愛より淡く
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2004年05月02日(日) |
カバトットと美少女姉妹 |
カバトットで、小学6年生の時の同級生のことを思い出してしまった。
彼女は、りかちゃん人形によく似ていて、学校でも評判の美少女だった。また二つ下のその妹が、姉に輪をかけたような美少女だった。
当然2人は巷で噂の美少女姉妹だった。
私は、その姉妹と、ひとなつだけ一緒に夏期講習会に通ったことがある。
いつも駅で待ち合わせして、いっしょに電車に乗って通っていたのだ。
あの頃の私は、彼女たちといっしょに電車に乗っているだけで、子供心になんかいつもドキドキしてしまっていた。照れくさいというかなんというか、こんな美少女姉妹と仲良くなれて、ちょっと誇らしいというかなんというか。うまく言葉にできないサマザマな感情を持て余していた。 なんだったのかしら?
姉妹は、いつも素晴らしく可愛い服を着せてもらっていた。「今朝は、あの子たちいったいどんな格好で来るのかな?」と私は毎朝彼女たちのファッションが楽しみだった。
生きている着せ替え人形、まさに呼吸するリカちゃん人形のような姉妹だった。
それでもどちらかというと私は妹の方が好みだった。あの頃の彼女は、私にとってほとんど奇跡だった。世の中にこんな可愛い子が存在するなんて、と信じられなかった。
そう思っていたのは、私だけではなかった。少なくとも当時私といちばん仲のよかった子(実は例の友人)もそう思っていたようだ。
「なあ、なんであの子らあんなに可愛いのん?特に妹、おかしいよね。可愛すぎるよね。思わへん?」
なんて言っていたもの。
たしかに、あの姉妹の可愛らしさは、人間離れしていた。
姉の方の名前は出てくるけれど、妹の方の名前がどうしてもどうしても出てこない。
容姿にあまりにぴったりのものすごく可愛い名前だったことだけはたしかだ。
なんで今頃そんなこと思い出しのかは、よくわからないけれど。しかもこんな真夜中に、カエルの鳴き声もまばらになりつつある真夜中に。
キーワードはやはり、カバトット?
彼女たちが、そのアニメ「カバトット」を見てよく泣くと言っていたから。
思い出したのだろう。
か?
だけど、なぜに、カバトット?
あ、ついにカエルの鳴き声が止まった。
おやすみなさい
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