原案帳#20(since 1973-) by会津里花
★表紙へ戻る★  ★#22★  ★#26★  ★セクマイ★  ≪前   次≫   ▲目次▲

2000年01月15日(土) 芥川賞に藤野千夜さん!


……なんか、ショックを受けている自分がいる。
なんでだろう?

高校の頃、「作家になりたい」と思っていたことがあった。
まあ、「文系」さんなら、一度はそういうことを考えるものなのかもしれないけど……。
私は、どういうわけか中学〜高校の時の「夢」を、一つも手放せないまま、今でも生きていこうとしているようです。

・女の子になりたい(その上で、男として振舞いたい)
・音楽家(or ミュージシャン;あ、いっしょじゃん)になりたい
・作家になりたい

そのうちの、どれ一つとってもまともに実現できませんでした。
いちばん近かったのが、「音楽でお給料をもらう」。
でも、せいぜい一ヶ月に1、2ステージで、1ステージ5000円から、いちばん多くて2万円。
いちおう「お給料をもらった以上はプロ」と言ってくれた人もいるので、そう思っておこう。
自分には才能なんかない、それはもう分かったじゃない。
ううん、たとえ「才能」があっても、その業界で生きていく「処世術」が身につかなければ、やってはいけないよ。
わかってます、わかってるんです。
それでも、残り二つの夢をあきらめられずにいる。
あまつさえ、最初に書いた、いちばん不可能そうな夢を、実現しようとしている……。
仕事もしないで。

きっと、世の中で責任を持ってがんばっている人たちから見たら、「なんという甘えん坊!」と呆れられちゃうでしょうね。

それにしても、私って、実はとんでもない「頑固オヤジ(?)/わからずやオバサン(?)」だなあ。
だって、一見人当たりが良くて、時には優柔不断で自分のことを自分で決められないほどなのに、……
実は自分のやりたいことしかやっていない。

(えっ、「それ、ただのワガママ小僧じゃん」?
もーいーから、それ以上言わないでっ>自分)

この記事のトップへ
ページのトップへ


★表紙へ戻る★  ★#22★  ★#26★  ★セクマイ★  ≪前   次≫   ▲目次▲