愛より淡く
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2003年08月01日(金) |
その刹那垣間見た「男の哀愁」 |
所長さんは、運転しながら亡くなった奥さんのことについてほんの少しだけふれはった。
「俺の歌が好きでなあ、よー言うとったんや。お父さん唄って、唄って。お父さんの歌声聞いたら、わたし元気出るからって、な。」
所長さんはそう言いながら、ちょっと目を細めはった。
その瞬間、私はなんともいえない「男の哀愁」のようなものを感じてしまった。
たったそれだけの話だったけれど、その時のことは、とても印象的で、今も鮮明に覚えている。
それからちょっと前に参加した小学校の同窓会のことについてもちらっと話されていた。
当時好きだった女の子が、当時の雰囲気のままだったので、うれしかったそうだ。
ああ、あと、その頃の私は教習所に通っていたので、免許をとったら欲しい車の話なんかもしたようだ。
そうそう
「俺らどんな間柄に見えるかな?」
唐突に所長さんが私に聞いてきはったので
ものすごくがっかりしてはったのが印象的だった。気ィ悪いこと言うてしもたかしら?今さら気づいても、ねえ^^。
季節は、たしか、今頃だったはず。
それからしばらくして、私は友人と「みちのく二人旅」出かけたのだ。
私たちのガイド役を引き受けてくれたのが、今の、夫だ。
仙台空港まで迎えに来てもらって、雫石のペンションまで送ってもらった。
それから小岩井農場に行って、十和田湖で別れた。
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ありがとうございましたゥ
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