| 2002年07月03日(水) |
能動的カリフォルニア |
先日、剛さんのドラマが終わったのだが、 あたしは敢えてHP上でその話題に触れていない。 端的に言えば、気に入らなかったということで。 なんか見る度に腹が立つんだが、でも剛さんは見たいし…… っつージレンマを抱えつつ、何とか見るには見た。全13話。(12話だったかも) 新現実逃避型ドラマと申しましょうか、まぁそんな感じだった。 そもそもドラマの問題提起が気に入らなかった。 「この先生きてていい事なんかあるのかな」ですって。 ふざけんな、とまず憤り。 最近の若者はそうなのか、そういう生き方なのか。 受身で生きてたって、いい事も楽しい事もある筈無いでしょうが。 自分の人生を自分で切り開かないで何とする。 ……そう思うあたしには非常に腹に据えかねる登場人物たちだったというべきか。
まー、思うように行かなくて逃げたくなることもありますけどね。 でもあの主人公3人の傷を舐め合う様は、とても痛々しくて苛立たせる。 何だろう、自分の本質的に弱いところを突かれてるから腹が立つのかしら。 クライマックスで『カリフォルニア』とかいう海の家(?)に逃げるのも 「何だかな〜」っつー感じだったし、 そこに出てくる母親も不愉快だった。 戸籍が無いという愚の骨頂を見せてくれた訳ですな。 ドラマの中の話なのに、あんまり腹が立ちすぎて泣いてしまったよ。 腹が立ちすぎて涙が出るなんて久々ですな。 無責任な親というのは、あたしにとって一番許せない存在なんだろう。 あたしの場合は無責任な父親だった訳だが。
本日、HRは性教育でして、立会出産のドキュメンタリーを拝見した。 出産の感動も存分に味わえたが、そこにある『完全な家族の形』は、 完全な家族という存在に関して不具者たるあたしには何とも言えず辛いもので、 なんか別の場面で涙が出ちゃったんだよな〜。 先生、そこんとこも少し考慮して戴けるとありがたかったです。 ……まぁそんな少数派まで考えに入れてたら、日本で教育は出来ないんだけどね。 子供のわがままということで。あしからず。
あーあ、『子供のわがまま』が通用するのも今年までか。 年を取るのって無情かつ悲劇的ね〜(笑)。 しかし肉体的にも精神的にも「若い」と形容出来るのはせいぜい中学までだな。 高校生なんて若そうに見えて実際若くない、と痛感する水泳の授業の後。 筋肉痛が数日後にやってくるのがより一層情けないです……。
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