愛より淡く
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2007年03月09日(金) リアルで象徴的な夢

昨日また、昔好きだった人その2が夢に出てきた。

どこかの居酒屋で、ばったり出会ったのだ。私の知らない誰かと3人で飲んでいた。今の同僚なのかもしれないと夢の中の私は思っていた。


私は、会釈をして、その人の前を通り過ぎ、その人から遠くはなれた席についていた。

席についてもどこか上の空で、ついついその人のところに、目が行ってしまった。


その人は、見慣れていたスーツを着ていて、あの頃のままだった。全然変わっていなかった。

その人も時々、こっちを見てくれたけど、視線が合うのがなんだか恥ずかしくて、ついついそらしてしまっていた。

夢の中の私は、自分の口紅のことを気にしていた。すっかりはがれているだろうと思って、気にしていた。

こんなことになるのなら、さっき塗り直しておけばよかった。なんてことも思っていた。


心はわけもなく華やいでいた。


そうこうしているうちに、その人たちは席を立ち、店を出ようとしていた。

いてもたってもいられなくなって、私も立ち上がり、その人の後を追うように店を出てしまった。バックは店に置いたまま、周りの人に事情も話さずいきなり、そんな行動をとっていた。


夢中でその人を追いかけ、ようやく追いつき、そして、声をかけた。

その人は、かなり驚いていた。

「営業所のメンバーもだいぶかわった?」
「今もあの営業所にいるの?」


というようなことを話しかけていた。

返事は覚えていない。


あれよあれよというまに駅についてしまった。

もっといっしょにいたかったけど。


その人は、他の同僚らしき人といっしょに電車に乗り込んで、

そして、行ってしまった。

私はしばらくホームに立ちすくんでいた。

それから我に返り、店に戻ろうとしたのだけど、どうやって戻ればよいのか
さっぱりわからなくなっていた。道順がわからないのだ。

「でもバック置きっぱなしやったし。財布にお金も入っているし」

心細い気持ちで、なんとか店にたどりつこうとしていた。


でも、どこをどう行けばその店に着くのかさっぱりわからない

人に訊こうにも、店の名前も何もわからなかった。



ああもうあの店には戻れないのだ。それでもお金も一銭もないので、家にも帰れない。


ああ、ああ、いったいこれからどうすればいいのだろう。


と、絶望的な気持ちになっているところで目が覚めた。



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テキスト庵さん