---□□草原で独り言□□---

2002年07月15日(月) コンクール

コンクール。
今年も9月1日に合唱コンクールがある。

今、それについての出場で、問題が浮上してしまった。
「混声合唱」で登録するか、「女声合唱」で登録するか。
我が部には男子部員が1人。
彼を切って「女声合唱」でコンクールに出場するか否かを話し合っている。
私達は「混声合唱」をやるには男声が足りない。
そして「女声合唱」のほうがあきらかに上手く歌える。
・・・でも、それには彼は出場できない。

正直言ってもいいですか?
「混声」か「女声」か・・・なんて、
こんなこと考えるのは「甘い」んじゃないかと思う。
より上手く歌えるという方を選ぶべきなのではないか?
そんなことを問題として提起する先輩に
・・・冷たいかもしれませんが「それはおかしなことだ」と思った。
コンクールは演奏会じゃない、フェスティバルでもない。
合唱の上手い、ヘタをダイレクトに審議される場だ。
「参加することに意義があるのではなくて、よりよい賞をとることに意味がある」
のだから。
それが現実であり、当たり前であり、ルールだ。
「混声合唱」と「女声合唱」、
選ぶなら当然、より上手く歌えるほうででるべきだ。
しかも、コンクールに出れるだけのレベルにして。

<<なにで私達は悩んでいる?
それは「人情をとるか、賞をとるか」ということについてだ。
普通は人情をとるのがよく見えるのでしょうが、
今は場合が違う。これは「コンクール」だ。
皆で楽しく歌おうとか、そういう場じゃない。
楽しく歌うことは確かに大事。
でも第一に、よりハーモニーの美しい合唱をつくれるかどうかなんだ。
もし、「混声合唱」で出場したとする。
そしてその場で、楽しく歌えたとする。
でも、それにもらった賞が「銅」ならば、コンクールとしての意味はない。
これは学校でやるような、演奏会とは違うのだ。
それならば、頑張っている姿や、意気込みを評価してくれるだろう。
だが、コンクールは違う。
「ヘタなものはヘタ」で済まされる世界だ。
「銅賞」をもらうくらいなら、私はコンクールなんかでたくない。
来年へのイメージダウンにもつながる。
そして何より、「あいつらは何故コンクールにでたのか」と思われる
虚しさが私は嫌だ。恥ずかしい。




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S.Soraka [MAIL]