- 2000年01月19日(水) 夢
私の前の「日記」にもときどき書いたけれど、私は自分の「夢―眠っている間に見る方―」を記録するのが好きです。
理由は、たぶん、「できればいつまでも夢の世界にいたい」と思っているからでしょう。
今、目がさめてから20分ぐらい経っていますが、夢は目が覚めると急速に消えていきます。
まるで、石鹸の泡が、一瞬「うさぎ」の形になって、かわいくて手にとってみたときのように、すぐにくしゃくしゃっと消えてしまうのです。
そういうわけで、今さっき見た夢の正確な内容は覚えていません。
ただ、これだけは覚えているのです。
夢の中で、私はごくふつうの女性だった。
年相応の、ちょっとおっちょこちょいで騒がしいおばさんだった。
一時期って去年のことだけれど、ちょっと心の調子が崩れてきて、覚えている夢の中で、私は「男だったんだけれど、いつの間にか……」性別のよくわからないものになっているんですよね。
「男」なんだけれど、人が見たら「おまえ、何やってるんだ(-_-;;」と言われるようなこと(現状です……)をしていて、それがなぜかバレそうになるの。
いつか、人がたくさん見ている前で、私はハダカにされちゃうの。
ゼッタイいやだっ、と思う半面、どこかで求めているところもあるような気がするのが自分でもわかり、「ああ、なんて嫌らしいヤツ!」とか、自分で自分を非難したりします。
で、「もうダメッ」とか思っていると、どういうわけか、ちゃんと身体は「正しい形」になっていて、ホッとするのね。
逆もあったなあ。
夢の中で、(なんかこのへん「作家志望」のクセ?)「設定」を確認すするのね。
そうすると、ちゃんと「女」として私は存在していて、「ああ、よかった、これで普通に生きていける」とホッとするの。
ところが、誰か知り合い(主に昔の友達)に会ったりして、話をしているうちに、何かの拍子に私は自分が「男」になっているのに気づくわけ。
ドキッとしてしまいます。
それで、(何せ夢なので突飛なんですけど(^^;)目の前の相手に対して自分の性別を明らかにしなくてはならなくなっちゃうのですね、どういうわけか。
相手には自分のことを「男」だと言って付き合ってきた、けれど実際は「女」だった、なのに今はまた「男」になっている……
いったい、どの「自分」を相手に見せればいいんだろう?
私は戸惑いますが、結局身体を見せてしまいます。
「なんだ、男じゃん」とか言われて、私は死ぬほど恥ずかしくて、悔しくて、……
それで目がさめるのです。