---□□草原で独り言□□---

2002年06月08日(土) 語らい+なんとありがたい

ピアノの先生に食事をおごっていただき、
部活顧問の先生にアイスをおごっていただき、
お昼には友達と語らった。



十時半からの部活へ行く前に、
ピアノのレッスンへ。
電車に乗ってから気づく。
「お弁当と飲み物忘れた・・・」
今日の部活は4時までだから、弁当と飲み物は必須。
慌てて財布をチェック。
「うそーん」
所持金 100円と1円玉4枚=104円
あああ、あと、あと一円あればローソンで
100円紙パックの500mlジュースが買えるのに・・・!
そしてらお昼ご飯抜きでも、自力で4時まで500mlで生き延びれるのに・・・!
「ショック・・・・」

ピアノ教室へつき
45分後。レッスン終了。
レッスンが終るといつも飴をもらうのですが、今日はたまたま無いという。
そこで私は、恥ずかしい気持ちを押し込め、意を決して言ってみた。
「先生〜、じゃぁ飴のかわりに一円玉一枚ください〜」
「えぇ?一円?」
「あははは・・・、あと一円あれば、100円の飲み物が買えるんですよ。
あと消費税、一円玉、4円はあるんですけど、あと1枚がぁ・・・・」
といったら、先生
「それじゃ一つしか買えないじゃない!!一日ももたないわよ!
だめよ!夏場はもっと飲まなきゃ!体壊してしまうでしょう!」
といって、320円もくださいました。
で、それを受け取り
「はわ〜!あ、ありがとうございますー!!これでお昼ご飯も買える〜(感涙」
と、感激の私の言葉に先生がピクリと反応。
「何!?お昼ご飯もってないの!?」
「そうなんですよ〜、もうジュース500mlで一日過ごそうと思ってたんですよ〜(笑」
「ええ!?だめよ!ちゃんと食べなきゃ!ほら、これでしっかり食べて!」
といって机の上に、お財布からお札を2枚・・・って、
お札ーーーーーー!!!????
「えええ!!?・・・に、にに、2000円も!!!!???
ほ、ホントにいいんですかっっ!!!!???」
「そうよ、もう先生のおごりよっ、しっかり食べなきゃダメよ!!」
せ、先生〜〜〜〜〜(T▽T)ありがたいです〜〜〜〜
でも、2千円も・・・・っ!?
来週、畑から野菜とってお礼にもっていこう。

ローソンでありがといことに食料を買い、
そして部活へ。
午前中の練習が終って、さぁ、昼休み。
K先生(音楽の先生で部活顧問。専門は声楽)の音楽研究室をぶんどり、
友達(Yちゃん)とともにお昼。
そんな時、話の成り行きから、Yちゃんが昨日親とケンカしたという話になって、

私:「あはは、何ケンカしたの〜」
Y:「あはは、歌だよ〜、《習わせてください》っていってるんだけどね〜」
私:「そっか、音大行くにはそろそろ・・・な時期だもんね」

という感じで、そんな話になり、

「私はCちゃん(私の本名イニシャル)がうらやましいよ。
ピアノ上手くて、歌も歌えてさ。私は本当Cちゃんになりたいよ」
とYちゃんは言いました。
「ええ!?私はよっぽどYちゃんがうらやましいよ!私が変わりたいくらいだよ!
小さい頃から環境めぐまれていてさ。私なんてなんも出来ないよ」
すかさずYちゃん
「何言っているのさ〜!何も出来ないなんていわないでよ。私はなんなのさ。
Cちゃんなら音楽の才能あるもん、習わなくたって十分だよ」
反論、私。
「そっちこそ何を言っているんだよ〜!Yちゃんは聴音もできて、
しかもYちゃんのほうが絶対ピアノも歌も上手いくせに」

別に私達はお互い謙遜しあっても、お互い誉めあっていたわけでもない。
ただ本当に、お互いがお互いをうらやましいと思っている。

変なの。
私は本当にYちゃんがうらやましいのに。
絶対ピアノなんて私なんかより上手くて、
歌だって音も正確で、聴き取りもできて、絶対才能があると思うから。
しかも、お母さんも音大を出て、音楽の先生。
習おうと思えば、その知り合いの歌の先生もいる。
本当に、本当にうらやましい。
私が諦めた夢を、Yちゃんは追ってゆけるから。
でも、私がこんなにYちゃんをうらやましく思ってるといるというのに、
反面、Yちゃんは私をうらやましく思ってる。

心底、私は私の無力さが嫌だ。
そして、Yちゃんのようだったらなぁと思う。
信じられない、そのYちゃんが私をうらやましいだなんて。
Yちゃんは私をかいかぶりすぎだ・・・。
・・・で、Yちゃんはきっと、「Cちゃんは私をかいかぶりすぎだ・・・・。」
と思ってるんでしょうね。
−−−ホントに変な感じ(笑

そして、お互い愚痴にする言葉は一緒。
「お金が欲しいなぁ」
夢を追うのに、多かれ少なかれお金はかかる。
音楽の道を歩むのには、そのお金は尋常じゃあない。


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S.Soraka [MAIL]