原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2001年11月02日(金) 寅午との戦い(?!)

2001.11.02-1・寅午詳細

10/31深夜、出先から帰る途中で突然思い立って、北ではなく南へと進路を変え、国道1号線に乗る。

沼津の先で、2年前には箱根を越えるのがすごく大変だったのを思い出し、
「御殿場から東名に入ろう」
と決める。
ところが、行けども行けども「東名御殿場」の表示はなく……
気が付けば、箱根超えの霧の中。
(こわかったよぉ)

なんとか小田原に降りる。
この町には仕事で来たことがあったので、ちょっと複雑な感慨に浸る。
でも、さっきの「御殿場」で、けっきょく2年前と変わらず苦労してしまったので、今度こそラクな道を走るぞ!(高速料金ぐらいは持ってるし……前回は所持金3000円しかなかったから、オール「一般道」だった……)
と一大決心をして、とにかく「ライトグリーンのカンバン(=有料道路の標識)」を探しながら走る。

やがて「西湘道路」という緑色の標識を見つける。
「おっ、これは!」
と思ったのに、つい右折の交差点を行き過ぎてしまうが、「しまったー」とか思っているうちにもうひとつ、おんなじような標識が。
「あれ?」

……東海道にありがちな「一般道と有料道路が並走」というパターンか?
と思いながらその標識もやり過ごすと、その次に、なんと
「東名厚木←・→西湘道路」
という、ありがたいような選択を迫るような標識が。
東名なら東京まで行き着くが、「西湘道路」ではどこまで行けるのかわからない。
じゃあ、東名だ!
ということで、左折♪

……大間違い。
厚木はどこ?
行けども行けども「厚木」どころか、だんだん道幅が狭くなっていく……
しかも、「左に2度曲がる」、その後ずうっと直進、……ということは。
いくら方向音痴の私でも、わかるぞーーー!!
「戻ってる」って!!
もう2度左折すれば、元の道じゃ(^^;

というわけで、元の道に。
……で、さっきの標識が見つかったところで、今度は「右折」。
(でも、なぜかそれ以前に見つかっていた残りのふたつの標識は見つからなかった……?? 
どういうことなのか、今でもわからない。
同じ道に戻ったはずなのに……????)

ひゅーー!!
気持ちいいなっ、有料道路は!
もう午前3時近いぞ。
誰もいないぞっ……なんかちょっと、さびしいな。
……いつしか、ラジオのチャンネルも「神奈川モード」に。
NHK「ラジオ深夜便」は、今は聞きたくないな。
だって、……しゅんとしちゃうんだもん。
さっき箱根を越えるときは「放送芸術祭参加作品」とかいうのを聞いて、市原悦子って語りに味わいあるなー、とか思っていたけど。
ここはもー、70年代〜80年代のポップスがばっちり!
青春だあ、いぇ〜〜い!!
……
と思ったら、西湘道路、終了。
ガソリン入れよっと。

ところで、次の有料道路は?
と思いながら走っていると、なぜか
「東名厚木←」……??!!
さっき行き損ねて、違う道をだいぶ走ったはずなのにいい。
……そっか。
西湘道路は、ただただ私に「誰もいない高速をすっ飛ばす」という「快楽」をもたらすためだけにあったのね。
ふええ。
ま、いいや。
ひたすら厚木インターを目指す。

東名に乗ってしまえばもう、こっちのものよ。
あるお友達とケータイメール交換しながら、ひたすら走る。
(*注:決して真似しないでください!!)
……もしかしたら、このとき私は
「死んでもいいや」
と思っていたのかもしれない。
「未必の故意」は故意のうち!
有罪の構成要件成立!!
(*注:これは過度の脚色を伴っているので、事実として道路交通法違反を問うことはできませんので、あしからずm(._.)m)

あ。
「環七」という標識が。
……懐かしい〜〜〜!!(はあと←このフォームでは表示できません(^^;)
ついつい、東名を降りてしまう……って、あれ??
私はいったいどこから降りたの??
このあたり、実は記憶が定かでない。

人気のない環状七号線を走る。
2年前は青梅街道だったけど、なぜか今回は甲州街道へ。
西へ……ああ、さびしい。
前回は田無のあたりまで行ったけど、今回は方南町あたりでリタイア。
……ちょ、ちょっと待て。
「方南町」は甲州街道じゃないぞ?!
(けっきょく迷子。なんだかなあ……)

