愛より淡く
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2003年09月19日(金) 自然の流れでそうなった・・・

刻々と降りる駅に近づいていた。

ここで声もかけずに知らないふりをして降りてしまったら、きっともう一生

会えないかもしれないと思った。

でも、勇気がなかった。相変わらず、アカンタレだった。


振り絞れ、振り絞れ、今振り絞らないと、いったいいつ、振り絞るんだ?

振り絞らないと、カラカラに干からびてしまうぞ、その勇気

いいのか?それでいいのか?え?え?え?

そんな、心の声が聞こえてきたような気がした。


やがて降りるべき駅に着いた。着いてしまった。

ええいままよ、と私は、彼のところに近づいた。まあドアの近くに座っていたので、降りるためには、近づかないわけにはいかなかったのだけど^^。

最後まで気づかぬフリして、彼の横を素通りして降りてしまうべきか?

それともありったけの勇気をしぼり出して声をかけるべきか?

迷いながら出口に向かった。

でも、その時、なんと彼も立ち上がったのだ。それで、ごく自然な形で私たちは、ドアの前で、顔を合わせることになった。

「あ」

「お」


そんな感じのごくごく短い言葉にもならないような言葉を交わしたような記憶がある。


中略








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自然の流れでそうなっていた。


お互いに、もう少しいっしょにいたい、と思っていたのだろう。


たぶん









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テキスト庵さん