愛より淡く
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「わたしな、電話で人と話して営業せなあかんこの仕事が苦痛やねん。毎日毎日顔も知らんどこの誰かも知らん人と話するの辛くて辛くてしゃあないねん。おまけにうっとしがられるし、できれば、誰とも話しせんと黙々と何かを作る仕事がしたいわあ。」
というようなことを言うと、
「でもな。あんた自分がどれだけ手が不器用か知っているのか? 梨なんか剥かせたら、梨無くなってしまうくらい分厚く剥く人が、そんな手を使う仕事ができるわけないで。」
と言われてしまった。
せやねん。その通り。並みの不器用さではなかったわたし。だいたい、定規を使っても線をまっすぐ引くことがどうしてもできない。
その昔、中学時代は、針に糸通した後の玉結び(片手でくるっと糸を結ぶヤツ)もできなかった。 両手で結んでいて、実習生の人に笑われた。という思い出がある。
あらためてつくづく思う。
私って私って
なにやらしても中途半端でほんまにできそこない。
なんて無能なんて無能なんやろう。
なんにもでけへん。
手先の器用な人がうらやましい。 別に器用でなくてもいい、並みの不器用さくらいなら。
なんとかなんとかなったかもしれない。
探偵ナイトスクープを観ていた時だったのだけど
ちょうどその時、なんとも悲しい歌が流れた。
フランシーヌの場合は♪あまりもおばかさん♪
なんかあまりに物悲しいメロディに、自分の情けなさも手伝って、気がつくと、泣いていた。
ひたすらマイナス思考街道まっしぐらな、夜。
↑から数時間後
でもなんか書くだけ書いたらすっとして
ちょっと元気出てきた
明日の朝には笑って目覚めたい
おやすみなさい
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