いつだったか忘れたけど、本屋さんで『週刊わたしのおにいちゃん』とゆー とんでもないようなロリコン雑誌を発見した! と、書いたのだが、今日思いがけずひょんなところから関連リンクを見つけたので 今更ながら引っ張り出してきてみました。 そう、なんでまたそんなどうでもいいネタを引っ張り出してきたかってゆーとな、 件のおまけフィギュアのイメージ画像を見て欲しかったのよう!! どうなの、ね、どうなの。 皆さんのその目でちゃんと見て、どうなの。 あれは立派な趣味の一つなの? いや、何もロリコンだけを批難するものではない。 わたしゃ、ショタコン趣味もよく分からんのだよ。 まぁかくいう私も、ソフトロリコンですよ。 あやや可愛い〜、とか、加護ちゃんムチムチ感がたまらんわ〜、とか。(ちょっと違う?) しかしなぁ、キューッとするような可愛いヒトをただ愛玩するのと、 性的対象にするのとでは話が大分違う。 うーむ、中には同年代の異性に対して恐怖心がある、とかゆー場合もあるかも知らんが、 想像してごらんよ、子供のアソコに大人のナニ入れるなんて、考えただけで痛そうじゃないか。 あああ、なんかそういう痛みとか嫌ですね。理不尽な痛みだしね。 その理不尽というのは、倫理的な意味を含めても含めなくてもですよ。 いいじゃん、どうせ中学生くらいにでもなったら、そこそこ円満に性交渉出来るんだから それまでちょっと我慢して待てばよう。なにも小学生以下に手を出さんでも。 わたしにゃ現代の氾濫する価値観がさーっぱり分からんよ……。
悪趣味というではないが、この話の流れで思い出したことをもう一つ。 先日、映画を見に行きました。 もともと『パッション』見るつもりだったんだけど、携帯で調べたら ちょっと遠くの単館シネマで江戸川乱歩原作の映画を上映する、と知って 思わず自転車を駆って、かなりの炎天下の中、途中交番で道を聞いて訪れたことであった。 石井輝男監督『盲獣VS一寸法師』という映画でした。 なんつーか、……いや、久々にB級映画を見たね。 読後感ならぬ観後感は相当ひどかったが(笑)、不思議なもので時間が経つにつれ 「あれ……なんか面白かったかも……よ?」 と思えてくるのである。少なくとも見て損はしなかったかな、と。 これぞまさにB級映画の醍醐味ですね。 以前、タモリ倶楽部で紹介していた『キラーコンドーム』をビデオで借りたときも すーんごい下らんストーリーで、映像もしょぼーいものであるにもかかわらず 「やばい、なんかオモロイわ……」 と思ってしまったことである。すごいね、B級!<何のフレーズなの?
果たして『盲獣VS一寸法師』も、かなりの勢いでしょぼかった。 まぁ原作も『盲獣』の方は、確かにヤバイ作品だった。 えげつない、って通じるのかしら。 「品がない」ことの最悪な状態を表す言葉なのだが。 まさに『盲獣』は、えげつなかった。 途中まで読んでやめたくらい、えげつなかった。 最後まで読んでみたいとは思うが、最後まで読んだら定めし、もっとえげつなかろう。
再び映画に話は立ち戻るが、『盲獣』と『一寸法師』のコラボ具合も微妙だったしな。 デジタルビデオ(?)撮影とか何とか、ビジュアルも何だか貧相だった。 私の極個人的見解ですが、乱歩作品の映画化は、何より映像美が大切じゃないか、と。 『盲獣VS一寸法師』に明智小五郎役で出てた塚本晋也監督の『双生児』って映画があって モックンが主演で、りょうとか浅野忠信とか出てたんだが、これはカッコヨクて好きだった。 私はそんなにたくさん乱歩の小説を読んだ訳ではないが それでもちょこちょこ読んだ限りでは、乱歩の話はトーン低いものであっても やはり妙ちきりんな雰囲気の物語だし、そういうものを映像化するなら、 とても丁寧に映像を作っていかなければ、至極安っぽくなってしまうのではないかと思う。
ただ、『盲獣VS一寸法師』は、安っぽさがいい感じに作用してた気もする(笑)。 「うおお〜、キッチュだな〜、ぞくぞくするなぁー」ってな感じ。……分からんか。 それに安っぽい画質の割には、とても素敵な色彩が繰り広げられたりもして 石井監督さすがだな、とも思った。 あと、何故だか及川ミッチィー王子が特別出演してたり、 ラストで物々しく丹波哲郎卿がおいでになって、一喝して終わる、 とゆー不思議な展開が私にはツボでした(笑)。丹波さん好きなの。 あ、盲獣役の方とレビューの女王水木蘭子役の方も凄かったよぅ。 役者さんってすごいね〜……ほう。
ネタバレになってしまうかも知れないので、フォントを白にさせて戴く↓。 最後の方で、盲獣が船に乗って何処かへ行く途中、 たまたま船に一緒に乗り合わせた人々にハムを売る、というシーンがあった。 んで、このハム、盲獣が殺した人の人肉なのです。 香港猟奇映画のような展開でゾゾゾッとした。原作にもある場面らしいのだが。 でね、みんな喜んでハムを買って、そのままむしゃぶりつくのだが、 食べてる途中で、ヒトの指とか歯とかが混入してるのに気付き、人肉だと発覚するのです。 その瞬間、さっきまで大喜びで人肉ハムを食べてた船の中の全員が 嘔吐、嘔吐、嘔吐の嵐。 すーーーーーーーんごい、汚かったぜよ。こっちまで吐きそうになっちった。 なので、ちょっと目を伏せました。うげげげ。 まるで噴水みたいにピューッと吐き出す人もあれば、 勢いよくドボドボドボッと吐く人もあり……壮絶でした。 そんなシーンをきっちり撮った監督は、やっぱさすがと言うべきか(笑)。 このシーンさえなければそこそこいい感じの感想をもったかも知れないが、 逆にこれほど印象にも残らなかったであろう。 うーむ……。でも素直には受け入れられないって……。
いやぁ、映画って本当にスゴイもんですね。(パクりはご愛嬌)
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