愛より淡く
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2003年10月04日(土) 月夜の孤独

昨夜、寝床に行くと、枕元が月の光に照らされていた。

なんとも妖しげな光だった。

窓の遠くにほぼ満月に近い黄色の月が見えた。私はひどい乱視なので○がいくつも重なってぼやけて見えた。

月の色は、見るたびに微妙に違う。オレンジ色だったり、黄色だったり、青白かったり。


不思議だ。

虹色の月の輪が見えたり、見えなかったり。

笑っているように見えたり、泣いているように見えたり、

やたら近くて大きく見えたり、とても遠くて小さく見えたり


温かだったり、冷たかったり、柔らかだったり、鋭かったり。


好きだった人の誕生日に見上げた月は

限りなくまっすぐな一本の線に近い、細くてシャープな月だった。


あの夜、がらんとした駐車場でひとり、好きだった人の誕生日に

見上げた月のことは、ずっと忘れない。







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テキスト庵さん