公務員といえばハンコ。ハンコといえば公務員です。私が勝手に思うところでは「タイムカードにしたら労働基準法違反に決まってるから」という理由で、教員は出勤簿にハンコを押す事で「その日は出勤した」という事になります。当然何日かまとめて押す人(の一人なんだけど私も)、ほったらかしている間にいつ休みをとったんだかわからなくなる人(夏休みに頻発)、急いでいて他人の出勤簿にハンコを押してしまう人(した事もされた事もある・・・)などなど、色々な悲喜劇が生まれるわけです。
日本の官僚制度は紙の文化。連絡帳からはじまり通知表いろいろな書類、ハンコハンコハンコの嵐。地方公務員という官僚制度の裾野で細々と生きている私とて、そんなワケで毎日ハンコハンコハンコ。
そんな私にとって、きっとハンコは日常茶飯事すぎたのでしょう。結婚して苗字が変わり、必然的にハンコを変えなければ、となったところで身の丈にあった100円ショップハンコを使うことにしたのです。・・・いや、本音を言えば、1000円近い訂正印(小さいハンコ。書類を訂正する時に使う)を買った後に100円ショップで訂正印を見つけて「ちくしょーっ!」と思い、その恨みつらみを晴らすために100円ショップハンコにしたという話なんです。
しかし!100円は所詮100円・・・もうつきにくいのなんの、で自分的にも対外的にもクレームの嵐。しかし身重でハンコを買いにいく気力もないまま産休(つうか入院)生活突入。だからこそ思ったのです。今度復帰する時には、ぶっちぎりのハンコを買うぞ!と。
そして、復帰が間近になってきた1月頃から本格リサーチ開始。調べるとまぁザックザク。キティちゃんはんこに始まり、赤ちゃんの顔写真が入れられるハンコとか、透明アクリルの中に花があるハンコ(「舞はん妓」で検索すると出ますよ)とか、悩んで悩んで悩んで悩んでる時にとある文房具屋へ行ったら、あるではありませんか!ラインストーンがあしらわれた、キラキラ綺麗なハンコが!これに決めた!わーい、これください♪上がわかりにくくて使い勝手悪そうだけど、値段も結構高いけど、これがいいや!
「出来上がりは一週間後になります」
はいはい、一週間後ならまだ仕事復帰してないし大丈夫よ♪あーしかし私ってなんてラッキーなのかしらオホホホホ♪
そして現在、待ち望んだハンコが私の手に。やっぱキレイ・・・これでも一週間考えに考えて注文したのよ。やっぱりコレでよかったわ♪さぁ、オニューのケース(100円ショップだけどさ)にいれよーっと♪
・・・・
・・・・
・・・・
これから「ラインストーンがあってハンコケースに入らないハンコ」のハンコ袋を縫う旅に出ます。さようなら。