全然はなし通じなさそうな人っているじゃないですか。電車でためらうこともなく座席に横になってる変なメイクの子とか、テレビに移ってるなんだかヤケにハイテンションな子とか。 あの類の人をみると何とも言えない嫌悪感を覚えるのですが。 だけど腹黒いんだろうとは思わない。普通の人は腹黒い可能性の方が高いと思うのですけど。悪く言えばただの馬鹿だし、良く言えば嘘をつけない人間。未来のことを計算できない、思い描けない、そんな感じなのかなと思う。計算とか思惑とかできなきゃいけないのに、腹黒になんかなれるわけない。 そして悩みをおとなしく考えていられない。その人たちが抱えてる悩みの大きさがすごく重いのかもしれない。 小さい子みたいだなぁと思う。何か欲しい、何か苦しい、何か嫌だ、でもその何かがわからない。お菓子を食べたら忘れる、おもちゃがあったら忘れる、遊んでれば忘れる。 心理学では、人格の形成には各年齢のあいだに会得しなきゃいけない課題があるのだそうです。それは親からの愛だったり、信頼だったり。 やっぱり大人に問題があるんでしょうか。離婚とか、子供が寂しい思いをするとか、そういうのがよくないのでしょうか。私の中学時代の友達の家庭で、両親が離婚した家を2件ありました。一方の家庭はとても立派な娘がそだちました、一方の家庭では少女が万引きをしました。 私は「□□ちゃん、親の離婚がすごくショックだったんだろうね、やっぱり離婚は子供によくないんだ」って思いました。 でも大人は「だけどあそこの○○ちゃんはあんなに立派に育っている。□□ちゃんはショックに耐えきれない弱い精神だったんだ。」 まるで悪いのは全て万引きをした少女ですか。弱い精神の子供が、甘えるのは親で、頼るのも親なのに。そんな時、両親が「もう二人でいられない」って自分たちの気持ちを押し通すことを第一にしているさなかに、子供は頼れるのでしょうか。子供が悩んでいるときに力になれない親が悪くなくて、親が大変な時に子供が我慢することを悪いというのでしょうか。
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