それでも、どうにかこうにか新宿へたどり着く。
「目をつぶっても」というほどじゃないけど、新宿から西のわずかなあたりは、おかげさまでちょっとだけ「土地勘」がある。
ここでも「前回と同じように」、新宿2丁目あたりに車を停め、どこかお店でちょっと一休みしよっと。
(このあたり、完全に前回をなぞって行動している……)

午前4時という時間を考えると、やってそうなお店は……
(実は「嬢」に電話してみたらもっと早い時間に終わってしまっていたし、「Duo」は1度しか行ってないのでまだちょっと緊張してしまうし、という選択があって)
けっきょく「スワンの夢」へ。

晴美ママともう一人女の子(ごめん名前忘れた!!)がいたけど、さすがに平日のこんな時間はお客は一人もいない。
ちょっとおしゃべりして、5時すぎに、ちょっとそそくさと、おいとました。
(っていうか、実はタバコの煙にまいってしまっていた……
やっぱ私、そういう「お店」は向かないんだ。
つくづくそう思った。
だって、タバコがダメ、お酒もダメ、なんて、そんな女にいちいち「私の目の前でタバコを吸わないで」とか言われて、飲んでられる?
私も辛いし)

これで、私にとっての「イベント」は終了。
なぜか帰り道は「消化試合」みたいな感じで、はっきり言って詳しく書く気にもなれない。
大ざっぱにまとめて言えば、
「だらだらと何度も途中で休んだり車の中で寝たりしながら、
厚木まで一般道 〜 そこから東名 〜 沼津で降りて(沼津〜富士間が工事渋滞) 慣れ親しんだ国1で静岡まで」
というコースで帰ってきました、とさ。
途中、沼津インターを降りたところの通称「グルメ街道」沿いの「ジョナサン」(←場所は違うけどジョナサンというのも「前回と同じ」)でお昼を食べました。とさ。

というわけで、私は
「1999年11月」の「失踪事件」(この結果、私は失職した)の再演をしたのでした。
ほとんど、確信犯。
でも、今回は「無断欠勤」しなかったよ。

……

帰宅してみたら、……
(意外なことが起きたりもしていたけれど、
それはチャンスがあったら、また)

 


2001.11.02-2・寅午の背景……というより「前景」、かな?

『Lady’s Comic YOU』を読んでいたら、星崎真紀「秘密な奥さん」に出てくるエピソードをぜひじっくり読んでほしいと思わずにいられないような事件を耳にした。
「事件」といってもプライベートなことだし、私の知人の名誉とかプライヴァシーにも関わると思うので、ここには書かないけど……
お客様は「育てる」ものよ。せめて、それだけは。

昨夜の「失踪」というか「ひとり逃避行」(←なんか演歌みたい(^^;)というか、とにかく疲れきって夕方には寝てしまい、朝、すっきり目がさめた。
目覚めはやっぱりバロックがいいなあ。
それも、こてこての「グレゴリオ聖歌」かなんか。

……いつしか、私は夢うつつのまま、自分の体をもてあそんでいた。(……なんか恥ずかしいな、やっぱり……こういうこと書くの……)

私の胸は、とても敏感だ。
自分でいとおしくなってしまうほど、素直に反応する。
胸から始まって、たぶん、私は全身がとても敏感なのだろう。

……なのに、なんだか、涙が。

私はこんなに敏感なのよ。
なのに、いちばん愛するあなたは、私の体を愛してくれたことなんか、一度だってなかったのよ。
あなたはただ、待っていただけ。私のほうから尽くすのを。

こんな年齢になって初めて、こんなに自分の体の感覚がわかるなんて……
悔しいとも、悲しいともつかない、よくわからない感情に打たれて、私は泣いていた。
グレゴリオ聖歌は、いつしかクラシックギターの音に切り替わっていた。
その心地よい音の中、私はひとり、胸をもてあそびながら、泣いていた。

弟は、昨日と今日、出張でいない。

……

なんか、やーーね。中年の主婦の「こっそり打ち明けます・私の秘密手記」みたいで。
「女性セブン」とか「週刊女性」とか。
ま、しょうがないか。
立場も年齢も、似たようなもんだし。
人はね、自分で思っている以上に立場や環境に振り回されて自分の思考とか考えとかが決められてしまうものなのよ。

