日記病者

For God so loved the world that He gave His only begotten Son,
that whoever believes in Him should not perish but have everlasting life.
John 3:16




2002年11月12日(火) 久々日記受験生篇

久し振りに日記を書いてみようと思いました。
まさに「してみむとてするなり」(By紀貫之)の心境。
そういえばこの日記の標語は土佐日記より
「男のすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり」
だったのですが、何処かの日記サイト登録に著者名を間違ってしまって
○紀貫之
×鴨長明
とやってしまった気がする……。
でも今更直すのちょっと面倒臭いな。ま、これで訂正に変えさせて戴きます。
そうだよ、鴨長明は大分後の時代の人だよね……鎌倉期か。

最近結構、受験生らしくなってきたんじゃないかと我ながら思ってみる。
全然勉強時間は足りてないんですが、嫌いな科目にきちんと取り組むようになったので。
有機化学頑張ってるよ。無機化学はまだやってないのに。(順序が逆)
勉強は努力が結果に直結してるので、やればその分楽しいんだけど、
なかなか集中力が持たないんだな。うーん。
先日マーク模試があったんだが、数学で取れる筈の20点をまるまる落としてしまった。
あれは家帰って自己採点しててめっちゃ腹立った。
面倒臭がらずに展開してみたら全部解けたのに、式の形にまんまと騙されてやんの。
ほんまにアホだな、おい。
でも夏休みのマーク模試に比べたら点数自体は上がってきた。微々たるものだけど。
なんとかセンタープレまでに間に合わせたいなぁ。
倫理も全部覚えなきゃ。

志望校についての資料提出があったので、それに伴って担任の先生と面接とかもした訳ですが、
もっと厳しいこと言われるのかと思ってたら全然だった。
この調子で行けば大丈夫でしょう、とか多分気休めなんだけど言って戴けたので
単純なあたしは結構やる気アップです。本当に単純〜。へへへへ。
本当に塾も行ってなくて、自宅での勉強時間が平均一時間くらい(バラつきが激しい)で、
こんな受験生が許されていいんでしょうか。自分で言うのも何だけど。
そりゃ理系じゃないという気楽さはあるんだけどね。
数学と化学にしか力入れてないし。(何故って出来ないから)
恐ろしい話ですが、二次試験の勉強は全くしていない……。
だって国公立はセンターでほぼ決まっちゃうし、配点もまぁ微妙な感じだし、
言っちゃあ何ですが、二次試験は英語と国語なので人並みには取れるかな、と。
古文は若干弱い面があるが、得意科目という自負はある。
でも古文は結局語彙力だね。暇があったらのそのそ単語帳見てます。
英語の語彙力も結構マズイんだけど。そこはリーディングの予習で乗り切ろうかと。
……ギリギリで勝負してるね、あたし。

なんとも受験生らしからぬワタクシですが、受験の勘は戻って来たと思うんだけど。
点数に於いて、相対的でなく絶対的なものを自分に求めるようになってるから。
「平均が○○だから、これくらいでいいや〜」
じゃなくって、
「周りがどうだろうが、あたしはこれだけ取れなきゃクソだ」
とか思ってる。言葉使いが下品なのはゴメンナサイ。
相対的な点数に逃げたくないしね。逃げるとキリ無いし。何事でもね。

話が唐突なんだけど、謙虚さが大事だとつくづく思う今日この頃。
人間は傲慢になり易いからなぁ。
努力して何らかの結果を得た人は、その分無意識に傲慢になりがちになってしまう。
「自分が努力して手に入れたんだから、プライド持って何が悪い」
というのは大変よく分かる。実際中学の時のあたしは非常に傲慢だった。
素質あるものに努力をすればどこまでも伸びていけると思っていたけど、
どんなに素質が優れていても、その上に努力を重ねても、
謙虚さを失った人間は成長出来ないんですね。技術も内面も。
そこが結局全国に出てみても6位止まりだった所以だと思う。
上には上がいるという典型ですねぇー。そこで努力と謙虚さを忘れたら伸びないんだな。

そんなことを高校を卒業する頃になって気付いたのは何だか切ない。
切ないっつったって、まだ人生初めてヒヨッコなんだけれども、
まさに中学生だったあの時に、自己を省みて、謙虚さに気付いてみたかった。
そしたらあたしは今頃、まだ朗読とか番組制作とか続けてたんだろうな。
やめた人間が言うのはどうかなと思うが、朗読は実に深いです。
傲慢なコドモには、まだまだ浅い表現しか出来ないものだと思う。
高校で見えなかったものを一気にたくさん見た今のあたしがもう一度志してみたら、
きっと昔よりも数段深い表現が出来るんじゃないかとは思う。
もともと朗読なら環境も整ってたし(この点に於いて非常に母に感謝はしている)、
何だかんだ言いつつ、やれば楽しいには違いない。
でも生憎と、今のあたしにはもう朗読への情熱は昇華しちまったんですな。
だけど中学の時分、まだ浅いと思われるあたしの朗読でも、
人様に感動の涙を流して戴けたというのは、生涯忘れ得ない経験であろう。
ま、あれは作品の良さもあったんですよ。
芥川龍之介の「杜子春」ね。あれは本当に感動する話だよ。

だけどもう一度回顧してみて、
大会の時、ドキドキしながら自分の順番を待って、
いざ衆人環視の前で発表する時のあの開放感。
体中の血液が何処か一箇所に集まってくる感覚。
まさに総毛立つとでも言うべき、興奮。
大会の時だけでなくても、練習している間も、作品を選んでいる間も、
部活の仲間と番組制作でテーマについて話し合ったり、
脚本書いたり、道端に立ってたくさん断られながら取材したり、
地道にナレーション録りしたり、
そういう全ての時間に、実に生き生きしていたことを思い出す。
やってよかったなぁ、と心から言えるようになって、本当によかったと思います。
すっっっっっごい好きだったんだな、朗読も何もかも、部活が。
本当に楽しかったよ。

じゃあ日記も書いたことだし、ちょっと化学やったら風呂入って寝るべー。
またもや風邪引きさんです。ビタミンC飲んで寝ーよっと。


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東風 [MAIL]

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