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嫌いな食べ物「キュウリ」


2004年06月24日(木) 無い

何をするでも無い。
唯、此処に居るだけだ。


せめて平面に脚を付けて生を吐き出す同類らしく居よう。




触り、刺し、切られ、食べられても何をも言うまい。
笑うだけだ。
或いは生塵として棄てられるのなら其れは其れで一興。

貴方の平面と私の平面は、次元すら歪むことなく繋がっている。




何が恐ろしいもので在るか、そうで無いのか、理解出来ていないのなら、其れは少々、平面上に浮かぶデルタという脚跡が向かう先にしか過ぎない。
そんな時だけに私はそっと笑いを棄てて眉を顰めるのだ。




「可哀想に、何も判らずに逝ってしまった」


さくま