と、さらにひとりごちてしまうのでした。

弟いなくてさびしいやらほっとするやら。
なんで「ほっとする」のかしらね。
ま、離れて暮らした期間が長かったし、それ以前も通った学校とかぜんぜん違うし。
生活の仕方がとてもかけ離れていて、お互いにすごく気を使ってるのよね、ふだん。
っていうか、これ、けっこう大きな問題なのかも。
いつのまにか、ほとんど「民族が違う」のでは?! と言いたくなるほど違っちゃってるじゃん(-_-;
ううーーん……

(なんだかよくわからなくなりつつ、さらに思考は続く……)


そうそう、追記……:
もしかしたら未だにわかってない人もいるかもしれないので、念のため;
「寅午」=「トラウマ」です。
ここに書いていることの大半が、私の「トラウマ」に関わることだし、
そのトラウマから脱却できたり、
『残神』のジェルミみたいにトラウマと緩やかにお付き合いすることができるようになれば、
私はこうやっていつまでもぐだぐだと愚にもつかないことを書き散らす必要もなくなるかもしれないのです。

ただ、惜しむらくは、じょうずに扱えばお金になるのに、もったいないことしてるなあ、という気もします。

「人の不幸は蜜の味」っていうでしょ?
私の「不幸」を、たんと召し上がれ。うふふ……
(壊れた)


 


2001.11.02-3・Christianity

ブッシュがキリスト教徒なら、私は洗礼を捨てる。
殺すことをも赦すのがキリスト教か。
だったら、キリスト教なんて、いらない。
イスラム教と同じ穴の狢ではないか。
もしも一億人のアメリカ人に、この言葉を正しく訳して伝えたら、8800万人が
「それは違う。報復は正しい」
と答えるのか。
とてもそうは思えない。
「仕方がない」
と、大半の人が答えるのでは。

私に対して
「Transsexual is sin.」
と断言したアメリカ人は、
「Revenge war is sin too?」
と尋ねたら、なんて答えるだろう。
それは正義だから赦される、とでも?
正義のために人の命まで奪うことは、それこそ神にしか許されない行為なのではないのか。

今、おそらく多くのアメリカ人が、合衆国政府の起こしている「報復戦争」を「正しい行為」として認識しているであろうことを、私は強い恐怖とともに、危惧する。


こんなことを言う私が、けっきょくは「目糞、鼻糞を哄う」ということでしかない、というのも、いちおう踏まえている。
だから、私はこういうことを書いて自分を貶めてしまうのが、
たまらなく、恥ずかしい。
それでも書いて、できることなら私の目から見ると多くの人が錯覚に陥っているように思えて仕方がない、ということを伝えようとするのも、
実は「報復戦争」とそれほど違うとは思わない。
でも、だからといって、戦争を許す気には、とうていなれない。
戦争だけは。

だってさー、性転換で人命は奪われないじゃーーーーん。
人が生きていくチャンスを奪ったり、しないもーーーん。
戦争は、人を殺すっていうことは、殺した相手の人格の全てを、その後の人生のチャンスを、
有無を言わさず奪ってしまうことなのだ。
神さまから見れば「どう違うんだ」と言われそうだけど、卑小な人間の目で言わせてもらうわよ。

戦争よりも、性転換のほうが1億倍くらい、まし

それだけは、確かなこと。

 


2001.11.02-4・戦闘開始?!

こわい。
けれど、はじめなければ。

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明日(2001年11月02日 Friday)のあなた(1961年03月18日生まれ女性)の運勢は

●総合運 72点
心に潜む悪習慣や悪癖は思いきってやめてしまいましょう。そうすること
により、あなたの今後の生活にプラスアルファがでてくることになるでし
ょう。大きなアクションが近いうちにやってくる可能性があります。そう
した中で、今しかできないものが多くあるようです。あなたが自分のため
にやらなければいけないことをいまのうちにやってしまうように努めまし
ょう。きっとこの1日をつくったことによって、広がるなにかが出てきま
す。

●恋愛運 93点
あなたのチャンスは守護星の力によって運気が上昇してゆきます。思いが
けない出会いが巡ってきたり、楽しい1日を過ごすことができるでしょう
。また、周囲の人に驚かれるようなあなたの長所を見いだすことができる
でしょう。

●仕事運 85点
周囲のひとたちが、なにかあるときっと助けてくれるはずです。常日頃か
ら人間関係が円満であることは、あなたにとって有意義なことです。周囲
の人たちを喜ばせる何かを求めてみましょう。

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