愛より淡く
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2003年09月14日(日) |
告白?までの長い道のり |
と、いうわけで、私は親友の力を借りて、その人のところに電話をすることになった。
私は、ひとりでは電話もできない情けない子だった。今もたいして変わっていない。とほ。
駄菓子屋さんかなんかの前にあった公衆電話からかけた。もうあたりはほとんど暗くなっていて、なんとなく心細い気持ちになったことをよく覚えている。
先に電話をして、とっかかりをつけようとしてくれたのは、親友だった。
相手が出るまで、ドキドキして、もう逃げ出したい気持ちだった。
「しっかりしいさ、覚悟決めな」
と親友に叱咤激励?されたような・・・。
それでも私は
「まだ帰ってないかもしれない、帰ってませんように」
と祈ってしまったくらいだ。往生際が悪い?
ところがなんと出たのは、本人だった。
親友は、とっておきのよそいきの声でその人に話をつけてくれていた。
それがまた、初めて聞いたようなすばらしく可愛い声で、びっくりした。
Nちゃんに、こ、こんな声が出るなんて、と新鮮な驚きだった。
「ちょっと待ってね〜んゥ今、変わるからゥ」
とそんな調子で親友は、私に受話器を渡そうとした。
「あ、あかん、やっぱり、わたし、よう話さん」
「何言うてんのん、ここまで来て、ハイ」
と受話器を押し付けられた。その声はさっきとは打って変わってドスの きいたスゴミのある声だった。Nちゃん、か、変わりすぎ^^。
私は、覚悟を決めた。全身がカーッと熱くなっていた。
今でもはっきり覚えている、しどろもどろでしどろもどろでようやく放った、
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ありがとうございましたゥ
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