---□□草原で独り言□□---

2003年09月15日(月) 愛だよ、愛。

今日は敬老の日でしたね。

実は最近ちょっと体調悪くして、
鬱気味に落ちこんでいたりとかしてました。
胃が重くて、ご飯が食べれなかったときもあったんですが、
そんなとき、携帯に着信が入ってました。

「・・・?珍しいなぁ、じじばばだ」
着信履歴には、「じじばば」の文字が。
用があるときはいつも家にかけてくるので、
何の用事だろうと不思議に思ってすぐに電話しました。

プルルルル・・・プルルルル・・・プルルルル・・・

なかなか出ませんでした。
おじいちゃんも、おばあちゃんもまだまだ携帯を使い慣れてないので。
10数秒後
「はい、もしもし」
じいちゃんがやっと電話にでる。

「もしもし?電話した?なに?」
「あ、いや・・・その、なぁ」
「へ、なに?」
「いや、おまえ大丈夫か?」
「へ?体調のこと?うん、夏バテだったけど、
いくらか食べれるようになってきたから大丈夫だよ?」
「や、そんならいいけどなぁ、食うもんはしっかり食えよ。
金がもってぇねぇからって昼飯代けちって体調悪くなるなんていけねぇぞ。」
「あはは、ごめんごめん」
「金なんかくれるで、飯はしっかり食え」
「ごめんごめん、これからは気ぃつける」
「ならいいけどよ」
「はいはい、ありがとね〜、おやすみ〜」

電話をきって。
ちょっと涙がにじんできた。
じいちゃんがっ、あの照れ屋のじいちゃんが心配してわざわざ電話してきたよ!
何だか電話のむこうで少しモジモジとしゃべってる様子で、
照れながらも、本当に私を心配して電話せずにはいられなかったんだろうなぁと
すぐにわかった。
私も照れ屋だからさ。じいちゃんの孫だからね。
陽気に返事返してたけど、あの電話、本当に心に染みたよ。

私ってワガママで馬鹿で・・・
今までどれだけ自分が愛されてるか知らずにいて。
でも、私はどれだけ愛されて幸せに生きているか、もうよくわかってるよ。

照れ屋どうしだけどさ。
まぁ、お互い様だよね。


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S.Soraka [MAIL]