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嫌いな食べ物「キュウリ」
何をするでも無い。 唯、此処に居るだけだ。
せめて平面に脚を付けて生を吐き出す同類らしく居よう。
触り、刺し、切られ、食べられても何をも言うまい。 笑うだけだ。 或いは生塵として棄てられるのなら其れは其れで一興。
貴方の平面と私の平面は、次元すら歪むことなく繋がっている。
何が恐ろしいもので在るか、そうで無いのか、理解出来ていないのなら、其れは少々、平面上に浮かぶデルタという脚跡が向かう先にしか過ぎない。 そんな時だけに私はそっと笑いを棄てて眉を顰めるのだ。
「可哀想に、何も判らずに逝ってしまった」
さくま
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