『踊る大捜査線 THE MOVIE』をたまたま見た。 あれ、劇場公開の時、二回も観に行ったのよ。 すっごい泣いたなぁー。 ドラマは見てなかったくせにね。
なんかぼーっと見ながら、 お巡りさん方が生命を危険に晒してまで守るほどの価値が、 一体この国にはあるのだろうかと思った。 幾ら職務とは言え、彼らの命だって大事なのに。 それを常に危うい所に置きながら、あたしたちは守られてても良いのかしら。 少年犯罪とか、本当に馬鹿馬鹿しい。 今頃の子供は小さい時からゲームで殺戮に慣れてるから……とか、 お偉い方々が仰ってるのをテレビで見ていても、何も感じない。 ゲームみたいな仮想世界と現実をごちゃ混ぜにする馬鹿が、何処にいるよ? いるんだったら、そんな人間、社会から葬ってしまえ。 それこそ人権侵害だと言われるかもしれないが、あたしは本気でそう思う。 社会に適応出来ない癖に、しようともしない癖に、権利もクソもあるもんか。 子供に常識を教えるのは親の役目だが、そこから大人になるのは自分の仕事だ。 自分からならなきゃ、待ってたって駄目じゃない。何にもならない。 結局、自分だけ子供のまま取り残されて、 それでも一人前に僻みだけは育って、そして変な犯罪を起こして悲しみを振りまく。 誰かを憎いと思うことは、生きていく上できっと多くある。 でもその人に苦しみを与える前に、その人の家族や友人の痛みを考えられないのは、 人間として失格ではないのか。 傷付くのは自分ばかりだと思ってはいけない。 誰だって傷付きやすい。 自分がまず思いやりを持ち始めなければ、誰もあなたに優しくなんかしてくれないのだ。 あたしだってまだまだ生意気言えるような出来た人間では無いけれど、 人の命の大切さに心を留めるくらいは出来ていると思いたい。
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