愛より淡く
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2004年05月05日(水) |
彼は今でも詩人だろうか? |
学生時代よく梅田の紀伊国屋書店の前で待ち合わせをした友人がいた。
友人は、私が来るまで壁にもたれて本を読んでいた。
時には、あまりに本に夢中で私が来たことにも気づかないこともあった。
その時、友人が夢中で読んでいたのは私が薦めた本。梶井基次郎の短編集。
ものすごく気に入ってくれたみたいで、薦めがいがあったと、私もうれしかった。
その友人とは、私が山川方夫の「安南の王子」を薦める前に別れてしまった。
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