「好きな人ができたから」ってふられて以来、やっぱり元気はでなかった。 自分でも、精一杯生きるとか言ってるくせに、 本当に情けないし、弱いと思いながらも、 やっぱり、切なくてどうしようもなくて、 部活の信頼できる人達のまえでは本当に甘えさせてもらいました。 ゆーちゃんとあともう一人の子がいて、 3人で話したときなんてもう泣きまくってた。 ごめん、泣かれたって困るよね。 でも二人とも、絶対になんて声をかけたものかって困ってたはずなのに、 なんも言わずに一緒にいて、 私に我慢無くしゃべらせてくれた。 きっと、二人がいなかったら、 私、精一杯頑張ろうという気持ちにすらなれなかった。 学校に来るのも、ご飯食べるのも面倒くさかったけれど、 でも今ちゃんと、学校も行ってるし、部活も出てる。 二人のおかげだと心からそう思う。 失恋なんてみんな経験していくことなのに、 私はこんなにダメな人間で情けない。 一昨日から日記に書いているけれど、私は本当に情けないと思う。 あと、心底キザに書いてるように見えるけど、 私はもうなんだか、 正直に書こうと思えば書くほど、そんな文になるらしい。 なんか、もっと強いことが書けたらいいのにと思う。 きっと、そうなるには、強い人間になるしかないんだ。
部活の信頼できる人だけには話しましたが、 クラスの子では一人しか知る人はいませんでした。 別に、信頼できる人が一人しかいなかったでわけではなく。 現に、去年理系の講座で一年間ずっと一緒にいた子が今では 三年になって講座が別れても、本当の友達として仲良くしています。 その子は本当に私を気に入ってくれていて、 一緒にJR東日本の列車で東京やら長野やら旅したり、 お祭り誘ってもらったり、コンサートとかご飯行こう〜っという そんな仲間です。 本当にありがたいことです。 でも、その子には恋愛の話はしませんでした。 なんとなく、クラスじゃそういうキャラじゃないんです。
別れた次の日からちょうどテストでした。 クラスで私は元気にしてたつもりでした。 だって、部活のその仲間の前では結構甘えさせてもらったけど、 クラスでいきなり私元気なくなってても、意味不明なだけでしょう。
「おはよ〜」 ってクラスに入っていて、 そして席について、 二教科受けて、 みんなとしゃべりながらお昼食べて、 もう一教科受けて。 「やった〜、おわったぁ〜」 って、テストが終って、 休み時間に、一人言いって机の側に立ってたら、 肩をぽんっとたたかれました。
「おう?」
と後ろを振り返ったら、去年から仲良くなった、その友達が立っていた。 そして突然
「ねぇ、だいじょーぶ?」
と言われた。
「え?何が?テスト?」
「ううん。だいじょーぶ?」
元気にしていたつもりだったんですけれど、 その子だけは、どうやら何か変だと思ったらしくて、 一言「だいじょーぶ?」とだけ、心配の言葉をかけてくれたんですよ。 私はこのとき、本当の友達ってなんて不思議なんだろうって思った。 同時に、心の底から「なんてありがたいことなんだろう」と 一気に心がホカホカあたたかくなったような気すらした。 「ありがとう〜、まぁいろいろあってねぇ・・・。また話すよ〜」 結局、本当の事情はいわなかったけど、 でも、「志望大学のカリキュラム変更で、試験科目増えそうなんだよー・・・」 っていう、もう一つある悩みの種の方で答えた。
本当の友達って、やっぱり友達の異変に気がつくものなのかもしれない。 私も、ゆーちゃんが元気に振舞ってるときでも、 やっぱり元気が無いときは何となく「変だ」っていう風にわかった。
なんだか、友達って、本当にありがたいものだと思う。
今日、実は友達に嘘をついてしまいました。 しかも自分のための嘘でした。 明日、訂正しよう。 話さないことはあっていいのかもしれないけれど、嘘はつかないようにしよう。
誠意を示してくれる友達に、裏切るようなことだけは絶対にしたくない。 ちゃんと、これを心にとめておこう。
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