*-* こころ *-*
もくじ|これまで|この後
今日でNobuの帰省もお終い 自分の家へと帰るNobuをお見送りに行った
仕事を終えて急いで駅へ向かう 珍しくON TIMEで電車が来た
暫くしたところでNobuから電話
『え!!もう電車のってるの!?』 『もう少しで会社を出られるから 待っててね』
今日は待ち合わせの時間を決めていなかったから Nobuから連絡が入ったら出来るだけすぐに逢えるようにって 急いで駅に向かってたんだ
珍しく乗り継ぎも凄く良くて ホントに早く駅に着いちゃったけど Nobuは渋滞やらなんやらにはまって 結局到着したのは7時半過ぎ(2時間近く待ってた事になるな・・)
まずは電車の指定席を手に入れて食事(お酒?)のためにお店を探す
『なに食べたい??』 『何でもいいけど 一番近いところにしようよ』
改札口から2分ほどのところに居酒屋を発見して迷わず決定
わずか1時間ちょっとの時間で Nobuは4杯の 私は3杯の生ビール・・・・ 飲みすぎだよ 二人とも
この4日半の間に2人が飲んだお酒ってどれくらいの量になったんだろう (爆)
毎日一緒にご飯食べてお酒飲んで 手を繋いで歩いて
凄く凄く楽しかった
今までの中で一番楽しくて充実してた時間だった
でも、やっぱり帰っちゃうんだよね 幸せな時間はいつまでも続かないんだよね
そう思ったら悲しくなってきた(酔っ払ってたのかも(^▽^;) 急に無口になった私に
『どうしたの?』
ってNobuが聞くけど 答えられないよね
時間が迫ってきてたから
「そろそろ行かなくちゃね!!」
って元気な振りをするのが精一杯
改札口の前で立ち止まった私に
『どうしたの? 今日はホームまで送ってくれないの?』
電車に乗っちゃうNobuを見たくなくて動けなかった
「帰っちゃ嫌だ!!」 「また逢えなくなっちゃうよ!!」
『・・・・・』 『僕も帰りたくないよ』
「・・・・・」
『ね、ホームまで付いて来てよ!!』 『ちゃんと見送ってよ』
いつもは
『仕方ないでしょ』
としか言わないNobuが初めて
『帰りたくないよ』
って言ってくれたから
『こころがここにいるから帰りたくないよ』
って言ってくれたから ちゃんとお見送りしなくちゃと思ったよ
急いで入場券を買ってホームに上がったら Nobuの乗る電車がホームに入ってくると言うアナウンスが聞こえた
ドアのところに立ってるNobuと 黄色い線の内側に立つ私との距離はほんの1メートルほど 手を伸ばせば届く距離なのに 果てしなく遠い2人の距離
何が隔ててるんだろう? ↑ 駅員だよ 間違いなく Σ( ̄皿 ̄;; ンガァーーー!!!
寂しい...
たまらなく...
一緒に居たい...
食事してる途中電話が入った 話の感じからしてお母さんらしい
電話を切ってから
「おかあさん?」って聞いてみた
『良くわかるね』と苦笑い
『今どこに居るの?って聞かれたからご飯食べてるよ 電車は25分発だからって言っといた』って笑ってる・・・
いつだったか帰る前に私と時間を作るために お母さんには5時間半くらいかかると話してあると言ってたけど ばれちゃった
お母さんにしてみたら滅多と帰ってこない息子 病気をしてから特に不安なようで 帰ってきて欲しいと言ってるのに 帰ってきても私が占領しちゃってちっとも家にじっとしていない
まさか・・・・ 私のような女と付き合ってるなんて思ってもいないんだろうな
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