した原因は、男へのはらいせのようだった。

なぜなら男は、列車の事故処理係(列車の人身事故によってあっちこっちに散らばった肉片などを拾い集めたりする仕事)に従事していたのだ。


主人公は巧みにその男を誘惑してなんとしてでも思いを遂げようとする。

「抱きながら吐けばいいのよ、私のからだの上に吐いたってかまわないわよ」

「思いきって吐きなさい。そうしてくれないと困るのよ。自分の都合であなたが欲しいのだから。」

そんなふうに主人公が男を挑発?する場面が、ぞくぞくっとするくらい官能的だった。


彼女の目的は、妊娠することだった。しかし最初から






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その昔よく美容室の待合室で読んでいた女性週刊誌の漫画「悪女聖書」を思い出してしまったのでした。





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テキスト庵さん