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嫌いな食べ物「キュウリ」


2004年03月09日(火) 無意味

こんな日は空が何時もより紅く見える。
通常であれば足元から崩れ去るのを想像するけれど、
実際そんな局面に立つと、
どうしてもそんな風には思えない。

骨の節々が、
やがて少しずつずれていって、
何時の間にか肉を飛び出して突き出ている。
そのままにしておこう。

飛び出た骨は、
動けば動くほど外へ出て行く。
そのままにしておこう。

そして出てしまった。
歩けない。
痛い。
身は崩れたというよりも、
溶けてしまったみたい。
踏まれれば伸びる。
マンホールの中にも入る。

そして痛いと、
そう気付く。

今更気付いてももう遅い。
骨は何処かに落してきたよ。
犬がくわえて持って行ってしまったから…
穴を塞ぐものも無くなった。

足から崩れるのとは、
また随分違うね。
うん、
そうかも知れないね。
そうかも知れない。
だからこうして、
今も少しずつ、
痛いような気がしているんだね。




今日は目が干からびるような日だね。
とっても冷たいよ。











風邪を引くとそんなことを考える。


さくま