ワタシの荒れた手を
やさしく撫でながら
「かわいそうに、痛そうだ」
と言う。
何度も言う
なんでこんなにやさしいのだろう。
手荒れなんてしょっちゅうだし
どうでもイイことだし
なにより、そんなことに気づくことがやさしいよ。

車の中でも手をつなぐ
駐車場から店までの間も手をつなぐ
寝ているときも抱き合ってても手をつなぐ
手をつなぐことで心が行き交うことを知ってるのだろうか？
手をつなぐだけで心があったかくなる
ワタシは知らなかった。

サトはアタシの何処が好きなんだろう

くそっ
かわいくなりたいぜ！


もっと一緒に居たい
何処かにアソビに行きたいというよりも
部屋でゴロゴロ寝そべっていたい。
テレビ見ながら笑ったりしていたい

なんでサトがアタシを好きなのかわからない。
そういえば、確か
先にハマったのはアタシだったように思う。
ヤリ友だとしか思っていないような発言に
胸中おだやかじゃなかったのはアタシ。
サトはいつからアタシを別格に置いたんだろう。


サトには彼氏のその後を言ってない。
アタシが彼氏に別れようと言ったことなんかも知らない
気にならないのだろうか？
聞けないでいるのだろうか？

今はこんなにやさしくても
それはいつまで続くのだろう？

なんて考えるのは不毛でしょーか？

指先がジンジンするほどの幸せ
いつかなくなるんじゃないかと不安になる
というか
きっと
今までの経験上
いつかなくなる、と思ってるんだろうな。
だけどホントにサトはアタシの何がいいのだろう。

ねむ・・・・(-_ゞゴシゴシ

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