---□□草原で独り言□□---

2002年11月02日(土) 死ぬかもしれない



とある学祭にいってきた。
そこにはもちろんあの方がいて、
私はもうそれだけで幸せだった。

だけど気付いた、
あの方はぞくに言う「人気者」だと。
別になにをしているわけでもないと思う。
メールを自分から打つわけでも、
電話を自分からかけたりするわけでもない、
特別かっこいいわけでもなくて、
でも誰からも慕われている人だと思った。
たとえると、飲みに行くとき、
馬鹿騒ぎしてまわりを盛り上げるわけではないけれど、
必ず片隅にいてほしい・・・というような。

一緒に学校内を案内してもらいながら歩いているときも、
常に誰かがあの人に話し掛けてきた。
そのうちの1人である後輩の方は、
なんと、ずっとあの人についてきた。

私はそんな大きな人を好きになってもよいのだろうか。
私にはそんな資格があるのだろうか。
自分の身のほど知らずを痛感した。

だけど、コートをかしてくれたり、
手袋をかしてくれたり、
その行動一つ一つが私にとっては重大なことで、
そのたびに私はもう死にそうだった。
そのたびに「私は本当に好きなんだ」と改めて思った。
身の程知らずなのは承知、けれど諦めたくない

一緒に話せて嬉しかった。
一緒に食事できて嬉しかった。
肩を並べて歩けたのが幸せだった。

ドキドキしたとかなんてもう通り過ぎて、
「死ぬかもしれない」と思った。
あほらしいけれど、本当にそう思った。


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S.Soraka [MAIL]