いつも憎んでいた。人も自分も社会も大嫌いでしかたなかった。自分の聖域を汚すものは許せなくて、しかし自分で自分の聖域を汚している気がして自分も憎んで、目に飛び込んでくる全てのものがただの物体に見えた。そして周りから見える私も同様にただの物体だということに醜さを感じた。いいかげんにしてくれ、いいかげんにしてくれ、私は叫んでいたいだけだ、ずっと叫んでいたいんだ。さわったものも関係ない、そこに私はつながっていない、地に足がついていなくてイライラするんだ、ギャアとわめくよう歌をうたっていたいんだ。ほっといてくれ、ほっといてくれ、しかし誰か一人愛してくれ。それだけだ一人だけ私を大切にしてくれ、そうして私はまたギャアギャアわめくんだ、もしくは黙って眠るように静けさを歌ってみたいんだ。
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