ニューヨーク俳優修行日記
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2002年03月26日(火)

遠くて近いハリウッド


昨日のオーディション。
行ってみたらこれが何とミラマックスの制作。
知っている人も多いと思うけど、いわゆるインディペンデント映画
をメージャーにしてしまった会社です。イングリッシュ・ペイシャント
やアメリもミラマックスの配給だったと思う。
Shall We Danceもここから配給された。
インディペンデントとはいえ、実はディズニーが所有している。
とにかく、ここは大手の会社。

この映画の主演はベンジャミン・ブラット。
多くの人はジュリア・ロバーツの元恋人といえば分かるかな。
それなりの予算の映画で撮影は中国とオーストラリア。
最近はハリウッドで撮影すると金がかかり過ぎるから、カナダや
オーストラリアで撮影する映画が多いのです。
僕の役は第二次大戦中の米国囚人キャンプの所長。
3つの短めのスピーチと8行の台詞。最低8シーン登場。
これがキャラクターブレイクダウン。(役の概要)
それぞれの役がこんな感じで説明してあって、マネージャーは
これを参考に手持ちの俳優をオーディションへと送るわけ。

こういった大掛かりな映画の場合は大抵2,3度審査がある。
今回もまずはビデオをLAに送り、その後また連絡があるようだ。
僕にしては珍しく緊張もせずに思うような演技が出来た。
この映画はLAとNYの両方で俳優を探しているので競争率は高そうだ。
まあ、返事は2週間以内にはあると思うからちょっと楽しみ。
駄目もとだしね。

面白かったのはなんとその場で別のオーディションをもらったこと。
ビデオゲームの声優の仕事で太った韓国人の役。(Fat LA Korean)
この時点で笑ってしまったけど、さらにそれを電話でプロデューサーに
聞かせなければならなかった。そして、そのあと留守電に同じ物を
残した。笑えます。Crazy Life in Showbiz.

せわしない午後のあとの舞台はまあまあの出来。
昨日はPay what you can(好きなだけ払ってもらう日)だったせいか
月曜日にもかかわらず、ほぼ満席。
残すはあと5回。
できることなら毎日満席であってほしい。
NYに友達いたら観に来るように行ってください。









      

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